アサンジの支援者たちはロンドンで集会。米国はアサンジの引き渡しを諦めてはいない。
アサンジの支援者たちはロンドンで集会。米国はアサンジの引き渡しを諦めてはいない。
<記事原文 寺島先生推薦>
Assange supporters rally in London, as US prepares new extradition attempt
Russia Today
2021年10月23日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年1月10日
ジュリアン・アサンジの支援者たちがロンドンに集まり、獄中のWikiLeaks創設者ジュリアン・アサンジの自由を要求した。一方、米国はアサンジ氏を引き渡し、スパイ容疑で裁判にかけるべく、新たな法廷闘争の準備に入った。

2021年10月23日、英国・ロンドンで行われたアサンジの身柄引き渡しを巡る控訴審を前に、抗議行動に参加するウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジのパートナー、ステラ・モリス(Stella Morris)とウィキリークス編集長クリスティン・フラフンソン(Kristinn Hrafnsson) © Reuters / Tom Nicholson
アサンジ支持者のグループは、土曜日(10月23日)にロンドンの高等裁判所まで行進し、米国政府のジュリアン・アサンジ対する起訴を取り下げるよう要求した。
横断幕を掲げたデモの隊列が続く中、アサンジの写真と「ジャーナリズムは犯罪ではない」というメッセージを掲げたトラックがデモのコースを走った。
来週から、アメリカの検察当局は、アサンジの米国への引き渡しを却下した1月の英国下級裁判所判決を不服として控訴する。その判決の根拠とされたのが、アサンジの精神状態は悪化しており、アメリカの刑務所の厳しい環境にさらされれば、アサンジは自殺する危険があるという点だ。アメリカ側は、8月、控訴する許可を得た。高等法院の判決が、アサンジの引き渡しを認めない理由として使われたアサンジの精神医学報告書は誤解を招くものであった、と判断したからだ。
10月27日(水)に控訴審が開始される際には、高等裁判所の外でさらなる抗議行動が予想される。10月23日(土)にはアサンジの支援者たちがロンドンを行進し、英国とアイルランド各地で小規模の抗議行動が行われた。
米国への引き渡しは阻止されたものの、アサンジはロンドンのベルマーシュ刑務所に収監されたままだ。引き渡され、米国の裁判所で有罪が確定すれば、最長で175年の刑期が待っている。
ALSO ON RT.COM

Snowden tells The Belmarsh Tribunal: If you love truth, you're as much of a criminal as Assange and risk sharing his fate
しかし、アサンジはスパイ容疑に問われてはいるが、機密文書の窃盗や漏洩の罪には問われておらず、それを公開した罪にのみ問われている。アサンジを告発する側の証人の1人で、ウィキリークスのボランティアとして活動していながら、FBIの情報提供者となったアイルランド人シグルール・インギ・ソルダーソン(Sigurdur Ingi Thordarson)は、アサンジがコンピューターハッキングを行うよう指示したことはないと、この夏、認めている。以前は反対の証言をしていた。
このような容疑が法廷で問われたことはこれまで一度もない。さらに、アサンジの弁護団は、彼のやったことは、イラクやアフガニスタンでの米国の戦争犯罪の疑いについて同様の記事を掲載した新聞社がやったことと何ら変わらないと主張している。この法的なグレーゾーンが、オバマ政権がアサンジを告訴しないことにした理由である。告訴すれば、他の新聞社も同じように告訴されることになるからだ。
オバマ大統領がアサンジの告訴に消極的だったにもかかわらず、トランプ政権下で彼を告発する裁判が開かれ、ジョー・バイデン政権下でも続いている。この間、ピンクフロイドの代表、ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters)を含む著名なアサンジ支援者たちは、アメリカ当局に訴追を取り下げるよう嘆願してきた。
アサンジの身柄引き渡しには、言論の自由を守ろうとするほぼすべての大物活動家や人権活動家が反対している。報道機関も例外ではない。
<記事原文 寺島先生推薦>
Assange supporters rally in London, as US prepares new extradition attempt
Russia Today
2021年10月23日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年1月10日
ジュリアン・アサンジの支援者たちがロンドンに集まり、獄中のWikiLeaks創設者ジュリアン・アサンジの自由を要求した。一方、米国はアサンジ氏を引き渡し、スパイ容疑で裁判にかけるべく、新たな法廷闘争の準備に入った。

