自然免疫をわざと無視!!
<記事原文 寺島先生推薦>Johns Hopkins Prof: ‘One of the Biggest Failures of Our Current Medical Leadership Is Ignoring Natural Immunity’
ディビッド・マックルーン(David McLoone)著
Global Research 2021年6月2日
初出はLifeSiteNews 2021年6月1日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年7月3日

ジョンズ・ホプキンス医科大学の或る教授が、米国疾病予防管理センター(以降CDC)を激しく非難した。その理由は、CDCがCOVID-19に対する自然抗体についての決定的なデータを無視しているからだ。そしてその教授によれば、「おそらく米国民の半数が、以前感染した結果、自然免疫を獲得していると思われます。米国史上、これほど後手後手で、反動的で、政治色が強いCDCはありません」とのことだ。
この教授の名はマーティ-・マカリー博士だ。彼はブルームバーグ公共医療大学の教授でもあるが、そのマカリー博士が「Vince Coglianese Show」というラジオのインタビュー番組に出演し、国内での感染流行の結果得られているCOVID-19に対する自然免疫の現実を見ていないとして、公共医療機関を激しく非難した。
マカリー博士の説明によると、CDCはCOVID-19に罹った人の数をわざと低く見積もっているとのことだ。そしてそれは、ウイルスの流行や、流行の結果すでに獲得された集団免疫について間違った印象を与えることにつながっている、としている。
CDCのホームページにあるCOVID追跡調査についてのウェブページには、全米で約3000万人がCOVIDに感染したとの報告があるが、マカリー博士によれば、「この数値は感染をしたことが確定した人の数でしかありません。おそらく実際の感染者数は、その5倍である1億5千万人だと思われます」とのことだ。
マカリー博士は、免疫の件に関してはこのウイルスの流行をいいことだと捉えている。「激しいCOVID感染流行の結果、自然免疫が得られたのであれば、その自然免疫は一生涯有効であると考えられます」
以下は、マカリー博士の記述だ。「いくつかの研究によれば、私のこの推測は正しいことがわかっています。例えばデンマークのデータを見れば、COVIDに感染した人のうち、二度目の感染が生じるのは、たったの0.6%だけだということがわかります。このデータの対象は常にCOVIDの周りにいる人々、つまり医療従事者です」
「カリフォルニアでの研究結果でも同じことです。それによると、カリフォルニア州民の38%が3月の時点ですでに抗体を獲得していたことがわかりました。それはワクチン接種が行われるよりも前のことです。つまり約半数が自然抗体を獲得していたといえます」
マカリー博士はさらにこう続けた。「この自然抗体は非常に役に立つものです。ワクチンで得られる抗体よりも自然抗体のほうが効果がある、というデータがあります。というのも自然抗体のほうが長期にわたり効果が見込まれるからです」
このウイルスが流行してからすでに「15ヶ月」たっているが、マカリー博士の説明によれば、「全米で再感染は起こっていません」とのことだ。さらにマカリー博士の認識では、かつてCOVID危機に襲われていたイタリアでも同様に「再感染は見られていません」とのことだった。
「再感染が起こったとしても、それは非常にまれであり、症状も軽いか、無症状で済みます。自然抗体がある人も、ブレークスルー感染(訳注:抗体があっても当該ウイルスに感染する事象のこと)はあるし、ワクチンで抗体ができた人もブレークスルー感染はあります。しかしいずれも症状は軽く、無症状で済む場合が多いです」と同博士は解説している。
マカリー博士は、CDCと大統領府に対して非難の声を上げている。というのも、自然抗体ができているというデータがあるのにも関わらず、両者は全米ほぼすべての国民にワクチン接種させることを推奨しているからだ。政府が、ワクチン接種をしないと決めた人々を「悪者扱い」していることは罪深い行為だ。COVIDから回復して、抗体ができ、自然免疫を獲得した人々にまでワクチン接種を強要するのはおかしい。
さらに同博士が怒っているのは、公的医療機関が推薦している医療専門家たちの無知についてだった。博士はその専門家たちが述べるCOVID関連情報に関する助言に依存することには明らかに失望の意を示した。「自分がこんなことを口にするなどと思ってもいませんでしたが、どうかCDCの指針は無視してください」
「今の医療行政の最もまずい失敗の一つは、自然免疫のことを無視していることです」と同博士は語った。「公共医療機関は、感染した人々に何の指導も行っていません。ただ、ワクチンを接種するよう言っているだけです。まるで彼らには抗体がないかのように、です。そして接種をためらえば、その人たちを悪者扱いするのです」
