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「突然の、コロナ危機終結」VS「突然の、ウクライナ戦争勃発」

「突然の、コロナ危機終結」VS「突然の、ウクライナ戦争勃発」
<記事原文 寺島先生推薦>
“Sudden Death of Corona Crisis” Versus “Sudden War with Ukraine”
By Peter Koenig
Global Research, March 20, 2022

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年3月26日



 ある日突然、優先順位が変わった。国連や政府、そしてメディアの公式な優先順位が、である。コロナが消え、戦争が始まったのだ。そして、私たち国民はそれを信じなければならない。すべてが変わった。この2年間、息を潜めていたコロナが、突然、何事もなかったかのように消え去り、まさに一夜にしてその場所に戦争が入り込んでしまったのである。核戦争にエスカレートする危険性のある戦争 - 彼らはそう言っている。ロシアがウクライナを攻撃し、核兵器を使用する可能性があり、それによってNATOも核ミサイルで報復するような戦争だと。これは西側メディアが描くシナリオである。

 "ロシアの侵略戦争" これが西側の一般的なシナリオである。悪役は突然、ロシアに移ったのだ。

 誰もどのように、そしてなぜと尋ねないようだ。

 この戦争に先立つ動機、背景、歴史を問う者はほとんどいないようだ。

 世界的な、少なくとも西側の信念を決定するのは、またしてもメディアなのである。

 クラウス・シュワブ(WEF)は、人類の知性を否定する次のような声明をいくつか発表している。



 "何も所有しなければ、幸せになれる"とか、最近のものでは

 "大きな魚が小さな魚を食べるのではなく、速いものが遅いものを飲み込むのだ。"

 これらの発言には、人間に対するある種の蔑視が感じられる。

 人類の多くがまだ眠っている限り、現状は幸福であるという幻想の中でまどろんでいる限り――つまり、ある種の認知的不協和の中で生きている限り、彼の話には一理あるのだろうか。

 欧米の10億ドル、10億ドルの資金を使ったメディアの嘘のプロパガンダの下では、目を覚ますのは簡単ではない。代替メディアにアクセスできる私達は、まだクラウド・ナイン(至福の状態:ダンテの『神聖喜劇』の中ではthe ninth heavenが神に一番近く、いちばん幸福であるとされた)に住んでいる人たちが、光を見ることができるよう手助けをしなければならない。

 実際、そうすることが私たちの道徳的な義務であると、私は強く信じている。彼らを助けるだけでなく、世界がより良い場所、一体感や連帯感のある場所、光のある場所になるよう手助けをすること。

 そう、私たちはクラウス・シュワブや、彼が代表を務めるWEFという道具に打ち勝つのだ。

挿入話 アンデスの農民との出会い

 先日、ペルーのアンデス山脈に住む農民の男性と興味深い話をした。彼は世界情勢をよく知らないのに、ヨーロッパでの戦争について質問してきた......。

 私は、いつものように熱心に西側と東側のことを説明した。彼はじっくりと話を聞いてくれた後、こう言った。

 「この人たちは本当にかわいそうな人たちですね。彼らは暗闇の中にいて、光を見たいと思っているが、その方法が分からないのです。彼らは私たちの憎しみを糧にしています。それが彼らのエネルギーになっています。私たちが彼らや彼らの行動を憎めば憎むほど、彼らは光を見ることができないので、より繁栄するのです。もし私たちが彼らに同情し、哀れみを感じ、実際に彼らを好きになれば、彼らを暗闇に閉じ込めているエネルギーを取り除き、彼らが光を見て昇るのを助けることができるかもしれません。そして、その人たちが光に向かっていくのを助けることができるかもしれません。」

 そして、「憎しみの代わりに愛を持って世界中に送るエネルギーは、私たちには見えない巨大な力を持っており、いつどこでそれが発露するかはわかりません。しかし、それは決して失われることはありません」と締めくくった。

 そして、彼は私と握手をして、去っていった。

 この短い幕間に、私は畏敬の念を抱いた。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」の歌詞にある、私たちを支配しようとする闇の力を描いた、隠された物語を思い起こさせた。この賢者は、おそらくシャーマンであり、彼の波動は私たちとは意識の異なる次元で揺らいでいる。私たちの多くは、なんという困難にさいなまれているのだろう。しかし、乗り越えられないことではない。

