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イベルメクチンは内服薬だけでなく外用薬としても、すべての人に劇的効果

<記事原文 寺島先生推薦>Topical Ivermectin Anyone?
ジャスタス・R・ホープ(Justus R. Hope), MD
The Desert Review
2021年7月28日(9月8日更新)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>



 往年のコメディアン故W.C.フィールズ(Fields)は、イベルメクチンを手放せなかっただろう。フィールズの大きな赤い鼻を見てすぐにわかった。その鼻は飲酒のせいではなく、「酒皶(しゅさ)」という病気が原因だったのだ。この状態が続くと、顔はますます赤らみ、血流が増加し、苦痛を伴った皮膚の炎症を引き起こす。この病気を放置すると、鼻が大きくなり、フィールズが苦しんでいた典型的な「鼻瘤(こぶ)」になってしまう。



W. C.フィールズ*(1880-1946)・・・アメリカのコメディアン、俳優、ジャグラー、そして作家。(ウィキペディア)

 ありがたいことに、今日では多くの効果的な治療法により、「酒皶」の進行を遅らせ、「鼻瘤」の発生を防ぐことができる。最良の治療法の1つは、Soolantra(スーラントラ)というブランド名で販売されている、イベルメクチンが1%配合された塗り薬だ。小さなチューブを588ドルで購入できる。しかし、スーラントラは「酒皶」用ならば、FDA(米国食品医薬品局)が承認しているので、多くの場合、保険で支払われる。

 スーラントラは「適応外処方(オフラベル)」としても重宝され、「尋常性座瘡」など他の皮膚疾患にも使用され、優れた効果を発揮している。「適応外処方(オフラベル)」とは、製造時に設定された効用以外の効果のために、ある医薬品を使用することを意味する。つまり製造当初には含まれていなかったし、承認もされていなかったある効用が、後に科学的根拠に基づいて認められたケースを指す。

https://www.amazon.com/Surviving-Cancer-COVID-19-Disease-Repurposed/dp/0998055425

 私が自分の患者に処方する薬のほぼ50%が適応外処方だ。これは普通に行われ、標準的な治療法と考えられている。医師は治療者であり、科学的に見て患者に役立つ可能性が高く、害を及ぼすリスクが低いものを処方するのが私たち医師の仕事だ。例えば、レチノイン酸のようなFDA承認の治療法がうまくいかなかった重度のニキビ患者に対して、イベルメクチン1%配合塗り薬がよく処方される。

 イベルメクチンは、過去40年以上、何十億の人々に対して処方された実績のある安全な薬だ。

 FDAがスーラントラを認可した直後に、シャーロッツビルで家庭医をしているジョン・D・ゲイズウッド(John D.Gazewood)博士は2016年の「New Drug Reviews」にイベルメクチンの安全性について次のように書いた。

 「イベルメクチン塗り薬は重篤な副作用がなく安全であることが研究でわかっている。無作為化試験では、副作用の発生率はビヒクル、メトロニダゾールゲル、アゼライン酸(Azelex)と同様であり、全身性の副作用はなかった。707名の患者を最長1年間調査した2つの治験において、安全性に関する懸念はなかった。」

https://www.aafp.org/afp/2016/0915/p512.html

 現在発行されているいくつかの論文を読んでも、今日、ケイズウッドが言っていたように「イベルメクチンは安全である」ことは絶対わからないだろう。

 明らかな偽情報を含んだ一篇(2021年7月23日発行)に次のような記述がある(ジョン・D・ゲイズウッド博士が言っていることとは食い違っている):

 「イベルメクチンのヒトでの副作用は、吐き気、嘔吐、下痢、低血圧、痙攣、平衡感覚の障害、昏睡、死などだ。」

 と 医療ジャーナリストでもないスティーブ・ポキン(Steve Pokin)が書いている。

 これはウソ。

https://www.news-leader.com/story/news/local/2021/07/23/why-some-people-taking-drug-cattle-deworming-covid-19-ivermectin-ozarks-medicine/8056251002/

 当然のことながら、医師が書いた記事は正しく、医師でないこの人物が書いた記事は正しくない。イベルメクチンは、河川盲目症の治療に何十年にもわたって何十億回も使用されていることから、非常に安全であることが知られている。もし、イベルメクチンで昏睡状態や死亡した人がいたならば、データで確認できたはず。だが、それはない。

