「ワクチン接種チャンピオン」と目されている国々ほど入院者や死亡者が増加している
「ワクチン接種チャンピオン」と目されている国々ほど入院者や死亡者が増加している
<記事原文 寺島先生推薦>
High Recorded Mortality in Countries Categorized as “Covid-19 Vaccine Champions”. The Vaccinated Suffer from Increased Risk of Mortality compared to the Non-vaccinated
Data on Mortality in the Most Vaccinated Countries. Increased Hospitalizations of the Vacinated
ジェラード・ドゥレピーヌ(Gérard Delépine)
Global Research 2021年10月30日
初出は2021年9月30日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年11月10日

今回の医療危機が起こった当初からフランス政府が主張していたのは、初期治療をしても効果がない、ということだった。そしてフランス政府は、私たちが持つ様々な自由を制限する措置をとってきた。中でも特に重要なのは医師の治療方法を制限したことだった。[1]
さらにフランス政府が公約していたのは、ワクチンを打てば集団免疫が獲得でき、危機的状況に終止符が打たれ、通常の生活に戻れるだろう、ということだった。
しかしこの18ヶ月にわたるいわゆる「医療対策」は失敗に終わった。これらの医療対策がよりどころにしていたのは、間違った演算であり、数え切れない嘘の数々であり、決して守られることのない約束であった。そしてプロパガンダと恐怖を煽るキャンペーンが、耐えがたいほどにばらまかれてきたのだ。
その流れの中で今起こっていることは、あからさまな脅迫を使ってワクチンを打つことに同意すべきだという恐喝であり、移動や集会の自由は踏みにじられ、余暇活動や労働にいそしむ権利も奪われている。
いま連中が我々に押しつけようとしているワクチンに効果はあるのだろうか?
このワクチンをうてば、集団免疫が獲得できることになるのだろうか?それともそれはただの神話なのだろうか?本論では、この問いに答えるべく、国民が最もワクチン接種を行っている国々の医療状況について記述する。その際、世界保健機関が提供している数値と、オンラインの研究サイトである「OurWorldinData」の数値(同サイトの2020年12月から2021年9月15日までの「ワクチン調査欄」のもの)を利用する。
アストロゼネカ社のワクチン接種「チャンピオン」国であるジブラルタルの死者数
ジブラルタル(人口は3万4千人)は2020年12月からワクチン接種を開始した。医療当局の調べによれば、当時の症例者数はたった1040人に過ぎず、この国でCOVID-19が死因とされた死者数の総計は5名だった。その後、かなり大がかりなワクチン接種計画が実施され、ワクチン接種率は115%(多くのスペインからの訪問客にも接種を行ったため)に達した。しかし、新規感染者数は5倍(5314件)に増加し、死者数も19倍である97名に達した。100万人あたりの死者数にすると2,853人になる。この数は欧州でいえば最も高い数値を示す国の一つとなる。しかしワクチン接種を推し進めていた当局は、それ以外の正当な理由を提示しないままで、ワクチンと感染拡大の間に見られる強い因果関係を否定している。数ヶ月感染が収まりを見せていた後で、再び感染の拡大が始まったことから、ワクチン接種率が115%であっても、ワクチンがこの病気から人々を守らないことがはっきりしている。

マルタ:ワクチン接種率84%だが、同様に効果は見られていない
マルタは、欧州諸国の中で、この「偽ワクチン」の接種チャンピオン国の一つだ。人口50万人のこの島国で、ほぼ80万本のワクチンがすでに打たれており、6ヶ月ほどをかけてワクチン接種率はほぼ84%に達している。
しかし2021年7月初旬から再び感染が始まり、(死者を含む)重症者数は増加し、当局は「ワクチンは人々を守らない」と判断し、感染予防のための制限措置を取らざるを得なくなっている。

ここでも、感染の症例者数と、死亡者が再び増加しており、ワクチンの接種率が高くても、人々の健康は守られていないことが証明されている。
アイスランド。国民は集団免疫がつくと考えてはいない。
人口36万人のこの小国において、8割以上の国民が1度目の接種を行い、75%の国民が2度接種を行っている。しかし2021年7月中旬までには、1日の新規感染者数は、それまでの10件から120件にまで上昇し、ワクチン接種を行う前と比べて高止まりしている。このような急激な再感染のせいで、疫学者のトップは、ワクチンにより集団免疫を獲得することは不可能であると考え、「ワクチンによる集団免疫獲得は神話です」と公言している。

ベルギー。ワクチン接種を行ったのに病気が再発している。
ベルギーでは、国民のほぼ75%が1度の接種を行い、65%が2度接種を行っている。しかし、2021年6月下旬から、それまで500人以下だった一日の新規症例数が、2千人近くにまで急増している。RTBF(ラジオ&テレビ・ベルギー・フランス語放送)の報道によれば、デルタ株に襲われたため、現在のワクチンでは人々を守るのには不十分だ、とのことだった。
シンガポールはワクチンによる「ゼロ・コロナ」計画を断念
この小国もワクチン接種率は高く、国民のほぼ8割が少なくとも1度の接種を行っている。しかし2021年8月20日以来、シンガポールは急激な感染の再拡大に直面しており、6月の1日の症例数は10人程度だったのに、7月の終わりには150人以上になり、9月24日の時点では1246人に上っている。

