ウクライナ支援として西側から送り込まれた武器が、闇市場で売買されている
<記事原文 寺島先生推薦>
Western arms supplied to Ukraine offered on darknet – RT investigation
RT’s journalists were able to swiftly agree the purchase of a US-made Phoenix Ghost kamikaze drone
(ウクライナに供給された西側からの武器が闇ネット市場で提供されている
RTの記者たちは、米国製フェニックス・ゴースト・カミカゼ・ドローン機の購入契約を即座に成立させることができた)
出典:RT
2022年7月2日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年7月25日

西側の新型兵器を試すウクライナ領土防衛隊隊員たち。NLAW携行式対戦車ミサイルもある© AFP / Genya Savilov
ロシアとの戦争が続く中、米・英などのNATO諸国からウクライナに大量に送られている「軍事的支援物資」が闇市場に提供され、ネット上の闇サイトにアップされ、これらの兵器を購入することも可能になっていることをRTロシアはつかんだ。
その市場に関わっているウクライナの業者によると、小さな武器や鎧だけではなく、洗練された装置も提供可能だという。例えばジャベリン対戦車ミサイルや、NLAW対戦車ミサイルや、フェニックス・ゴースト爆撃用ドローンや、スィッチブレード爆撃用ドローンなどだ。
とはいえ、これらの武器を諸販売業者が完全にすべて所持しているというわけでもないようで、RTの調査員たちもすべての兵器を購入することはできなかった。闇市場においては、このような詐欺まがいの手口はよくあることだ。
RTは、闇サイト上の市場を通じて、このような販売業者の一社と連絡を取り、購入の同意を取り付けることに成功した。その武器はフェニックス・ゴースト社のドローン戦闘機で価格は4000ドルだった。このドローン戦闘機は、ウクライナ軍からの要請に応じて米国が特別に開発したものだ。
RTの記者たちは、購入の意思があるよう装い、米国製M18A1クレイモア地雷一式も購入したい旨を伝えたが、この地雷については在庫切れという話だった。

© RT
いっぽうドローンについては、この業者は、闇市場経由の支払いが済み次第、取引が成立するとして、「ドローンを所定の場所に隠した上で、隠し場所の位置情報と写真を連絡する」と確約した。「荷物は森の中の地面に埋めておく」とその販売員は語っていた。
「フェニックス・ゴースト機はウクライナ国外、具体的にはポーランド国境近くのプシェミスル町に配達可能か?」と尋ねたところ、この業者は「問題はないが、追加料金として1000ドルかかる」と答えていた。
このことが示唆しているのは、ウクライナ軍内の密輸組織は、すでに国境警備隊とも連携がとれていて、ポーランドとの行き来が苦もなくできているという事実だ。
さらにRTは呼び名が「ウクライナの武器」という別の業者にもメールを送ったが、その業者は、数組の米国製の鎧を売りたがっていた。その鎧の価格は5組1500ドルで、減音機1台と100発の銃弾つきのM4カービン銃が1組2400ドルだとのことだった。

© RT
さらにその業者はロシアやソ連製の古い武器の購入についても幅広く申し出ていた。具体的には、AK-47自動小銃や、拳銃や、手榴弾や、狙撃銃などだった。
この闇市場で出回っている兵器の価格は驚くほど安いことがわかった。例えば英国製NLAW対戦車ミサイルはたったの1万5千ドルで売られていた。報道によると、この対戦車兵器を正式に購入するには、3万~4万ドルかかるとのことだ。
先月(2022年6月)、国際刑事警察機構のユルゲン・ストック(Jürgen Stock:独)事務総長は、ウクライナでの紛争の結果、無数の兵器が闇市場に出回ることを警告していた。
READ MORE:

UK cautioned about military aid to Ukraine
「犯罪組織はウクライナの混乱状況と、簡単に武器が手に入る状況を利用しようとしており、軍が使用する武器や重戦機にまで手を出しています。これらの武器は犯罪者たちが利用する市場において入手可能で、新たな問題を生む温床になっています」とストック氏は認め、さらに付け加えて、これらの武器が「近隣諸国だけではなく、他の大陸の国々まで輸送される」可能性についても触れた。
米国のロイド・オースティン国防長官が5月に語ったところによると、同長官は米国が供給した武器の追跡調査と保管の重要性について、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領及びオレクシー・レズニコフ(Aleksey Reznikov)国防大臣と話し合い、両氏はその件に関しては確実に責任を果たすと、オースティン国防長官に語ったとのことだ。
ロシア政府は西側がウクライナに武器を供給していることに対して警告を発しており、そのような行為は戦闘を長引かせ、ロシアとNATOが直接軍事紛争を起こす危険性を高めることにしかならないと主張している。
Western arms supplied to Ukraine offered on darknet – RT investigation
RT’s journalists were able to swiftly agree the purchase of a US-made Phoenix Ghost kamikaze drone
(ウクライナに供給された西側からの武器が闇ネット市場で提供されている
RTの記者たちは、米国製フェニックス・ゴースト・カミカゼ・ドローン機の購入契約を即座に成立させることができた)
出典:RT
2022年7月2日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年7月25日

