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「米国はシリアのダムの空爆により、何万もの人々のいのちを奪うところだった」。ニューヨーク・タイムズ紙の報道

「米国はシリアのダムの空爆により、何万もの人々のいのちを奪うところだった」。ニューヨーク・タイムズ紙の報道

<記事原文 寺島先生推薦>

US nearly wiped out tens of thousands of civilians with dam strike in Syria – NYT

 その後軍は爆撃の報告を「狂った報告だ」と取り下げ、ISISを非難した。

RT 2022年1月21日

<記事翻訳寺島メソッド翻訳グループ>2022年2月5日 



 2017年に米国はシリアの戦略的な社会基盤施設の一つを爆撃した。それはユーフラテス川のタブカダムだ。しかも、そのダムは非爆撃対象とされていたとニューヨーク・タイムズ紙は報じた。

 B-52爆撃機の一機が、対象施設に向けて米国空軍が所有する中で最も重い爆弾のいくつかを投下し、その中には少なくとも一発BLU-109地中貫通爆弾も含まれていた。この爆弾は頑丈なコンクリート建造物を破壊するために製造された爆弾だ。この爆弾は、ダムにある塔のうちの一つの5階まで貫通したが、爆発はしなかった。

 ソ連製のこの土とコンクリートでできた建造物が破壊していたなら、下の谷に住んでいた何万もの人々のいのちを奪うことになったであろう。

 このダムはすぐには崩壊しなかったが、ダムの設備に被害が生じ、ダムが作動しなくなり、水があふれ出す危険にさらされた。テロリスト集団であるイスラム帝国(IS、かつてのISIS)と、米国が支援する反政府勢力と、シリア政府軍が、ロシアの援助の元、急遽休戦を取り決めたため、クレーンを使った緊急の洪水防波堤の修復作業が可能となった。

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US shadow unit’s deadly ‘self-defense’ strikes in Syria revealed – media


 16名の作業員による修復作業が終了した後、ダムを攻撃したのと同じ米軍の部隊が命じたドローン攻撃によって、作業を終えた作業員を乗せたバンが撃破された。この攻撃により、機械技師と、技術者と、シリアの赤十字社の職員が亡くなった。

 ニューヨーク・タイムズ紙が、これらの事件を報じた情報源は、氏名が明らかにされていない複数の米軍職員と、シリア市民たちからの聞き取り情報だった。そのシリア市民の中には、ダム爆撃当日に現地にいた技術者もいた。この事実を明らかにしたのは、ニューヨーク・タイムズ紙の最近の暴露記事であり、特殊部隊である「タロン・アンビル(Talon Anvil)」部隊について、評論家たちが「無謀な行為を行った」として批判していた。この部隊は、ISに対する戦闘行為の調整を行うために立ち上げられた部隊であり、構成員は 米陸軍のテロ対策部隊であるデルタ・フォースの部隊員があてられていたと、以前の報道にあった。

 タブカ・ダムに対する3月26日の爆撃の責任は米軍にあると、ロシアとシリアは主張したが、特別部隊の行動を管理していたステファン・J.タウンセンド(Stephen J. Townsend)中将(当時)は、このような主張は、「馬鹿げた報告である」と斥けていた

 「タブカ・ダムは、連合軍の攻撃対象になっておらず、ダムそのものや、ダムの近くの対象を爆撃する際は、空から投下するような武器は使用せず、ダムに不必要な損害を与えないようにしています」と、中将は記者団に断言していた。

 「タブカ・ダムに何かあったとすれば、それはISISの手によるものであって、連合軍によるものではありません」


  ニューヨーク・タイムズ紙の情報源によれば、タロン・アンビル部隊は上司の命令を回避して空爆を行う手段として、米軍の連合軍を突発的な攻撃から守るためという理由を使うことを常套手段としていたようだ。ダムに対する空爆も、同様の手続きで認められたが、目撃者の証言によれば、爆弾が投下される前に、その地域で大規模な戦闘は発生していなかった、とのことだった。

 米中央軍は、2000ポンドの爆弾を3発投下したことは承知していたが、それはダムそのものを狙ったのではなく、塔を狙ったものであり、その爆撃によりダムが崩壊しなかったということはその作戦が安全だったという証拠になる、との推測を軍の報道官は発表していた。またその報道官は、その爆撃を承認するための通常取られるべき手続きが抜けていたという事実はなかった、としていた。
 
 ニューヨーク・タイムズ紙の記事によると、ダム攻撃が行われる前に、米国防情報局の「防衛資源とインフラ部門」所属の技術士は、「ダム付近で爆発物を使用することは推奨できない」との報告を行っていた。「ヘルファイヤ・ミサイルのような比較的小さな爆弾でも、水流を管理するコンクリートの建造物に被害を与える可能性がある」と4ページに渡るその報告書に書かれていた、とニューヨーク・タイムズ紙は報じている。

 タロン・アンビル部隊は、ダム攻撃について報告していなかった。米軍は、B-52爆撃機の記録を参照し、何が起こったかの全貌をつかむべきであると、或る情報源はニューヨーク・タイムズ紙に語っている。この秘密部隊の隊員に対する懲戒処分などは全く行われなかった、とニューヨーク・タイムズ紙は報じている。

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