 より高い次元で振動し、憎む代わりに愛するためには、何が起こっているかを知り、理解し、目と耳を開き、大きな利害関係者が私たちを支配しようとしていることを認識する必要がある。このことを理解すれば、私たちは恐れから解放され、賢者の助言に従うことができるようになる。

ウクライナにおける戦争の恐怖。恐怖の拡散

 今回の戦争の恐怖がコロナの恐怖に取って代わるものであるということが偶然の一致だと思う人はいるだろうか

 それとも、何か別の理由があるのだろうか?巧妙な計画か?コロナと同じ目的、つまり国連アジェンダ2030の追求か?

 私たちが理解しなければならないこと:地政学に「偶然」はない。あるのは計画と戦略、そして短期、中期、長期の目標だけである。つまり、コロナが世界の舞台から消えることはなく、戦争が突然世界の舞台に登場することもないのである。

 マンリオ・ディヌッチによれば、こうだ。

「米国の対ロシア戦略計画は、ランド社によって3年前に練り上げられた(マニフェスト『ランド社:ロシアを崩壊させる方法』2019年5月21日)」とある。詳しくはこちらをご覧ください。

 コロナも戦争も――どうやら――同じ目的を達するための道具である。複数の目的を持った道具、一方では恐怖を広げ続けること――実際に「核の恐怖」で人々の恐怖とパニックレベルを高めれば、恐怖に満ちた人々は容易に操ることができる。

 そしてもう一つは、戦争によって、世界の人口と母なる地球をその資源ごと完全に征服しようとする、闇に浸された寡頭政治家の本当の意図を隠すための新しい戦略がもたらされることだ。

 そう、忘れてはならないのは、私たちは彼らのことをかわいそうに思うべきであって、憎んでいるのはいけないということだ。ただ、彼らの計画がどのようなものであるかに注意する必要があるだけなのだ。

 ウクライナと「悪いロシア人」に注目が集まる中、WHOはすべてをコントロールする特別なアジェンダを準備しているのだ。それは国連加盟国に対する健康に関するあらゆることについて実際に国家主権を覆すような権限をWHOに与えることになる。私たちはこのことを事実として知っている。この事実の前には愉快な「真実調査団」も沈黙するだろう。こちらこちらをご覧ください。

 光は徐々に世界の舞台、「人民の舞台」への道を切り開いている。

ウクライナの米国生物研究所

 今までに、ウクライナには米国が資金提供している約30の生物兵器研究所があり、そのほとんどがカテゴリー3に分類される危険レベルであることが分かっている。(しかしこのことはすべて米国政府と西側メディアによって激しく否定されている)。

 この否定が嘘であることは複数の真実調査団員によって確認されていたが、数日前、なんとその嘘は他でもない国務省によって突然否定された。

 数日前、フロリダのマルコ・ルビオ上院議員は、ビクトリア・ヌーランド国務副長官にたいして、ウクライナにある20以上の生物研究所に関して上院委員会の前で証言するように求めた。多くの聴衆が驚いたことに、ウクライナ紛争の専門家であるヌーランド夫人は、米国がウクライナにある「研究所」に実際に資金を提供しており、米国はそれらがロシアの侵略者の手に渡ることを恐れていたことをルビオ上院議員に認めたのである

 ヌーランド女史は、ジェフリー・パイアット米国大使とともに、2014年2月22日にキエフで起きたマイダン・クーデターの工作に貢献した(BBCによるこのヌーランド――パイアット通話記録を参照)。

 ヌーランド:よかった。クリッチは政府に入るべきではないと思う。その必要はないと思うし、いいアイデアとも思えない。

 パイアット:そうですね...彼が政府に入らないという点は、そのままにしておいて、政治的な宿題などをやらせればいいのでしょう。ただ、今後のプロセスとして、穏健派の民主党議員をまとめたいと考えているんです。問題はティアニボック(オレ・ティアニボック、もう一人の野党指導者)と彼の仲間たちです。これは(ヴィクトル)ヤヌコヴィッチ大統領も打算していることのひとつでしょう。