 薬剤の外用的な調製は一般的だ。例えば、ジクロフェナクとして知られる非ステロイド性抗炎症薬(NSAID:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug) のボルタレンは、経口摂取することもできるし、ジェルとして塗布することもできる。どちらも手や膝の関節炎に高い効果を発揮する。また、内服薬を服用できない患者でも、外用薬としては容易に使えることが多い。

 一方、イベルメクチンは、外用薬としても内服薬としても区別なく使える。シラミや疥癬の治療のために体に塗れば、高い効果が期待できる。イベルメクチンは、寄生虫を効果的に殺すだけでなく、優れた抗ウイルス作用や抗炎症作用など、他の作用も持っている。試験管の中のSARS-CoV-2を根絶やしにする効果が高いことは、FDAすら認めている。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0166354220302011

 この研究では、イベルメクチンの1回の使用で、ウイルスの複製を5000分の1に抑えることが証明された。これはウイルスを99.98%消滅させることになる。

 だれが、一体、イベルメクチンは抗ウイルスではないと言っているのか?

 その通り。そんなことを言っているのは、医師でも何でもないコラムニストのスティーブ・ポキンだ。彼は、上記の研究とは正反対のことを、次のように書いている:

 「イベルメクチンは寄生虫を駆除するために使われる。抗ウイルス薬ではない。」

 これはウソ。

 イベルメクチン外用薬のスーランドラが「酒皶」に効果的なのは、「酒皶」の患者に15~18倍多く見られるニキビダニを退治するから。さらに、イベルメクチンには強力な抗炎症作用があり、これが、「酒皶」だけでなく、COVID-19、特に炎症が激しくなるサイトカインストーム時に効果を発揮するもう一つの理由だ。

 フランスの有名な老人ホームのケースでは、イベルメクチンの強力な抗COVID効果が偶然にも明らかになったが、これは中央値90歳の69人の患者に疥癬の治療を行ったときのことだ。この老人ホームでの死者はゼロ、COVID重篤患者もゼロだった。他方、対照群である45の老人ホームの3,062人の入居者は、あまり良い結果ではなかった。これらの対照群は、年齢と社会経済レベルでつり合いが取れている。COVID-19症例が22.6%、死亡例が5%であった。

https://c19ivermectin.com/bernigaud.html

 ジャッキー・ストーン(Jackie Stone)博士は、イギリスで教育を受けた医学博士であり、生化学者でもある。彼女はジンバブエで治療活動をする伝説的人物だ。幸運にも彼女の患者であれば、おそらくCOVID-19を生き延びることになるだろう。

 2020年8月、ストーン博士は、病院が患者で溢れかえり、COVID-19のために患者たちが駐車場で死んでいく状況に直面させられた。彼女は患者を見殺しにするか、あるいは、とにかく何かその場で対応するしかなかった。彼女は、FLCCC(COVID-19緊急治療最前線医師の会)が発表したCOVID-19に関する処方手順を見たと報告したが、その時はまだ処方手順にイベルメクチンは含まれていなかった。

 「8月にはFLCCCの基本的処方手順が発表され、軽症、ステージ1、2A、2B、そしてステージ3とはっきり症状の段階を区別していたと思います。私たちはそれに従ったのですが、如何せん医療システムが持ちませんでした。」

 ストーン博士は、マーティン・ギル(Martin Gill)博士のイベルメクチンの成功をきっかけに、イベルメクチンを追加した経緯を報告している。この追加により、ジンバブエはCOVID-19パンデミックから救われたのだ。

 「7月の最後の数日から8月の最初の週にかけては、まさに修羅場でした。転院先の病院がなくて転院できない患者がいたり、駐車場で亡くなる人がたくさんいたり、本当にひどい状態でした。だからこそ、患者の命を救うためにできることをしなければなりませんでした。

