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米国はキューバでばらまいたとされる熱病を媒介する蚊の研究をウクライナでも行っていた。

<記事原文 寺島先生推薦>

US Biowarfare: Fever-Carrying Mosquitoes Studied in Ukrainian Labs May Have Been Used Against Cuba

(米国の生物兵器:ウクライナで研究されていた熱病を媒介する蚊は、かつてキューバに対して使われた可能性のある蚊と同じだった)

原典:INTERNATIONALIST 360°

2022年6月16日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年7月1日



 ロシアの国防省は、ロシア軍が占拠したウクライナ国内の生物研究所で、文書を発見したことを以前発表していたが、その文書は、その研究所の科学者たちが、危険な病原体の実験を、生物兵器として使用する意図のもとで行っていたことが示唆される内容であった。ロシアの国防省によると、これらの研究所は10年間以上米国から資金提供を受けていたとのことだ。

 ウクライナの幾つかの生物研究所では、熱病を媒介するネッタイシマカの研究を行っていた。そのネッタイシマカは、米国がかつて使用したと推測されている蚊と同じ属種だった。その蚊は、1970年代と1980年代に、キューバで第2種デング熱の大流行を引き起こすために、米国によって使用されたと推測されているものだ、とロシア軍放射能・科学・生物防衛部隊イーゴリ・キリロフ長官は述べている。

 「生物兵器として使用されていたネッタイシマカと同じ属種のヤブ蚊を、米国防総省がウクライナ国内で研究していたとのことです。この属種の蚊については、かつてキューバ市民が米国政府に対して集団訴訟を起こした記録が残っています。さらにその記録は、生物兵器禁止協定の署名の見直しのために提出されました」とキリロフ長官は語った。

 軍部の長であるキリロフ長官は当時のキューバの惨状を振り返り、その病気により34万5千人が感染し158名が亡くなったと述べた。さらにキリノフ長官が強調したのは、 第2種デング熱はカリブ海沿岸地域で記録されたことがなく、キューバ島内で唯一感染者が発生しなかったのはグアンタナモ米海軍基地だけだったという事実だった。

 米国当局はキューバ政府からの非難に対して、この病気の大流行についての関係を否定している。キリロフ長官によると、ウクライナの科学者たちは米国防総省のP-268計画に加わっていたとのことだ。この計画の目的は、 繁殖性の強いネッタイシマカが媒介する新種のウイルスを作り出すことだった。そのウイルスの準備作業が行われたのは、キエフのタラフ・シエブチェンコ国立大学で、そのウイルスは実地試験を行うため米国に輸送された、と中尉であるキリロフ長官は語った。

 キリロフ長官は、ウクライナ科学と技術センターのアンドリュー・フード(Andrew Hood)代表と米国の国務省の間で交わされたその研究の立ち上げに関する書簡を読み上げた。「この研究に参加する研究者の3割以上は大量破壊兵器の開発の経験がある研究者だ」とフード代表が記述した文書をキリロフ長官は読み上げた。

 ロシア政府はロシアの特殊作戦中にウクライナのいくつかの生物研究所で入手した文書の内容に対して大きな懸念を抱いている。これらの文書が示唆しているのは、ここ10年以上、ウクライナと米国防総省が共同で危険な病原体の研究を行っていたという事実で、その病原体は生物兵器として使われる可能性があったからだ。

 ロシア政府は、米国政府とウクライナ政府が共謀して、ロシア国境のすぐ近くで、ロシアに対してばらまこうとする意図を持って生物兵器の構成物を作ろうとしていたことを非難している。米国政府はウクライナの研究施設と協力体制を取っていたことは否定していないが、その研究施設で生物兵器の研究を行っていたとの明言は避けている。
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