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自国民に制裁を科す前に、英国には問われるべき戦争責任がある

<記事原文 寺島先生推薦>

Brits Sanction Brit
(英国が英国民に制裁措置を課す。)

筆者:デクラン・ヘイズ(Declan Hayes)

出典:Strategic Culture

2022年7月27日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年8月20日

 MI5が行ったのは、フィリップを利用した裏口を作ることで、アスリンや彼の仲間である殺し屋たちの命を救う方法を模索することではなく、フィリップを生け贄に差し出すことだった。

 英国政府が発した最新の制裁措置の中には、グラハム・フィリップ(Graham Philllips)という英国民が、多くのシリア国民とともに含まれていた。 これらのシリア国民は、(ロシアの支援のため)ウクライナに入国していた戦士たちである。シリア国民が戦闘地域に行かなければならなくなった主な理由は、英国がムスリム同胞団という代理人の活動のせいで、シリア国土が破壊されたことだ。このことについては、法廷において法の裁きを受ける責任を負うべき問題だ。欧州諸国の人々が食糧不足に陥り、冬季に燃料不足になったとしても、覚えておくべきことは、これは自分たちの政府がシリア国民たちにこの10年間してきたことと同じだという事実だ。 だから英国政権が、ウクライナのファシストたちと干戈(かんか)を交えたことを理由にさらにシリア国民たちに罰を加えたとしても、誰も驚かされはしないだろう。

 さらにグラハム・フィリップが、悪者リストに入れられたとしても何の驚きもない。我々は以前フィリップと面会している。それはドイツがアリーナ・リップ(Alina Lipp:ドイツの記者)を起訴しようとしていた件について取材した時のことだ。そのフィリップのユーチューブチャンネルには現在約25万人が登録しているという事実を考慮に入れたとしても、BBCなどMI5の手中にあるメディアが持つ影響力と比べたら、なんともない。

 ただしMI5がこの件を大したことではないと捉えているにせよ、ゼレンスキーを煽っている連中の多くにとってはこのことは明らかにいらつかせることなのだ。連中は互いに煽りあってずっとフィリップのことを報じ続け、フィリップのパトレオン(動画製作者を支援するプラットフォーム)などのアカウントを封鎖した。フィリップの活動を冷静に判断するのではなく、Twitter社が網を張って素早く対応したことからも、連中の意図は明らかだ。

 フィリップが色々なプラットフォームで上げている投稿については、フィリップの記事を最後に書いて以来、私は追っていなかった。 その理由は単純なもので、私にとってはほとんど得られる情報がなく、あったとしてもリップやその他の記者たちがあげた動画しかないからだ。しかしフィリップが作った以下の動画の4分30秒のところの、彼が地獄と向き合おうとしている少女と彼女の飼い犬に面会する場面は「いい」。その場面の前後の老女たちと話している場面も同じだ。 さらにエイデン・アスリン(Aiden Aslin)がジョン・マーク・ドゥーガン(John Mark Dougan)に向けてロシア国歌を歌っている場面も「いい」。ただしアスリンが心配しなければならないことは、アスリン以前の英国出身傭兵たちと同様に、射撃を浴び刑場の露と消える運命にあることだ。

 これらの動画や記事はすべて醜い側面があり、フィリップの投稿に対するSNS上のコメントも同じように醜いものだという事実はあるが、だからといって英国政府は、少なくとも理論上は、今回見せたような意地悪な対応を取るべきではない。ただしそういう取り方をしてしまえば、英国政府とその代弁メデイアの悪性を軽く見てしまうことになるだろう。フィリップが財産や銀行口座を押収されるほどの悪事を働いたというのであれば、リズ・トラス(Liz Truss)やボリス・ジョンソンやアンドルー王子が犯した罪にはどのような処罰が適切なのかと考えてしまう。

 フィリップに対する起訴の主な罪状は、拘留中であったアスリンにインタビューし、ブチャでの虐殺についてゼレンスキーやボジョ(ボリスジョンソンのこと)が主張していることに同意せず、ボジョが議員権限を使ってフィリップの汚名を着せようとしたことだ。以前に報じたとおり、アスリンを取り上げた動画だけではなくフィリップが製作した動画のいくつかは悪趣味なものであることが明白であるとはいえ、ブチャの件に関しては問わざるを得ない重要な疑問が存在する。その疑問は英国の特殊空挺部隊(SAS)やSASを支配している政界の大物たちが、今まで世界各地で起こしてきたいくつもの戦争での戦争責任に関して答えないといけない疑問と同じだ。具体的には、シリア、イラク、アイルランド、ケニヤ、オマーン、キプロスでの戦争だ。これらの地で、SASやその支配者たちは囚人の姿を映像に収めただけではなく、囚人に対して去勢措置を加え、(正当な手続きを経ずに)処刑を行っていたのだ。

 MI5が行ったのは、フィリップを利用した裏口を作ることで、アスリンや彼の仲間である殺し屋たちの命を救う方法を模索することではなく、フィリップを生け贄に差し出すことだった。アスリンの家族や友人たちが捕らわれたフィリップを籠から出す助けとなる術を模索しているのだとしたら、最善策はMI5に頼ることであろうに、今回フィリップに取った態度から考えれば、MI5 はアスリンに死んでもらう方がよいと考えているようだ。

 そしておそらくフィリップについても同じことだろう。賢く、誠実なやり方を選ぶとすれば、ガーディアン紙やBBC内にいるMI5の手の記者たちを派遣して、フィリップや先述の少女にインタビューするいう方法を取るべきだ。さらには映像に登場したロシア語を話していたおばあちゃんたちにインタビューし、彼女らの言い分や、彼女らがヒトラーと戦って戦死した人々を褒め称えるよう洗脳された他のおばあちゃんたちのことをどう思っているかについて耳を傾けるべきだ。そうすることが良心的なやり方なのだろうが、これはMI5や操り人形のゼレンスキーのやり方ではない。連中はジョン・ミアシャイマー(John Mearsheimer)や、トゥルシ・ギャバード(Tulsi Gabbard)や、ジェフリー・サックス(Jeffrey Sachs)や、レイ・マクガヴァン(Ray McGovern)やスコット・リッター(Scott Ritter)を抹殺した。英国政府は、腐敗した犯罪者であるゼレンスキーの真似をしたり、アリーナ・リップやグラハム・フィリップスを罰したりすることで、自分たちの信念は高い道徳心に基づくものであるというふりをしようとしている。しかし、英国政府がシリアやイラク、アイルランド、ケニヤ、オマーン、キプロスで犯してきた自身の戦争犯罪を明らかにしない限り、そんな道徳心を示すことはできない。
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