ワクチン接種を行っても、このような感染の再拡大を押さえ込めていないため、「ウイルス撲滅対策」というやり方を放棄し、この病気の扱い方を「インフルエンザ並に」、ウイルスと共存するという対策法に変換せざるを得なくなってきた。
英国では、心配されるレベルにまで感染が拡大。
英国は、アストロゼネカ社のワクチンの接種において欧州諸国の「チャンピオン国」だ。国民の7割以上が1度目の接種を行い、59%が2度接種を行っている。この高い「接種率」でも、今夏の初旬の症例数の爆発的な増加を防ぐことはできなかった。具体的には、7月中旬で、1日の感染者数が6万人に達している。
ワクチン接種を行ったのに、感染の再拡大が深刻になっており、オックスフォード大学のワクチン研究部のアンドリュー・ポラード代表は議会においてこう発言していた。「ワクチンによって集団免疫が獲得できるという考え方は、神話です。」

この感染の再発のため、入院患者や、重症患者や、死者数も増えている。8月の公式説明によれば、2度接種した人の死者数(679人)が、ワクチンを打っていない人の死者数(390人)を凌駕しており、ワクチンにより死者数の増加が防げるという希望はもてないことを示している。
以前に取られていた公衆衛生上の制限措置が取りやめになった後でも、感染は減少に転じ、1日3万件以下に減少していた。これは、「対策措置を取りやめれば7月には1日の感染者数は10万件にのぼるだろう」という見通しとは食い違う結果だった。
イスラエル: ワクチン接種後の感染が当局により否定されている。
ファイザー社のワクチン接種国の「チャンピオン国」であるイスラエルは、かつては至る所でワクチンの効果がある国の1例として取り上げられていた。しかし、今は厳しい現実が突きつけられ、ワクチンの失敗を象徴する国になっている。
国民の7割が1度はワクチン接種を行っており、感染すると危険が生じる人々の9割近くが2度の接種を行っている。しかし6月下旬から感染がこれまでの中で最も激しく拡大しており、一日の感染者数が1万1千件を記録した(2021年9月14日)。これはこれまでで最も多かった2021年1月の状況を超えるものだ。その1月の状況は、ファイザー社のワクチンの1度目を接種した国民が5割近い状況だった。

ファイザー社のワクチン接種が行われたのに、このような感染の再拡大が起こっていることに伴い、入院者数も増えている。そして入院患者の大多数をワクチンを接種した人々が占めている。

ワクチン接種は、病気の重症化や、死から人々を守ってはいない。

7月下旬時点で、118名いた重症患者は全てワクチンを2度接種した人々だった!
重症患者の中でワクチン接種した人々の割合が、国民の中で2度の接種を行った人々の割合よりもずっと高くなっている。具体的にいうと、61%だ。イスラエルの保健大臣のように「ワクチンが重症化や、死から守ってくれる」と深く考えずに主張することは、間違いだ。(あるいは偽情報だ)。
この主張を間違いでないものにするために、イスラエル政府は、ワクチンの失敗が明白なのに、それを否定し続け、ワクチンしか解決策はない、という主張に固執し続けている。いったいこれ以上何名の方々の生命が犠牲になれば、インドや日本がとっている医療政策を踏襲し、COVIDを初期治療するという方向に舵が切られるのだろうか?
結論
今の「偽ワクチン」の効果は十分ではない。この偽ワクチンでは、感染の再拡大を抑え込み、入院患者の増加や、重症患者や、死者を減らすことはできない。イスラエルでも、英国でも、ワクチン接種が多くの被害者を出すことが明確になっており、ワクチンを打った人々が、ワクチンを打っていない人々よりも、死に至る危険性が高くなっている。
「ワクチンだけが答えである」という政策に固執すれば、恐ろしい状況に追い込まれる。初期治療が望ましいという政策を公的に打ち出している国々(例えばインド)や、医師たちに治療を認める国々(例えば日本や韓国)の方が、よっぽど良い結果を出している。

私たちの国の医療行政当局はなぜ手をこまねいて見ているだけなのだろう?疫学者たちがはじき出した演算なんかにすがるのはやめるべきた。というのも、疫学者たちは、ワクチン製造業者と密接に結びついているのだから。証明された事実に目を向けるべきだ。連中の欺瞞と害に満ちたワクチン接種キャンペーンなど止め、初期治療を推奨すべきだ。
医師たちを抑え込むことにより、初期治療を禁止することを続ければ、多くの患者たちにとって回復の機会を失うことになる。こんなことになれば、政府、特に医療行政当局に対して直接責任が問われることになるだろう。
Dr Gérard Delépine is an oncologist and statistician
注
[1] For the first time in 2500 years…
[2] SARS-CoV-2 variants of concern and variants under investigation in England Technical briefing 21
Published August 2021 Public Health England Gateway number : GOV 9374 20 August 2021
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