 ヌーランド:ヤツェニク(訳注。マイダン騒動後にウクライナ首相になった人物)は経済的な経験も 統治の経験もある男だ。彼は...彼は、クリチコとティアニボックは外に置いてほしいだろう。彼は週に4回、彼らと話をする必要がある。クリチコはヤツェニクのために働いているようなもので、うまくいくわけがない。

 パイアット:ええ、その通りだと思います。OKです。よかった。次の段階として、ヤツェニクとの電話を設定しましょうか?

 ヌーランド: 前の電話では私の理解では.....(間違っていたら言ってね)。ビッグスリー(ヤツェニク・クリチコ・ティアニボック)がまず3人だけで会議をして、その中でヤツェニクが私を入れた3プラス1会談、あるいはあなたも入れた3プラス2会談を提案するつもりだったということだったかしら。そうだったかしら?

 パイアット:そうですね.. ヤツェニクが提案したことなんですが、3人の力関係でいけばクリチコが一番上なので、会議の内容に関係なく、クリチコが少したってから登場して、クリチコが残りの二人に話しかけるという形になるでしょう。ですので、あなたが先にヤツェニクに手を伸ばしておけば、3人の話し合いの雰囲気もうまくもっていけるだろうし、この件に関してあなたが早く動けることにもなるでしょうね。だから前もってヤツェニクに話をしておくことで、なぜヤツェニクが二人を内閣に入れるのを嫌っているか話をしてくれるのではないですか?

 ヌーランド OK、よかった。このやりかた気に入ったわ。ヤツェニクに連絡を取って、その前か後に話したいかどうか聞いてみてはどうか。

  パイアット: わかりました、そうします。ありがとうございます。

 ヌーランド: OK...あなたにもう1つ言いたいことがあるわ。今朝、ジェフ・フェルトマン(国連政治問題担当事務次長)と話したとき、ロバート・セリーっていう国連職員のこと言っていたこと、今朝あなたにメールしたっけ?

 ヌーランド:ええ。セリーと(国連事務総長の)潘基文の両者に、セリーが月曜か火曜に来れるよう同意をとりつけてくれたそうよ。そうすれば、国連がこの問題を解決する手助けになるわ。EUなんて役立たずの糞食らえ!よ。

生物研究所の詳細

 ヌーランドが生物研究所の存在を認めたニュースが報じられた後、数週間にわたって「真実調査団」はヒステリックにその否定に奔走していた。もちろんビクトリア・ヌーランドは、いつものように「ロシアが嘘つきだ」という話で逆に自分の話を強調してしまった。したがってワシントンはこれらの研究所を武装解除するための行動を考慮しなければならなくなった。その数時間前には、これらの研究所が存在するという事実が、インターネット上から消えていた。

 上院のルビオ-ヌーランド公聴会の詳細については、2022年3月9日のフォックス・ニュースのアナリスト、タッカー・カールソンの記録と、タッカー・カールソンの実際のビデオ分析をご覧ください。

 これらの内容は「偽真実調査団」を論破するものだ。

キエフが計画したドンバス攻勢

 2022年3月9日、タス通信は、ロシア国防省が2022年1月22日にウクライナ国家警備隊長ニコライ・バラン大佐が作成・発行した「秘密計画」を入手したとするニュース速報を発表した。――キエフ政府は2022年3月初旬にドンバス地域のドネツク(DPR)とルガンスク(PRL)人民共和国への攻撃を計画していたようである。詳しくはこちらをご覧ください。

 この情報に基づいて、ウラジーミル・プーチン大統領とセルゲイ・ショイグ国防相は、2月24日、主にロシア系住民約410万人をキエフの新たな攻撃から救うために、ウクライナへの介入を決定したようである。

 2014年2月22日に西側の米国/NATO/EUが組織したマイダンのクーデター以来8年間で、14000人近いドンバス市民がキエフの侵略によって殺された。約200万人がドンバスから逃げ出し、そのほとんどがロシアへ向かった。

