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プーチンはロシアを救うために目を覚ますことができるか? そうでなければ、壊滅的な戦争を意味する

プーチンはロシアを救うために目を覚ますことができるか?
そうでなければ、壊滅的な戦争を意味する
<記事原文 寺島先生推薦>
Will Putin Wake Up in Time to Save Russia?

2022年3月25日

ポール・クレイグ・ロバーツ

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年4月1日

 読者は、西側諸国によるロシアの資産や外貨の差し押さえを戦争行為とみなし、なぜプーチンがそう宣言しないのか不思議に思っている。制裁はロシアを破壊するための武器であり、あたかも軍事兵器のようなものだ。ロシアに制裁を課している国々は、ウクライナで戦う軍隊を持っているのと同じように、紛争に巻き込まれているのである。

 プーチンは制裁をそのように認識している。彼は制裁を「偽装されていない完全な侵略」、「経済的、政治的、情報的手段によっておこなわれた戦争」と宣言した。しかし、ロシアは西側諸国の軍隊が関与した場合のような反応はしていない。プーチンは戦争、特に核戦争を制裁よりもダメージが大きいと考えているからである。彼は軍隊を解き放つ代わりに、ロシアが制裁に耐えられるようなシステムを整えながら、制裁を生き延びるための準備をしているのである。


 それは、アナトリー・チュバイス、アレクセイ・クドリン、エルビラ・ナビウリナ中央銀行総裁という3人のロシアの裏切り者がプーチンに多大な影響を及ぼしているからである。この3人は西側を代表する人物だが、プーチンを説得できる声の持ち主だ。ブルームバーグ(信頼できないニュースソース)は、「高く評価されているロシア中央銀行総裁エルビラ・ナビウリナは、ウラジーミル・プーチンがウクライナへの侵攻を命じた後に辞任しようとしたが、彼女がポストを離れることは許されなかった」と報じた。そうせずにプーチンは彼女をもう一期指名した。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-03-23/russia-central-banker-wanted-out-over-ukraine-but-putin-said-no

 ブルームバーグの報道がフェイクニュースかどうかは別として、反プーチンのブルームバーグニュースがナビウリナを「高く評価されている」(ブルームバーグが書いているのは“欧米で”という意味)と表現し、さらに「ナビウリナ、投資家から支持され、ユーロマネーやバンカーなどの出版社から世界最高の金融政策立案者として歓迎されている」と報じていることに注目しよう。彼女が欧米の投資家や金融専門誌に支持されている理由は、彼女が欧米を富ませ、ロシアを貧しくする方法でロシアの中央銀行を運営しているからである。もし彼女がロシアを助けていたら、「世界最高の金融政策立案者の一人として高く評価されている」とは言えないのは間違いないだろう。ブルームバーグは明らかに、西側金融機関の利益のために彼女を仕事に従事させ続けるために、できる限りのことをしているのだ。

 ロシアの経済学者、ほとんどロシアで唯一の経済学者であるセルゲイ・グラズィエフは、ナビウリナについて何年もプーチンに警告してきた。グラジエフは、ナビウリナの外貨獲得のための輸出(とロシア資産の民営化)政策は、ルーブルを弱体化させ、ロシアの敵国の通貨高を支えるための政策であることを、ついにプーチンに突きつけた。
https://www.paulcraigroberts.org/2022/03/24/will-putin-wake-up-to-the-threat-of-russias-atlanticist-integrationists/

 チュバイ、クドリン、ナビウリナの3人が共に経済的な偽情報でプーチンを固めてしまうことに成功した致命的な影響力を除けば、プーチンは、戦争よりも強力な制裁に対する武器を持っていることに気がつくはずだ。ロシアが危機をロシアの条件で終わらせるために必要なことは、ヨーロッパ、特にドイツへのエネルギー輸出を断つことと、ロシアの資産の外国人所有権を無報酬で国有化することである。しかしロシアは権力を行使できない。なぜなら三人組がプーチンに、ロシアは世界で唯一、西側諸国との間で全く必要のない(そして使えない)信用枠を開いておき、外貨を借りられるようにするために契約上の義務を果たす必要がある、と説得したからである。これはロシアにとって全く有害な自業自得である。

 ロシアが苦しんでいるとすれば、そしてこの苦しみがより広い戦争につながるとすれば、その理由は、プーチンがチュバイス、クドリン、ナビウリナの影響から脱却できないからだろう。三人組はプーチンをしっかりと西側の手中に収めている。

 チュバイスはプーチン政権を辞職して西側に逃げたが、西側の銀行に隠している彼の盗んだ数十億ドルが凍結されていないことは間違いないだろう。ナビウリナもそれに続きたいと思ったが、プーチンは彼女の去就に自分の幸運を見出せず、ロシアに損害を与え続けるであろう仕事に彼女を留任させた。もし制裁が成功すれば、その効果はナビウリナのおかげとなる。ナビウリナは、西側がロシアの外貨準備の大部分を押収できるようにし、SWIFT決済システムから追い出すことでロシアを脆弱にし、プーチン大統領の解任につながりかねない経済動乱でロシアを脅かすことができるようにしたのだ。

 プーチンが危険な敵を目の届くところに置いておくつもりでナビウリナを残したのであれば、少なくとも彼女の意思決定権は剥奪すべきだろう。
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