さらに博士が付け加えたのは、医療機関が「すでに感染したことのある人々をどうすればいいかわかっておらず」、ただ試用段階にあるワクチンを接種するよう勧めるだけだ、ということだった。
しかしワクチン自体、そのワクチンが守るとされている当該ウイルスから私たちを保護してくれるという保証はない。試用段階にある現行のCOVIDワクチンが無数の健康問題を引き起こしている。例を挙げれば命に関わる血栓の発生などだ。しかしその健康問題に加えて、「完全なワクチン接種をした」としても、感染を防げるのかということについては、はっきりとはわかっていない。
4月に発表された記事でわかったことだが、米国でいわゆる「ブレークスルー感染」がほぼ6千件起こっている。つまりワクチンを投与して2週間後にウイルスに罹っている人がそれだけいるということだ。しかもそのうち74名が亡くなっている。
実際ブレークスルー感染の症例数の報告が増え初める中でCDC が決定したのは、ワクチンを接種した人々に対するCOVID感染の検査法や、報告の仕方を変えることだった。例えば、ワクチンを接種した人々に対しては、ワクチンを接種していない人々よりCOVID検査の陽性基準を高くして陽性者の数を減らすことだ。さらにCDCの発表によれば、入院や、死亡がない限りは、ブレークスルー感染者数の報告を毎週行うことをやめるとのことだ。そうなれば、ブレークスルー感染者数のカウント数は抑えられることになる。
ブレークスルー感染者の数は増え続けているが、マカリー博士の推定によれば2回1セットの接種が推奨されている予防注射のうち1度接種しただけでも、COVID-19からの保護には十分だ、とのことだ。しかし博士によれば、「2度目の接種を行えば、大きな打撃を受けることになる可能性がある」、とのことだ。というのも、「予防接種を打つということは、感染する事と同じこと」、だからだそうだ。
そしてマカリー医学博士は「ワクチンを接種しないという決定」を否定しないことについての話題に焦点を移した。マカリー博士は、そのような決定も「理解できること」であると語った。「日々のCOVID症例者数は減少してきており、インフルエンザの流行があまり激しくない年のインフルエンザの症例者数よりも、今のCOVIDの症例者数が少なくなっている状況では、特にそうです」と語った。
さらにマカリー博士は、「ワクチンを接種しないという選択をする人々の意志を尊重すべきです。そのような人々を悪者扱いすべきではありません」と語った。
マカリー博士はCDCだけではなくバイデン政権についても批判した。その理由は、ワクチンを接種することは高い必要性があると誤って国民に思わせ、集団免疫の獲得が進むことに対する意識の高まりを妨げたからだ。「公的医療機関は、集団免疫獲得につながる自然免疫のことを無視している」と同博士は語った。
「ワクチンを接種していない人の内の半数が自然免疫を獲得しているという事実に目を向けなければ、人口の85%が免疫を獲得するということはずっと困難なことに思えます。そうです。ずっと難しいことに思えてしまうのです。自然免疫のことを無視すれば、85%に集団免疫をつけるためには、ワクチン接種しか方法がなくなり、子どもたちにも接種させる必要が出てきます。そうなれば、接種をためらう人々の気持ちを変えさせようとしたり、悪者扱いすることも起きてくるでしょう。だから、自然免疫のことを考えていない公的医療機関の役人たちから聞こえてくる話が、本当の話とは全く違う話になってしまっているのです」
「現在米国では、成人の62%がワクチン接種をすでに行っています。さらにワクチンを接種していない人の半数は自然免疫を獲得しています。つまり米国の成人の80~85%は免疫を獲得しているということです。こんな状況でウイルスが急激に蔓延することはありません。10人のうち8.5人が免疫で守られているのですから。人々はウイルスから保護されている状況にあるのです」
「こういう状況を集団免疫が獲得されている状況というのです。今の私たちはすでにそうなっているのです」
「米国史上、こんなに対処が後手後手で、反動的で、政治色が強いCDCはありませんでした。CDCは世界保健機関の言っていることをそのまま伝えているだけです。本当にがっかりです」と博士は語った。
マカリー博士によれば、自然免疫を無視しているために、政府は効果的に「パンデミックを長引かすことができている」とのことだ。こんな状況だからこそ、マカリー博士が米国民に奨励しているのは、「ワクチンも接種していなくて、感染した経験もない人々でも、自分で自分の身の危険を慎重に考慮する」ことだ。さらに、彼が推奨しているのは、「CDCの言っていることは無視してください。普通の生活を送っていれば大丈夫です」ということだ。
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