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マリウポリで戦った英国人捕虜が語る「現実」―エイデン・アスリン氏:ウクライナ軍は民間人に対する「配慮が欠如」

<記事原文 寺島先生推薦>
British captive who fought in Mariupol describes ‘reality’
The Ukrainian forces have shown “lack of care” for civilians, Aiden Aslin claims


15 Apr, 2022 14:26

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年4月20日 



 ウクライナの港湾都市マリウポリの状況は「破滅的」であり、その責任の大半はウクライナ軍にあると、同市で戦ったとされるエイデン・アスリンという英国人が、RTが入手したビデオの中で述べた。

 この英国人男性は、今週初めにウクライナの海兵隊員とともにロシア軍に投降したようだ。

 アスリン氏は、2018年にウクライナ軍に入隊したとき、自分は「良い側」にいると信じていたと言う。彼はマリウポリの状況が彼にとって「目から鱗」だったと説明し、自分は指揮官たちに街から撤退するよう説得しようとしたが、彼らは耳を貸さなかった。その主な理由は、おそらくは、キエフ政府が軍の徹底抗戦を望んでいるからだ、と述べた。


さらに詳しい情報:ロシア、ウクライナ海兵隊の大量降伏を確認

 「マリウポリの状況は壊滅的だ。この事態はウクライナ軍が撤退していれば避けられたはずだが、彼らは留まることを選んだ。ゼレンスキーは(この決断に)大きな責任がある。彼は軍に撤退を命令することができたからだ。ウクライナ軍は留まった。私はこんなことは望んでいなかった。私は撤退したかった。だって、犬死になんか必要ないんだから、」とアスリン氏はビデオの中で言っている。

 数週間の激しい戦闘の間に彼が街で見たものは、ウクライナ軍に対する彼の見方にも影響を与えた。「初めて現実を見たようだった」とアスリン氏は語り、さらに「ウクライナ軍の“民間人に対する配慮のなさ” を目の当たりにした」と付け加えた。

 「包囲された都市で市民が生き延びるための食糧が必要になったときに、彼ら(ウクライナ軍)はスーパーマーケットから食糧を略奪するんだ。彼らは市民が水を手に入れるのを止めさせたし、略奪されたスーパーマーケットから水を手に入れるのも禁じた。水は自分たちが飲んでしまうんだ」。

 さらに、ウクライナ軍が市内で市民を殺害したとされることについて問われると、「彼らは犯罪者だ」とウクライナ兵のことを指して言った。


さらに詳しい情報:米英はウクライナで「秘密戦争」を展開中 - Le Figaro

 この男性は、以前はイスラム国(IS、旧ISIS)と戦うためにシリアのクルド人勢力に参加したということだが、「今は家族のもとに帰ることだけが私の望みだ。二度と外国の軍隊には参加したくない」と語り、その理由を「マリウポリで身も心もくたくたなんだ」と述べた。

 ロシアが隣国を攻撃したのは2月末だったが、それ2014年に初めて締結されたミンスク協定の約束をはウクライナが守らず、最終的にドンバス地方のドネツク共和国とルガンスク共和国をモスクワが承認したことを受けての攻撃だった。なお、このミンスク議定書はドイツとフランスが仲介したもので、ウクライナ国家内でドンバス2カ国に特別な地位を与えることを目的としていた。

 クレムリンが侵攻に当たって要求していたことは「ウクライナは中立国であり、米国主導のNATO軍事圏には決して参加しない」と公式に宣言することだった。一方でキエフ政府は、「ロシアの攻撃は完全に一方的に仕掛けてきたものだ」と主張し、さらに自分たちが武力によって2つの共和国の奪還を計画しているというロシアの主張を否定している。

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