西側の新型兵器を試すウクライナ領土防衛隊隊員たち。NLAW携行式対戦車ミサイルもある© AFP / Genya Savilov
ロシアとの戦争が続く中、米・英などのNATO諸国からウクライナに大量に送られている「軍事的支援物資」が闇市場に提供され、ネット上の闇サイトにアップされ、これらの兵器を購入することも可能になっていることをRTロシアはつかんだ。
その市場に関わっているウクライナの業者によると、小さな武器や鎧だけではなく、洗練された装置も提供可能だという。例えばジャベリン対戦車ミサイルや、NLAW対戦車ミサイルや、フェニックス・ゴースト爆撃用ドローンや、スィッチブレード爆撃用ドローンなどだ。
とはいえ、これらの武器を諸販売業者が完全にすべて所持しているというわけでもないようで、RTの調査員たちもすべての兵器を購入することはできなかった。闇市場においては、このような詐欺まがいの手口はよくあることだ。
RTは、闇サイト上の市場を通じて、このような販売業者の一社と連絡を取り、購入の同意を取り付けることに成功した。その武器はフェニックス・ゴースト社のドローン戦闘機で価格は4000ドルだった。このドローン戦闘機は、ウクライナ軍からの要請に応じて米国が特別に開発したものだ。
RTの記者たちは、購入の意思があるよう装い、米国製M18A1クレイモア地雷一式も購入したい旨を伝えたが、この地雷については在庫切れという話だった。

© RT
いっぽうドローンについては、この業者は、闇市場経由の支払いが済み次第、取引が成立するとして、「ドローンを所定の場所に隠した上で、隠し場所の位置情報と写真を連絡する」と確約した。「荷物は森の中の地面に埋めておく」とその販売員は語っていた。
「フェニックス・ゴースト機はウクライナ国外、具体的にはポーランド国境近くのプシェミスル町に配達可能か?」と尋ねたところ、この業者は「問題はないが、追加料金として1000ドルかかる」と答えていた。
このことが示唆しているのは、ウクライナ軍内の密輸組織は、すでに国境警備隊とも連携がとれていて、ポーランドとの行き来が苦もなくできているという事実だ。
さらにRTは呼び名が「ウクライナの武器」という別の業者にもメールを送ったが、その業者は、数組の米国製の鎧を売りたがっていた。その鎧の価格は5組1500ドルで、減音機1台と100発の銃弾つきのM4カービン銃が1組2400ドルだとのことだった。

© RT
さらにその業者はロシアやソ連製の古い武器の購入についても幅広く申し出ていた。具体的には、AK-47自動小銃や、拳銃や、手榴弾や、狙撃銃などだった。
この闇市場で出回っている兵器の価格は驚くほど安いことがわかった。例えば英国製NLAW対戦車ミサイルはたったの1万5千ドルで売られていた。報道によると、この対戦車兵器を正式に購入するには、3万~4万ドルかかるとのことだ。
先月(2022年6月)、国際刑事警察機構のユルゲン・ストック(Jürgen Stock:独)事務総長は、ウクライナでの紛争の結果、無数の兵器が闇市場に出回ることを警告していた。
READ MORE:

UK cautioned about military aid to Ukraine
「犯罪組織はウクライナの混乱状況と、簡単に武器が手に入る状況を利用しようとしており、軍が使用する武器や重戦機にまで手を出しています。これらの武器は犯罪者たちが利用する市場において入手可能で、新たな問題を生む温床になっています」とストック氏は認め、さらに付け加えて、これらの武器が「近隣諸国だけではなく、他の大陸の国々まで輸送される」可能性についても触れた。
米国のロイド・オースティン国防長官が5月に語ったところによると、同長官は米国が供給した武器の追跡調査と保管の重要性について、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領及びオレクシー・レズニコフ(Aleksey Reznikov)国防大臣と話し合い、両氏はその件に関しては確実に責任を果たすと、オースティン国防長官に語ったとのことだ。
ロシア政府は西側がウクライナに武器を供給していることに対して警告を発しており、そのような行為は戦闘を長引かせ、ロシアとNATOが直接軍事紛争を起こす危険性を高めることにしかならないと主張している。
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