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カウ(牛)ボーイからソイ(豆)・ボーイへ:アメリカの消費者は肉もどき、乳製品もどきの消費が増加

Cowboy to soy boy: Americans consuming more fake meat & dairy than ever

RT Business News 2018年9月16日
(翻訳: 寺島メソッド翻訳グループ 2018年10月5日)
<記事原文>
https://www.rt.com/business/438565-americans-fake-meat-milk/



植物性食品産業の顔となっている「グッド・フード・インスティテュート(GFI)」(※)の新しい研究によれば、動物性食品の代替物の販売量は37億ドルを超えたとのことだ。アメリカの小売り総売上高は過去12ヶ月でちょうど2%の増加だったが、植物性食品は同時期17%の伸びを見せた。

    ※[訳者注] The Good Food Institute(GFI): 植物性の肉(フェイク・
      ミート)や植物性の乳製品の普及をめざしている非営利団体でアメ
      リカを拠点としている。同協会のホームページは以下にある。 https://www.gfi.org/


「植物性食品産業は、どちらかと言えば『ニッチ(隙間)市場』だったのが、十分に主流と言える流れに入ったということです」と「植物性食品協会(PBFA)」の専務理事ミシェル・サイモン氏は語った。


サイモン氏の説明によれば、植物性の肉と植物性の乳製品の消費者は今やベジタリアンだけではない。「(以前は)消費の主流にいた人々ですら」「いま市場に出回っている、味もよく、革新的なこの植物性食品に手を伸ばしている」とのことだ。

GFIの研究によると、植物性の「肉」の売上高はこの1年間で23%延びた。昨年は6%の増加だった。植物性製品の売り上げ高はアメリカ国内9箇所の国勢調査地域で二桁の伸びを見せた。

GFIの下した予想は、植物性の肉の世界市場は今後2023年までに63億ドルに達するだろうというものだ。現在の市場規模は46億3千万ドルだ。

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「消費者の目が肉の消費を減らす方向に向く中、植物性の肉を選択する人がますます増えています。 実際、全米12%の一般家庭は現在植物性の肉を購入しています」とGFI企業担当専務のアリソン・ラブシュナック氏は語った。

「昨年からこれだけの増加があったことは決して無視できません。 この傾向がこのまま続いてほしいと思っています」とラブシュナック氏は付け加えた。

GFIの研究報告ではまた、「今日の植物性の肉は約10年前の植物性ミルクと同じことになるのでは、という見方がある」ことにも気づいていた。

※[訳者注] 植物性ミルクとは、植物から採れるミルクで、豆乳、アーモンドミルク、ライスミルクなどがある。 

植物性ミルク(18億ドル市場)は「牛乳」アメリカ国内総売り上げ高の13%もの割合を占めている。 これと対照的に植物性の肉の場合は、「肉」アメリカ国内売り上げ高の約1%にしか過ぎない。

GFIは指摘しているが、植物性の牛乳はますますごく普通の家庭食品となっており、他の植物性の乳製品も需要がある、ということだ。 こういった「他の植物性の乳製品」は、最大GFIによると、最大の売り上げ幅を見せた他の製品と肩を並べそうだ。
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