 そして、8月8日、すべてがうまくゆきました。そして、最初の患者たちにイベルメクチンを投与しました。前述したマーティン(ギル)の老人ホームは22床の病院がありましたが、6日後には全員快癒しました。そのうち5人は重篤患者でした。私たちの病院では、その段階で2人の重篤患者の命が助かりました・・・8月8日から12月24日まで、私の病院では死者ゼロです。そして、私たちの患者グループを見てみると、患者のうち入院した人が全体の26%で、入院者による病人のベッドの占有率は常に80%以下でした。」

 ストーン博士のイベルメクチンの成功の噂は広まり、やがてジンバブエ中がイベルメクチンを採用し、大成功を収めた。以下の動画2分57秒参照

 「それはソーシャルメディアで野火のように広がりました。誰もがイベルメクチンに注目し、何が騒がれているのかを確認し始めました。そして、そこから国中がイベルメクチンを知るようになったのです。ジンバブエ公式認定は1月26日に行われました。死亡率は1月25日のピーク時には1日あたり70人でしたが、2月26日には1日あたり0人になりました」。

 ストーン博士は、2020年12月から2021年1月、2月、3月の間に、「50万回分の液体イベルメクチンが使用された」と指摘している。

 ストーン博士とギル博士の初期のイベルメクチン投与の成功があり、一連の臨床試験がプラスの実績を積み重ねていることが確認されるとともに、それはFLCCCに影響を与え、彼らのプロトコル(処方手順)を洗練させ、2020年10月にCOVID-19の予防と治療に使用する中核薬として追加された。FLCCCは、多くの論文を発表し、世界的に著名な救命救急診療の医師たちのグループ。パンデミック下の命を救うためのプロトコルを開発する目的でFLCCC(COVID-19緊急治療最前線医師の会)を結成した。ポール・マリク(Paul Marik)医師とピエール・コリイ(Pierre Kory)医師が率いるFLCCCは、イベルメクチンをベースとしたプロトコルを一番の目玉としている。

 ジャッキー・ストーン博士は、イベルメクチンのプロトコルを使用することで、死亡率が10分の1、約90%減少したと報告している。イベルメクチンを使用していない国立病院では重症患者の死亡率が35%であるのに対し、ストーン博士のイベルメクチン使用患者の死亡率はたった3.8%だった。下の動画24分05秒参照

https://www.bitchute.com/video/K5g2Ik429MgS/

 このような安全で安価な再利用薬が成功すれば、世界中の人々がこの薬を採用してパンデミックを終わらせることができると思うかもしれない。もし、40年前の巨大タバコ産業のように、強欲で強力で腐敗した組織がなければ、今回のパンデミックは終了していただろう。もし、2021年2月にジャッキー・ストーン博士が成功した直後に世界がイベルメクチンを採用していたら、今頃はSARS-CoV-2は絶滅し、パンデミックも、亜種も、ロックダウンもなくなっていただろう。

https://www.amazon.com/Ivermectin-World-Justus-R-Hope/dp/1737415909

 しかし、タバコ産業と同じように、今日のビッグ・ファーマはこれを許せなかった。なぜなら、彼らの損失はあまりにも大きすぎるから。巨大タバコ産業と同じように、一般市民に対してメディアを利用し、ワクチンを美化する一方で、イベルメクチンを非難したのだ。

https://trialsitenews.com/is-the-ivermectin-situation-rigged-in-favor-of-industry-is-the-big-tobacco-analogy-appropriate/

 現在、複数の巨大規制当局やメディアによる揺り戻しがあり、イベルメクチンを使わないようにとの意見が広められている。それが契機となりジンバブエではイベルメクチンの使用に関して大きな意見の対立が生じている。

 ストーン博士を最も批判しているのは、ロンドン在住で大手製薬会社と強いつながりのあるラシダ・フェランド(Rashida Ferrand)医師だ。フェランドは、ジンバブエの医療・歯科医師評議会(MDPCZ)に苦情の手紙を書いた。

 「私たちは、彼女(ストーン博士)が、医療従事者が守るべき厳格な行動規範に違反し、患者を危険にさらしている可能性があると強く信じています」とフェランドは書いている。

https://www.newsday.co.zw/2021/07/is-ivermectin-the-game-changer-or-just-another-fad/

 フェランド博士は、ストーン博士が、多くの患者を駐車場で見殺しにしたり、イベルメクチンを使って彼らを救う彼女なりの処方をする時間で(本来医者として)することをやらないことはどうなのか、と私たちに問いかけている。ここで考えなければならないのは、ストーン博士が自分の担当する瀕死の患者に負わせたかもしれない「危害」とは何なのかだ。患者らが直面していた確実な死より酷い「危害」なんてあるのか。

 しかしフェランド博士は、どんな理由があってストーン博士を大っぴらに批判するのだろうか?