2021年10月23日、英国・ロンドンで行われたアサンジの身柄引き渡しを巡る控訴審を前に、抗議行動に参加するウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジのパートナー、ステラ・モリス(Stella Morris)とウィキリークス編集長クリスティン・フラフンソン(Kristinn Hrafnsson) © Reuters / Tom Nicholson
アサンジ支持者のグループは、土曜日(10月23日)にロンドンの高等裁判所まで行進し、米国政府のジュリアン・アサンジ対する起訴を取り下げるよう要求した。
Happening now! #MarchForAssange @DEAcampaign @RichardBurgon @StellaMoris1 #FreeAssangeNow pic.twitter.com/yW3ROdZPwI
— Stop the War (@STWuk) October 23, 2021
横断幕を掲げたデモの隊列が続く中、アサンジの写真と「ジャーナリズムは犯罪ではない」というメッセージを掲げたトラックがデモのコースを走った。
March for Assange
— Don't Extradite Assange (@DEAcampaign) October 23, 2021
No extradition!#FreeAssangeNOW #DropTheCharges #JournalismIsNotACrime pic.twitter.com/ee5ba8Rivq
Images from todays huge March for Assange in London, highlighting the ongoing political persecution of the publisher ahead of next weeks 27-28 October court hearing #FreeAssangeNOW pic.twitter.com/QZpt7Smtcr
— Defend Assange Campaign (@DefendAssange) October 23, 2021
来週から、アメリカの検察当局は、アサンジの米国への引き渡しを却下した1月の英国下級裁判所判決を不服として控訴する。その判決の根拠とされたのが、アサンジの精神状態は悪化しており、アメリカの刑務所の厳しい環境にさらされれば、アサンジは自殺する危険があるという点だ。アメリカ側は、8月、控訴する許可を得た。高等法院の判決が、アサンジの引き渡しを認めない理由として使われたアサンジの精神医学報告書は誤解を招くものであった、と判断したからだ。
10月27日(水)に控訴審が開始される際には、高等裁判所の外でさらなる抗議行動が予想される。10月23日(土)にはアサンジの支援者たちがロンドンを行進し、英国とアイルランド各地で小規模の抗議行動が行われた。
米国への引き渡しは阻止されたものの、アサンジはロンドンのベルマーシュ刑務所に収監されたままだ。引き渡され、米国の裁判所で有罪が確定すれば、最長で175年の刑期が待っている。
ALSO ON RT.COM

Snowden tells The Belmarsh Tribunal: If you love truth, you're as much of a criminal as Assange and risk sharing his fate
しかし、アサンジはスパイ容疑に問われてはいるが、機密文書の窃盗や漏洩の罪には問われておらず、それを公開した罪にのみ問われている。アサンジを告発する側の証人の1人で、ウィキリークスのボランティアとして活動していながら、FBIの情報提供者となったアイルランド人シグルール・インギ・ソルダーソン(Sigurdur Ingi Thordarson)は、アサンジがコンピューターハッキングを行うよう指示したことはないと、この夏、認めている。以前は反対の証言をしていた。
このような容疑が法廷で問われたことはこれまで一度もない。さらに、アサンジの弁護団は、彼のやったことは、イラクやアフガニスタンでの米国の戦争犯罪の疑いについて同様の記事を掲載した新聞社がやったことと何ら変わらないと主張している。この法的なグレーゾーンが、オバマ政権がアサンジを告訴しないことにした理由である。告訴すれば、他の新聞社も同じように告訴されることになるからだ。
オバマ大統領がアサンジの告訴に消極的だったにもかかわらず、トランプ政権下で彼を告発する裁判が開かれ、ジョー・バイデン政権下でも続いている。この間、ピンクフロイドの代表、ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters)を含む著名なアサンジ支援者たちは、アメリカ当局に訴追を取り下げるよう嘆願してきた。
アサンジの身柄引き渡しには、言論の自由を守ろうとするほぼすべての大物活動家や人権活動家が反対している。報道機関も例外ではない。
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