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ペルー初の社会主義者の大統領、ペドロ・カスティジョの誕生

ペルー初の社会主義者の大統領、ペドロ・カスティジョの誕生
<記事原文 寺島先生推薦>
Peru Gets Its First Socialist President, Pedro Castillo

Strategic Culture 2021年7月20日

ロン・ライデナー(Ron Ridenour)著

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年8月15日

 元教員で、元労働運動家で、元小作農民のカスティージョが率いる新政権は、社会や経済の再建を実現し、米国による不当な利益の搾取や支配から国民を救い出すという公約を守ることが期待されている。

 社会主義者である51歳のペドロ・カスティージョと、58歳のディナ・ボルアルテがペルーの大統領と副大統領に決まったとの発表は、ペルーの全国選挙審議会から、予定より遅れて7月19日に行われた。元小作農民が教員になり、労働運動家となったカスティージョと、ボルアルテ弁護士が、ペルーリブレ国民政党の候補者となっていたのだ。彼らの新政権は7月28日に発足した。(スペイン語の情報源はこちら。JNE proclamó a Pedro Castillo como el próximo presidente de la República | La República (larepublica.pe)



ペルーリブレ国民政党の支持者たちが候補者の勝利宣言を聞き、歓声をあげているところ John Reyes / La República

 ペルーリブレ国民政党の対抗馬は、ケイコ・フジモリだった。彼女の政党は極右政党である人民勢力党であったのだが、フジモリはカスティージョらの勝利を「法に則ったものだ」と認め、自身の多くの暴力的な支持者たちに全ての形態の暴力をやめるよう呼びかけた。ケイコ・フジモリは、様々な犯罪により禁錮30年の刑を求刑されているところである。具体的には、不法な賄賂の受け取り、マネー・ロンダリング、2011年の大統領選での不法な金銭の受領、犯罪組織の主導だ。ケイコ・フジモリは15ヶ月間の公判前拘留状態の後、自宅で軟禁状態に置かれている。それは海外逃亡の危険性が高いための措置だ。検察側は間もなく公判を求める予定だ 。(詳しい背景はこちらの記事を参照: Peru’s New President, Socialist-Worker Pedro Castillo: Right-Wing Contesting — Strategic Culture (strategic-culture.org))

 ケイコ・フジモリは1990年から2000年まで大統領をつとめたアルベルト・フジモリの娘であり、ペルー政界のファースト・レディ(訳注:最も著名な女性の意)である。アルベルト・フジモリは、25年の刑を受け、刑期の約半分を終えたところだ。彼の罪状は、汚職によるいくつかの罪と、軍人からなる秘密の暗殺集団を使って25名を殺害した罪だった。

 6月6日の決選投票の後、国家選挙管理委員会が以下のような発表をするのに10日間を要した。その発表の内容は、投票された票の100%が、カスティージョとボルアルテの辛勝を示していた、とのことだった。具体的には、両者の得票率は、フジモリ陣営の49.875%に対して、51.125%、票数でいくとたったの44058票差での勝利だったとのことだった。

 その後、全国選挙審議会が、1ヶ月以上かけて両候補者に投じられた17,627,100票(及び白票や無効票1,108,039票)の中から約100万票を再点検し、数え直した。 ケイコ・フジモリ側の多くの弁護士は少なくとも800件の提訴を行い、カスティージョが大幅に支持を集めた地域で大規模な不正が行われていたと主張していた。ケイコ・フジモリの支持者は、各地の選挙審議会の役所前でしばしば暴力的な抗議運動を起こし、カスティージョの支持者たちの多くに攻撃を加えた。

 元教員で、元労働運動家で、元小作農民のカスティージョが率いる新政権は、社会や経済の再建を実現し、米国による不当な利益の搾取や支配から国民を救い出すという公約を守ることが期待されている。 ペルーのこの動きは、ボリビアでの社会主義運動党の大勝とともに、多くの国々、特にラテンアメリカの多くの国々での同様の市民政党の躍進を促進するものと期待されている。





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