ジョージ・ギャロウエイ:英国と米国はひそかにジュリアン・アサンジの自殺を望んでいるのか?
ジョージ・ギャロウエイ:英国と米国はひそかにジュリアン・アサンジの自殺を望んでいるのか?
<記事原文 寺島先生推薦>
George Galloway: Do Britain and the US secretly want Julian Assange to commit suicide?
Russia Today
2021年8月12日
ジョージ・ギャロウエイ(George Galloway)
<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ>
2121年9月2日
George Galloway

was a member of the British Parliament for nearly 30 years. He presents TV and radio shows (including on RT). He is a film-maker, writer and a renowned orator. Follow him on Twitter @georgegalloway

最近、ロンドンの高等裁判所で下された恥ずべき判決によると、英国で最も著名な政治犯が自殺の危険性があることを証明するには、実際に自分の命を絶つしかないということだ。当局はそれを望んでいるのだろうか?
21世紀は英国にとって恥ずかしい日が多かったが、昨日もまさにその一つだった。
ロンドンの高等裁判所は、英国で最も著名な政治犯であるジュリアン・アサンジが米国の不法制度に引き渡された場合、自殺する可能性があるという証拠をすべて聞いた上で出した(昨年10月の)一人の判事の判断をあっさりと無効にした。
ALSO ON RT.COM

George Galloway: I’m happy my friend Julian isn’t being sent to a US gulag. But this shameful episode is a huge stain on Britain
控訴裁判所は、2人の身柄引き渡しを拒否した昨年10月の判決を主要な論点とした米国が起こした控訴審において、事実上10年間服役しているアサンジの真の精神的健康状態について、第一審判事が誤解していたことを主張してもよいと決定した。こうなれば、米国の弁護士が、米国の超大型刑務所が実際には完全に人道的な場所であることを主張する必要はなくなる。
バイデン政府の英国人弁護士の奇妙な主張は、他ではお目にかかれない非論理的なものだろう。ジュリアンは、婚約者のステラ・モリスとの間に「密かに子供を作っていた」ため、自殺の危険性はないとこの(女性)弁護士は主張したのである。これが一体何を意味するのか、私には到底理解できない。30年近く国会議員をしていて、こんな馬鹿げた話は聞いたことがない。
すべての男性が子供がいることを隠しているわけではなく、子供がいることを公表している男性もいるということを言いたいのだろうか?
アサンジには婚外子がいたということを言いたいのだろうか?何とも古風な話だ。結婚している父親は自殺の危険性が高い?
それとも、アサンジはいやしくも父親だと言いたいのか?子供のいない男性は、自殺のリスクが高いということか?
あまりにも心を欠いた主張だ。不思議なのはこんな主張をして料金を取る人がいることだ。もっと不思議なのはそれを支持する裁判官がいることだ。何よりも不思議なのは、マーサズ・ヴィニヤード(アメリカ合衆国マサチューセッツ州デュークス郡に属する、面積231.75 km2の島_ウィキペディア)出身のジョー・バイデンという、大の動物好き(訳注:ジャーマンシェパードが彼の愛犬)民主党大統領が、こんなことを依頼したことだ。
つまり、アサンジがアメリカに送還される可能性は、一昨日よりも今日のほうが高くなっているということだ。そして彼が悪魔の島、ベルマーシュ刑務所に留まることは確実で、その間にも氷河期のような出来事は続いていく。
アサンジに自殺のリスクがあることを証明するには、たぶん彼が自殺するしかないのだ。つらつら思うに、それがジョー・バイデンの狙いかもしれない...。
<記事原文 寺島先生推薦>
George Galloway: Do Britain and the US secretly want Julian Assange to commit suicide?
Russia Today
2021年8月12日
ジョージ・ギャロウエイ(George Galloway)
<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ>
2121年9月2日
George Galloway

was a member of the British Parliament for nearly 30 years. He presents TV and radio shows (including on RT). He is a film-maker, writer and a renowned orator. Follow him on Twitter @georgegalloway

最近、ロンドンの高等裁判所で下された恥ずべき判決によると、英国で最も著名な政治犯が自殺の危険性があることを証明するには、実際に自分の命を絶つしかないということだ。当局はそれを望んでいるのだろうか?
21世紀は英国にとって恥ずかしい日が多かったが、昨日もまさにその一つだった。
ロンドンの高等裁判所は、英国で最も著名な政治犯であるジュリアン・アサンジが米国の不法制度に引き渡された場合、自殺する可能性があるという証拠をすべて聞いた上で出した(昨年10月の)一人の判事の判断をあっさりと無効にした。
ALSO ON RT.COM