 忘れてはいけないことは、WEFとその操縦者たちが、より大きなアジェンダ、すなわち国連のアジェンダ2030を持っているという事実だ。 - 従って、この連中がこの機密文書を「用意」して、タイミングよくロシア侵略を促し、コロナ騒ぎの幕引きに利用したと考えられなくもない。ただしKGBの工作員だったプーチン氏は諜報活動の背景に精通しているので、ロシアはドンバス共和国に対するキエフの差し迫った攻撃について、いわゆる「リーク」された秘密文書には頼らず独自に新しい情報を得た可能性も高い。

 ロシアはウクライナへの介入について、(1)ウクライナを非武装化し中立国にする、(2)ウクライナを非ナチ化する、(3)NATOはウクライナに決して入らず、さらにNATOは1997年以前の地理的線まで引き揚げることを西側に明確に約束させる、という三つの目標を掲げている。これらの目標は、1991年のソ連崩壊時に、新生ロシアに対する「連合軍」との間で交わされた合意の一部であり、後に2014年9月5日のミンスク協定で確認されたものでもある。

 この合意は守られることはなかった。1998年と2022年のNATOとの地図をご覧ください。

 さて、欧米や世界のメディアは、核戦争、文字通り第三次世界大戦のシナリオを「警告」している。確かに、これは起こりうるが、ロシアが挑発する可能性は低い。

 ヨーロッパを含む西側帝国は、崩壊が差し迫っていることがますます明らかになってきている。この崩壊の始まりの間、帝国は瀕死の獣のように行動し、可能な限り世界を排水溝へ引きずり込もうとするかもしれない。そうなるかもしれないが、私はそうはならないと確信している。危機に瀕しているものがあまりにも多いのだ。少なくともヨーロッパのかなりの部分が壊滅的な打撃を受けるだろうからだ。

 第三次世界大戦のリスクはさらに低下するかもしれない。大規模な戦争、つまり核戦争が起これば、手に負えなくなり、アジェンダ2030――グレートリセットの主要目標が完了するとされている2030年――の達成を阻害するかもしれないからである。繰り返そう。

 i)大規模な人口削減 ―― そう、第三次世界大戦はこの目標に貢献するだろうが、生き残りのエリートが自分たちの目標を推進するために必要とするかもしれない、重要で、計算できない、重要なインフラを破壊することになるだろう。

 ii)下層階級や中層階級、特に中小企業の倒産からトップ層への巨大な資本と資産の移転、広範な失業、悲惨、飢餓、死の発生。

 iii)あらゆるもののデジタル化。これには、現金の終焉と、完全にデジタル化された貨幣、貨幣取引、商業の台頭、ビル・ゲイツのアジェンダID2020の実施、今日すでに至る所にあるQRコードの形が含まれる。QRコードは、人々の日常生活にどんどん浸透しているが、誰も特に気にしていないようだ。

 QRコードは毒である。QRコードは文字通り無限のデータ保存能力を持つ。銀行口座、健康記録、犯罪記録、あなたの一挙手一投足を網羅するため、すべての人の一挙手一投足を完全に監視することが可能になる。 

 悪いことをすると、銀行口座が閉鎖されたり、(一時的に)ブロックされたりして罰せられるかもしれない。ロボットやAIが、最初は手作業、次に知的な仕事を徐々に引き継ぎ、人間やトランスヒューマンを排除し、穀潰し人間たちを排除していくかもしれない。

 残酷に聞こえますか?

 でも、それが計画なのだ。グレート・リセット計画。

 そんな計画が実現してしまうのだろうか?―― 楽観的に考えれば、そうはならない。人間の力学と精神的能力、そして連帯と主権的思考があれば。そして何よりも信じたい。人類は光に向かっているということを。人類はより高い意識で行動するものだという可能性を。人類は憎み合うのではなく、愛し合う存在だということを。手を携え合うことが世界中で熱望されているということを。グローバル化ではなく国民国家の主権を。そして何より各国貨幣を大事にするということを。もちろんデジタルではなく現金貨幣を

 冒頭で述べたアンデスの賢者の話を覚えていますか。彼が語った愛と慈しみと平和についての話を。
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