プーチンはロシア軍にドンバスの「平和を守るよう」命じた
プーチンはロシア軍にドンバスの「平和を守るよう」命じた
<記事原文 寺島先生推薦>
Putin orders Russian military to 'secure the peace' in Donbass
~プーチンはロシアと両共和国間と協力する誓約書に署名~
RT 2022年2月21日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年2月28日

ウラジミール・プーチン大統領は、新しくロシアが承認したドネツク共和国とルガンスク共和国の「平和を守る」よう、ロシア軍に命令を出した。この両地域は以前はウクライナの一部だと考えられていた地域だ。
2月21日、ロシア政府はウクライナからの分離を求めていたこの両地域の独立を公式に承認した。
プーチン大統領は防衛大臣にドンバスに平和維持軍を派遣するよう命じるとともに、外務省には両共和国と外交関係を結ぶよう伝えた。
このロシア政府の公的な動きは、2月21日の夜、プーチン大統領による国民に向けた長い声明の直後に行われた。その声明の中で、プーチン大統領は、今回の動きは長期にわたり回答が保留されていた問題に対する対応であると語った。具体的には、「兄弟的」国家であったウクライナが、西側諸国の「植民地」化してしまい、「ロシア嫌い」により統治される国になってしまったことに対する対応だと説明した。 そして、ウクライナはロシア政府に対して敵対するだけではなく、ウクライナ在住のロシア人やロシア語話者たちの人権を侵害していると非難した。
READ MORE: Putin signs ‘immediate’ recognition of Donbass regions
ドネツク共和国とルガンスク共和国は2014年にウクライナからの分離独立を宣言していたが、それは米国が支援する国家主義者たちが民主的に選ばれた政権をメイデンでのクーデターで転覆させた後のことだった。しかしロシア政府は今まで両国の独立を認めてこなかった。その理由は、この件はウクライナの内政問題であり、ミンスク合意に基づいて解決すべきだと考えてきたからだ。そのミンスク合意は2015年の一時的な休戦を成立させるために決められたものだった。
しかし2月21日の朝、ドネツク共和国の指導者デニス・プシーリン(Denis Pushilin)とルガンスク共和国の指導者レオニド・パセチニク (Leonid Pasechnik)は、ロシアに独立を承認するよう再度公式に要請していた。これはドンバス地方からも、ウクライナからも、休戦ラインで激しい砲撃の応酬があったことが報じられた中でのことだった。
声明の中でプーチン大統領は、ミンスク同意に基づく体制は失敗に終わり、ウクライナは「平和的な解決を望んでいません。ウクライナは電撃戦を望んでいるのです」と語った。
<記事原文 寺島先生推薦>
Putin orders Russian military to 'secure the peace' in Donbass
~プーチンはロシアと両共和国間と協力する誓約書に署名~
RT 2022年2月21日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年2月28日

ウラジミール・プーチン大統領は、新しくロシアが承認したドネツク共和国とルガンスク共和国の「平和を守る」よう、ロシア軍に命令を出した。この両地域は以前はウクライナの一部だと考えられていた地域だ。
2月21日、ロシア政府はウクライナからの分離を求めていたこの両地域の独立を公式に承認した。
プーチン大統領は防衛大臣にドンバスに平和維持軍を派遣するよう命じるとともに、外務省には両共和国と外交関係を結ぶよう伝えた。
このロシア政府の公的な動きは、2月21日の夜、プーチン大統領による国民に向けた長い声明の直後に行われた。その声明の中で、プーチン大統領は、今回の動きは長期にわたり回答が保留されていた問題に対する対応であると語った。具体的には、「兄弟的」国家であったウクライナが、西側諸国の「植民地」化してしまい、「ロシア嫌い」により統治される国になってしまったことに対する対応だと説明した。 そして、ウクライナはロシア政府に対して敵対するだけではなく、ウクライナ在住のロシア人やロシア語話者たちの人権を侵害していると非難した。
READ MORE: Putin signs ‘immediate’ recognition of Donbass regions
ドネツク共和国とルガンスク共和国は2014年にウクライナからの分離独立を宣言していたが、それは米国が支援する国家主義者たちが民主的に選ばれた政権をメイデンでのクーデターで転覆させた後のことだった。しかしロシア政府は今まで両国の独立を認めてこなかった。その理由は、この件はウクライナの内政問題であり、ミンスク合意に基づいて解決すべきだと考えてきたからだ。そのミンスク合意は2015年の一時的な休戦を成立させるために決められたものだった。
しかし2月21日の朝、ドネツク共和国の指導者デニス・プシーリン(Denis Pushilin)とルガンスク共和国の指導者レオニド・パセチニク (Leonid Pasechnik)は、ロシアに独立を承認するよう再度公式に要請していた。これはドンバス地方からも、ウクライナからも、休戦ラインで激しい砲撃の応酬があったことが報じられた中でのことだった。
声明の中でプーチン大統領は、ミンスク同意に基づく体制は失敗に終わり、ウクライナは「平和的な解決を望んでいません。ウクライナは電撃戦を望んでいるのです」と語った。
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