 おそらくその理由はラシダ・フェランド博士がウェルカム・トラスト*の上級研究員だからだ。

ウェルカム・トラスト*・・・イギリスに本拠地を持つ医学研究支援等を目的とする公益信託団体。アメリカ出身の製薬長者のサー・ヘンリー・ウェルカムの財産を管理するため、1936年に設立された。その収入は、かつてバロウス・ウェルカム社と名乗り、のちにイギリスでウェルカム財団と改称した団体から醵出されている。(ウィキペディア)

https://www.lshtm.ac.uk/aboutus/people/ferrand.rashida

 ウェルカム社は慈善団体と称しているが、実際には大手製薬会社との金銭的な利益相反にどっぷり浸かっている。

https://www.bmj.com/content/372/bmj.n556

 ウェルカム社はワクチンや大手製薬会社から多大な利益を得ており、イベルメクチンがCOVID-19の治療薬として承認されれば、数十億ドルの損失を被る可能性がある。フェランド博士は、自分の飼い主の手を噛んではならず、ウェルカム社を喜ばせることは、彼女のフェローシップ(大学の特別研究員の地位)を得ることにつながる。それゆえ、彼女は、医師としてあるべき姿、つまりパンデミック・ヒーローとみなされるべき人物を批判する手紙を書いたのだ。

 もし、イベルメクチンがCOVID-19の有効な治療法として認められれば、実験用ワクチンの緊急使用承認(EUA)は取り消される可能性が高い。EUAは、他に効果的な手段がない場合にのみ認められる。EUAを失った場合、このプログラムは中止となり、通常のプロセスである2年間の臨床安全性試験に戻ることになる。そうなれば、1,000億ドル規模のワクチン産業と、そのスポンサーであるウェルカム社にとっては最悪の事態となるのだ。

 このインタビューの時点で、ストーン博士はすべての患者を外来患者として早期に治療し、一様に優れた結果を出している。

 「6時間後には劇的に回復し、酸素吸入をして家族と一緒に帰宅してもらう。それは素晴らしいことです。急速な改善を目の当たりにして、とても満足しています。」動画21分33秒以降参照

 現地の老人ホームで致死性のCOVID-19が発生したとき、ストーン博士はイベルメクチンを投与しなければならないと考えた。しかし、老人ホームの管理者は、イベルメクチンを持ち込むことも、投与することなど、なおさら許可しなかった。アメリカの病院と事情は似通っている。

 しかし、ストーン博士は、透明なイベルメクチンの外用薬を知っていた。突然、イベルメクチン液の入った「ベビーオイル」の瓶が裏庭の塀を乗り越え、老人ホームにたどり着くことになった。老人ホームの住人がそれを回収し、やがて老人たちが皆、肌に潤いを与えている姿が見られるようになった。

 介護施設で発生したCOVID-19は一夜にして消え去った。彼らの命を救ったのはジャッキー・ストーン博士ということになる。

 このことから私たちは何を学べるのか?

 まず「酒皶」やニキビに悩まされている方は、塗付用イベルメクチンについて医師と相談してみてはどうか。次に、「酒皶」のためにイベルメクチンクリームを定期的に使用していると、不思議なことにCOVID-19や疥癬から守られていることに気づくかもしれない。

 第三に、イベルメクチンのような安価な再利用薬は、嘘やメディアによる誹謗中傷で悪者にされてしまうのだ、というメッセージを常に念頭に置いておくことだ。大手製薬会社がFDA、NIH、WHOなどの規制当局を支配している限り、大手製薬会社が医師たちに、その長く伸びる触手で力を振るったり、影響を与えたりする限りそうしたほうがいい。

 そして最後。牛とか馬の写真を特集したような論文には警戒の目を向けること。


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