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ドイツやオーストリアの60歳以下の市長たちの「突然死」が疫病のように広がっている

ドイツやオーストリアの60歳以下の市長たちの「突然死」が疫病のように広がっている
<記事原文 寺島先生推薦>
Epidemic: German and Austrian Mayors Under 60 Are ‘Suddenly and Unexpectedly’ Dropping Dead

2020年以前には、頑健で活発であるとされていた若く健康な中年世代の市長達がこんなにたくさん亡くなることがあっただろうか?

Global Research 2022年4月13日

RAIR 2022年4月6日

エイミー・メク(Amy Mek)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年4月30日



 2020年12月以来、60歳以下の市長たちの突然死がドイツやオーストリアで頻繁に発生している。選挙で選ばれたこれらの地方公共団体の首長たちが亡くなっているのは、仕事のストレスに耐えられなくなって起こっているからなのか、それとも「元気で健康な」政治家たちがこんなにもたくさん亡くなっているのには別の理由があるのか?疑問が広がっている。

 2020年12月12日、ドイツのキリスト教社会同盟党所属の41歳のダーク・ローゼンバウエル(Dirk Rosenbauer)市長が市議会中に倒れ、その後コーブルク市内の病院で亡くなった。そのことを伝える新聞の見出しはこうだった。「たった41歳の若さで、バイエルン州の一人の市長が市議会中に倒れ、その後亡くなった」

 私たちは皆大きな衝撃を受け、なぜこんなことが起こったのか理解に苦しんでいる。同市長は元気で健康で、いつも犬の散歩を行ったり、ハンドボールに興じたりしていた。
  
 悲しいことに、上記と同じような見出しの記事がその後の約二年間ずっと報じ続けられている。突然死として亡くなった市長たちがリストに載せられることが常態化しているようだ。

 「ブレーメル無料放送局(Freie Bremer” channel)」はテレグラム上でそのような市長の突然死を数え上げているが、それによると、この約2年間で、ドイツとオーストリアで少なくとも15名の市長の突然死が起こっているという。しかし報じられていない死亡例も数に入れれば、その数はもっと多くなるだろう

 2020年12月12日、ドイツのキリスト教社会同盟党所属の41歳のダーク・ローゼンバウエル市長が、妻と二人の子どもを後に残して、ドイツのミケラウ市で亡くなった。

 
 2020年9月、ドイツのハインリッヒ・スース市長が56歳の若さで突然亡くなった。


 2020年6月、ドイツのレングリーズ市長のマルクス・ランドサラー(Markus Landthaler)市が50歳で突然亡くなった。


 2021年9月15日、リンバッハ=オーバーフローナ市長のジェスコ・ボーゲル(Jesko Vogel)氏が47歳で亡くなった。妻と二人の娘がいる。1991年から2014年まで、ハンドボールのBSVリムバックというチームの一軍選手であり、キャプテンも務めていた。

 2021年10月18日、オーストリアキンドバーク市のピーター・サトラー(Peter Sattler)副市長(57歳)がハイキング中に突然死した。



 2021年10月21日、ボーデン湖畔のボドルズ市(ドイツ)のクリスチャン・ルー(Christian Ruh)市長が60歳で突然亡くなった。


 2021年10月24日(水)、ブルシャイト(ドイツ)市のステファン・カプラン(Stefan Caplan)市長が突然亡くなった。56歳の若さだった。


 2021年10月28日、59歳のドイツのヴォルフガング・エックル(Wolfgang Eckl)市長が「突然」亡くなった。

 2021年11月27日(金)の夜、ヨチム・ルパート(Jochim Ruppert)市長が突然亡くなった。59歳だった。



 2021年12月23日、シルトベルク(ドイツ)市の54歳のファビアン・ストライト(Fabian Streit)市長が突然亡くなった。


 2022年3月5日、マウエルキルヒェン(オーストリア)市のホルスト・ガーナー(Horst Gerner)市長が57歳で突然亡くなった。

 2022年3月23日、クリスチャン・ W・タンゲルマン(Mayor Kristian W. Tangermann)市長が突然亡くなった。リリエンタール(ドイツ・オスターホルツ区)市長であり、45歳の若さだった。

 2022年3月26日、 オーストリアのオーバーエスターライヒ州内の38歳の市長、クリスチャン・モーラー(Christian Maurer)さんが亡くなった。 同市長は市議会開催中に倒れ、その数日後に病院で亡くなった。医師はモーラー市長の脳溢血を治療することができなかった。この地方公共団体の首長には妻と生後6週間の息子がいた。

 2022年3月29日、 ドイツのヴァルツフート=ティンゲン市の現職市長ヨアヒム・バウメルトさんが、週末に突然亡くなった。57歳だった。

 3月31日、ドイツのコーブルクの第3市長トーマス・ノワックさんか53歳で突然亡くなった。

 2022年4月1日、ドイツ・プファッフェンハウゼンのフランツ・レンフトル(Franz Renftle)第1市長
が54歳で亡くなった。同市長は、ベテランの警察官でもあった。



 各国の当局者たちは、これらの突然死についてもっと厳密な調査を行うつもりがあるのだろうか?もちろん、亡くなった市長たちのすべての死因を正確に検証することはできないだろう。しかし、2020年以前に、頑健で活発だと思われていた健康で元気な中年世代の市長たちがこんなにもたくさん亡くなることがあっただろうか?

 このような市長の突然死の件数は、過去にも同じだったのだろうか?その可能性はあるかもしれないが、分からない。当局者たちが以前の統計上の突然死の死亡件数と現状の死亡件数を比較し、その結果を公表することは行われてしかるべき行為ではないだろうか?くさい物にふたをして、健康だと思われていた若い市長たちの死亡事例を隠そうとすれば、人々の恐怖が増すだけにしかならないのではないだろうか?隠そうとすれば、噂や「陰謀論」が広まることにもならないだろうか?本当に問題があるのであれば、 政府は関心を持つべきだ。結局のところ、突然亡くなっている人々は、政府関係者の中で多く出ているのだから。

 亡くなられた市長の皆さんのご冥福をお祈りします。


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