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「最も信頼できる」英国放送協会(BBC)、ウクライナのナチスを美化

<記事原文 寺島先生推薦>

British Bullshit Corporation Whitewashes Ukrainian Nazis

原題:英国デタラメ放送協会(BBC)、ウクライナのナチスを美化する

筆者:フィニアン・カニンガム(Finian Cunningham)
  
2022年3月30日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年5月19日

 英国放送協会(Beeb)のオーウェル的な現実を見ると、それが世界で「最も破綻した」プロパガンダ発信源になるのは確実だ、とフィニアン・カニンガムは書いている。

 英国放送協会BBCによれば、ウクライナにナチスの存在はなく、アゾフ大隊は単に優れた戦闘員であり、ロシアが主張する政権の非ナチ化は侵略を正当化するための皮肉な捏造である、という。

 自らを世界で「最も信頼できる」ニュース銘柄のひとつと宣伝する英国放送協会の堂々とした態度には、いやはや、感服せざるを得ない。ロシアのニュースメディアを「国営」「クレムリンのプロパガンダ機関」と中傷し嘲笑する一方で、BBCはそれ自体が100%国営であり、英国政府とNATOのプロパガンダの目的と完全に連携しているのだから。そのプロパガンダには、独立したニュース情報であるという傲慢な主張とともに、歪曲や捏造があふれている。

 プロパガンダというのはね、きみ、ロシアがやるもんだよ。英国「呆」送協会はそんなことはしない。まさか、そんなことがあるものかね。いやしくも我々は英国人なんですよ、などと彼らは宣(のたも)うて、フェアプレー、客観的、クリケット、くじけない、こちらロンドン、ビーチで戦え、といった御託を並べるのだが、どれもこれも自称「良心的な」帝国の自画自賛の言葉ばかりだ。

(訳註)
くじけない:keep a stiff upper lip で「動じない」「感情を表に出さない」の意。困難に直面しても動じない英国人の気質を表すと言われる。
こちらロンドン:第二次大戦中のBBC欧州向けのアナウンス「This is London calling…)」に由来する。
ビーチで戦え:第二次大戦中の英国首相チャーチルの言葉「どんな犠牲を払おうと、我が島を守る。我々は海岸で戦い、上陸地で戦い、野原や街で戦い、丘で戦う。我々は、決して降参しない。」に由来。

 最近の放送でも、BBCのいつも気取った口調で話すロス・アトキンスは、ウクライナにナチスはいないと視聴者に断言した。彼は、それはクレムリンがウクライナへの軍事介入の口実としてでっち上げた神話である、と言う。アトキンスにかかると、アゾフ大隊には極右のメンバーがいるが、それは取るに足らないものだということになってしまう。また、アゾフ大隊は2014年に始まったロシアの侵略からウクライナを守るために結成された、と主張するのだ。2014年のキエフでのクーデターに関するBBCの歪曲には本当に呆(あき)れてしまう。まさに「呆」送協会なのだ。

 BBCがウクライナ軍におけるアゾフや他のナチス連隊をあからさまに否定したことは、十分に文書化された事実とはまったく食い違っている。あべこべだ。ステパン・バンデラや他のウクライナ人SS協力者を称える松明行列の画像、ナチスの旗やナチスの敬礼、ナチスの記章の画像はそこら中で見かけるし、アンドレイ・ビレツキーやオレナ・セメニャカのようなアゾフの指導者たちは、公然と第三帝国に敬意を表しているではないか。

 ウクライナ大統領ウラジミール・ゼレンスキーはユダヤ人で、真偽のほどは確かでないが、ホロコーストで死んだ親族がいるのかもしれない。しかし今、彼はナチス旅団に飼われている。政権にとってユダヤ人の顔としての彼のPR価値は大きな資産である(CIA、MI6の諸君は感謝したまえ!)。しかし、ウクライナ軍が2014年から8年間、ウクライナ南東部のロシア語を話す人々に対してテロ戦争を行い、2月24日にロシアの介入によって阻止されるまで、14000人を殺害したファシスト勢力である、という事実を消すことはできない。

 ただ、英国国防省は他のNATO諸国とともに彼らの戦闘員を訓練し、戦闘の準備をさせているのだから、BBCがアゾフを援護するのは不思議でも何でもなく、当然のことだ。

 同じBBCの放送で、アトキンスは、ロシア軍がマリウポリ産科病院とマリウポリ劇場を空爆し、民間人が死亡したことも視聴者に伝えた。でも、それには何の証拠もなければ、死体の画像もない。あるのは、「BBCだから」我々を信頼せよという仮定だけなのだ。

 ここでBBCは、アゾフやナチスについての否定から、実際に彼らのプロパガンダの嘘を拡大することになる。というのも、BBCは極右政治に属するウクライナ人ジャーナリストを雇い、それに頼っているからだ。

 マリウポリから逃げてきた市民は、独立した報道機関に「病院と劇場を爆破したのはアゾフの戦闘員だ。それはロシアを中傷し、ウクライナ政権へのNATO支援を強化するために計画された偽旗作戦だった」と証言している。

 BBCがここでやっていることは、CNNやNBCなどのアメリカのメディアと同じである。また、シリアについても同じことが再現されている。彼らは、シリア軍とロシア同盟軍が民間人を爆撃していると非難していたからだ。実際は、アレッポのような都市や町は、欧米に支援された傭兵と、偽旗の残虐行為を行ったホワイト・ヘルメットの宣伝隊によって包囲されていたのだ。BBCは視聴者に、シリア軍とロシアが民間人を殺害していると伝えたが、実際には民間人は恐怖の支配から解放されたのだ。それと全く同じことをウクライナのアゾフやその他のナチスがやっており、それをBBCやCNNなどが偽って伝え、どんどん拡散しているのだ。

 少し考えてみてほしい。どうしてBBCはシリアから報道しなくなったのか? シリア軍とロシアが町や都市を解放したときに、民間人への戦争犯罪だとヒステックに主張していたことはどうなったのか。なぜBBCは、解放されたシリアの民間人にインタビューして、彼らが今どう思っているのかを聞かないのか。私の想像では、ウクライナにいたそのBBC「ジャーナリスト」は、英国政府とNATOのために次のプロパガンダ戦争を紡ぎだすことで頭がいっぱいになっていたに違いない。

 今年は、「Beeb」の愛称で親しまれる放送局の創立100周年にあたる。Beebは、英国政府によってプロパガンダ放送局として設立された。それ以前の名称には「大英帝国放送」というものもあった。最近まで、スタッフはイギリスの国家情報機関であるMI5によって審査されていた。現在もそうであることは間違いないが、その審査はよりいっそう秘密裏に行われるようになっている。ひとつ付言すると、英国の各家庭は、法律により、BBCの財政を支えるために受信許可書(年間159ポンド)を買わなければならない。それを怠ると、刑事訴追を受け、刑務所行きになる。



 Beebのオーウェル的現実は、それを世界で「最も破綻した」プロパガンダ発信源にすることは確実だ。しかしまた、それこそがBBCのオーウェル的なところなのだ。世界中の多くの人々にとって、BBCはいまだに健全なイメージを保っている。その最新の報道の目玉がウクライナのナチスを美化することであるにもかかわらずそうなのだ。

この記事を書いたのはフィニアン・カニンガム(Finian CUNNINGHAM)である。大手報道機関の元編集者・ライター。国際情勢について幅広く執筆しており、記事は数カ国語で出版されている。
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