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キューバとベネズエラに対するソフト・クーデターは失敗に終わる

キューバとベネズエラに対するソフト・クーデターは失敗に終わる
<記事原文 寺島先生推薦>
Cuba and Venezuela Under Siege? The Failed “Soft Coups”

Global Research
2021年7月18日

ピーター・ケーニッヒ(Peter Koenig)著

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>



  疑いのないことだが、キューバ政権打倒を念願にしているマイアミのキューバ人たちは、今回のキューバでの反政府運動を喜んでいるだろうし、何らかの役割を果たしてもきただろう。このクーデターはソフトなクーデターと呼ばれているが、私に言わせれば、この企ては、おそらく60年を超えるキューバ革命の中で、キューバ政権を「クーデターにより転覆させよう」という史上最も激しい反政府運動だ。

  なぜかって?たくさんある理由の中からふたつだけあげよう。

  まず一つ目の理由だ。バイデンはキューバとの関係を改善しようとの考えを訴え続けていたが、彼は、多くの保守勢力からの圧力を受けている。彼らの多くは、バイデンが好きだという理由ではなく、トランプを嫌っていたためバイデンに投票した人々だ。

  来年議会選挙が予定されており、バイデンを「選んだ」民主党員に対して果たすべき義務がある。その義務のために「キューバとの関係改善」を口にしたのだろうが、このソフトなクーデターは、バイデンが共和党員と繋がっていることのひとつの証だといえる。それはつまり、バイデンに投票してくれたキューバ政権打倒を念願としているマイアミのキューバ人への配慮なのだ。

  2つ目の理由は、ベネズエラ、特にカラカスで上手くいっている作戦、つまりギャングによる犯罪が横行している状況のことだが、それをキューバの反政府運動と連携させようとしていることがあるだろう。両国で米国の意を受けた第5列勢力がうまく入り込めている、ということだ。

  バイデンの支持者たち、というよりはバイデンの後ろにいて、バイデンを陰から操るものたち、と言った方がいいだろうが、彼らには2つの計画があるのだ。ひとつはベネズエラのマドゥロ政権を打破することで、もうひとつはキューバを支配することだ。特に彼らの目から見て、トランプはこの計画に「しくじった」からだ。彼らの願いは、この両国を「米国の裏庭の国」に戻すことなのだ。 米国政府は、自分たちならラテン・アメリカの全ての国々を自分たちの「裏庭にある国々」に戻しても問題ない、邪魔をするものはない、と考えているのだ。 ベネズエラとキューバは、その企みにとって本当に邪魔な壁なのだ。

  しかしこの両国が米国の裏庭の国になることは決してない。

  両国の指導者たちは現状をよく把握できている。マドゥロ大統領はしっかりとキューバとの完全な連帯を表明している。マドゥロ大統領はロシア政府や中国政府からの支持を受けている。もちろんキューバも露中からの支持を受けている。

  両国に仕掛けたこの暴力と死の匂いがする「そんなにソフトではないクーデター」に対する敗北が、バイデンの政治生命を葬る一里塚になる可能性もある。

  キューバ革命の歴史は60年を超えている。ベネズエラ革命の歴史も20年になる。この両国がバイデン政権の軍門に下ることはないだろう。バイデンは前回の大統領選挙で国民からの大多数の票を集められなかった。しかし政権を取れたのは、グローバリストたちが、国粋主義者であったトランプを追い出したかったからだけだ。選挙不正が少しずつ明らかになっている。それはアリゾナ州から始まった。次はどの州での不正が明らかになるだろう。いやしかし、それは別の話だ。




  「裏庭の国」が裏庭であることを放棄したのはもうずっと前の話だ。それでも米国政府はそのことにほとんど気づいていない。というのも米国政府は古い、時代遅れの「ソフトなクーデター」という作戦を取っているからだ。そうすればラテン・アメリカの大きな柱である両国を倒せると思っているのだ。

  もう一度いおう。両国が米国の裏庭の国に戻ることは決してない。

Peter Koenig is a geopolitical analyst and a former Senior Economist at the World Bank and the World Health Organization (WHO), where he has worked for over 30 years on water and environment around the world. He lectures at universities in the US, Europe and South America. He writes regularly for online journals and is the author of Implosion – An Economic Thriller about War, Environmental Destruction and Corporate Greed; and  co-author of Cynthia McKinney’s book “When China Sneezes: From the Coronavirus Lockdown to the Global Politico-Economic Crisis” (Clarity Press – November 1, 2020)


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