George Galloway: I’m happy my friend Julian isn’t being sent to a US gulag. But this shameful episode is a huge stain on Britain
控訴裁判所は、2人の身柄引き渡しを拒否した昨年10月の判決を主要な論点とした米国が起こした控訴審において、事実上10年間服役しているアサンジの真の精神的健康状態について、第一審判事が誤解していたことを主張してもよいと決定した。こうなれば、米国の弁護士が、米国の超大型刑務所が実際には完全に人道的な場所であることを主張する必要はなくなる。
バイデン政府の英国人弁護士の奇妙な主張は、他ではお目にかかれない非論理的なものだろう。ジュリアンは、婚約者のステラ・モリスとの間に「密かに子供を作っていた」ため、自殺の危険性はないとこの(女性)弁護士は主張したのである。これが一体何を意味するのか、私には到底理解できない。30年近く国会議員をしていて、こんな馬鹿げた話は聞いたことがない。
すべての男性が子供がいることを隠しているわけではなく、子供がいることを公表している男性もいるということを言いたいのだろうか?
アサンジには婚外子がいたということを言いたいのだろうか?何とも古風な話だ。結婚している父親は自殺の危険性が高い?
それとも、アサンジはいやしくも父親だと言いたいのか?子供のいない男性は、自殺のリスクが高いということか?
あまりにも心を欠いた主張だ。不思議なのはこんな主張をして料金を取る人がいることだ。もっと不思議なのはそれを支持する裁判官がいることだ。何よりも不思議なのは、マーサズ・ヴィニヤード(アメリカ合衆国マサチューセッツ州デュークス郡に属する、面積231.75 km2の島_ウィキペディア)出身のジョー・バイデンという、大の動物好き(訳注:ジャーマンシェパードが彼の愛犬)民主党大統領が、こんなことを依頼したことだ。
つまり、アサンジがアメリカに送還される可能性は、一昨日よりも今日のほうが高くなっているということだ。そして彼が悪魔の島、ベルマーシュ刑務所に留まることは確実で、その間にも氷河期のような出来事は続いていく。
アサンジに自殺のリスクがあることを証明するには、たぶん彼が自殺するしかないのだ。つらつら思うに、それがジョー・バイデンの狙いかもしれない...。
- 関連記事
-
- ジュリアン・アサンジを裏切ったオーストラリアと、彼を収監するベルマーシュ刑務所の拷問的待遇の詳細を暴露した新たなファイル (2022/01/18)
- アサンジの支援者たちはロンドンで集会。米国はアサンジの引き渡しを諦めてはいない。 (2022/01/03)
- クリス・ヘッジズ:アサンジ裁判は、今日、報道の自由にとって、最も重要な戦いだ (2022/01/01)
- もしアサンジが英国の刑務所で死ぬことになれば、それは「拷問死」・・・拷問に関する国連特別報告者がRTに語る (2021/12/21)
- 「CIAは、アサンジを殺害するか拉致する目的で、ロシア工作員たちとロンドンの街頭で銃撃戦をする用意ができていた」との爆弾記事 (2021/10/18)
- 「常軌を逸している」:トランプ政権下のCIAがジュリアン・アサンジの暗殺について議論していたとの報道に驚愕するアメリカ人 (2021/10/16)
- ウィキリークス主任編集者の発言:「ポンペオ前CIA長官は、アサンジを標的にした策謀があるらしいと外部に漏らした情報提供者を訴追することを求めている」 (2021/10/15)
- ジョージ・ギャロウエイ:英国と米国はひそかにジュリアン・アサンジの自殺を望んでいるのか? (2021/09/02)
- 英国高裁判決によってアサンジの米国への送還脅威高まる (2021/09/01)
- 無期限に「引き回される」アサンジ (2021/08/05)
- いつまで続けるのか。ジュリアン・アサンジへの拷問と医療怠慢ー「アサンジを守る医師団」が世界に呼びかけ (2021/05/31)
- ジョージ・ギャロウェイ:「友人のジュリアンがアメリカの収容所に送られなくて良かった。しかし、この恥ずべきエピソードは、英国の大きな汚点になりました。」 (2021/02/02)
- 「英国政府は米国の『プードル犬』であり、ジュリアン・アサンジが獄死することを望んでいる」・・・ロジャー・ウォーターズ、RTに語る (2020/12/25)
- ジュリアン・アサンジの即時釈放を求める声が各方面から上がる――現職国家元首、首相、国会議員、13名の大統領経験者などが英国政府に要求 (2020/10/09)
- ジュリアン・アサンジのアメリカへの身柄引き渡し公聴会:裁判はやればいい、だけではすまない。文字通りの「視覚化」が必要。 (2020/09/30)
スポンサーサイト