米国は他の国々が危機に対処できないと非難したがるが、テキサス州の混乱は自国の面倒を見ることができないことを示している
<記事原文 寺島先生推薦>
The US loves to accuse other nations of being unable to cope in a crisis, but the chaos in Texas shows it can’t look after its own
Eva Bartlett

エヴァ・バートレット
エヴァ・バートレットはカナダの独立ジャーナリストで、活動家。彼女は中東、特にシリアとパレスチナ(4年近く住んでいた)の紛争地域を報道するため現地で何年も過ごしてきた。
ツイッター @EvaKBartlettで彼女をフォロー
RT 論説欄
2021年2月23日 19:05
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年3月20日

テキサス州ヒューストンで前例のない冬の嵐の後、住民が水を受け取るために並ぶ©ロイター
米国は何十年もの間、他の国々を、国民の世話ができないと非難してきました。しかし、自国で災害が発生すると、アメリカは対処ができておらず、テキサス州の冬の嵐の出来事は、ごく最近の一例に過ぎません。
テキサス州を荒廃させ、先週、北東に移動した嵐は、再びアメリカのインフラの大きな欠陥を明らかにし、被災地で不必要な苦難を生み、さらには死者を出しました。そして、その週に停電が起こり、400万人以上が電力を奪われました。
パイプが凍って破裂し、浄水場が閉鎖され、家庭用水道水が出なくなりました。一部の病院でさえ、何日も水がありませんでした。人々が暖房を失い、食べ物を求めて長い列をつくって並んでいました。大寒波は、いくつかの州で70人以上の犠牲者を出し、その中には、一酸化炭素中毒、住宅火災、交通事故、そして凍えて死んだ人々がいました。
ALSO ON RT.COM

Market fundamentalism should never apply to utilities, as Texans are learning the hard way
テキサス州農業委員は、食糧不足と「これまでに見たことのないような食糧サプライチェーンの問題」を警告しました。
嵐による最悪の事態が続く中、数日前の時点で、1,400万人以上の人々が、未だきれいな飲料水が供給されず、何十万人ものテキサス人が、停電したままでした。
確かに、それは通常、テキサス州では、このような極端な寒さを経験したことがない、予期せぬ冬の嵐でしたが、テキサス州の電力網と国の緊急対応が良ければ、おそらく死ななくてもいい死者がいたはずです。
テキサス州電気信頼性評議会(ERCOT)の当局者でさえ、テキサス州の電力網は「必要な措置をとることがあともう少し遅れてしまっていたら」、停電は「数ヶ月間続く可能性があった」ことを認めました。
同様の停電が発生したときに、ベネズエラ政府は、「無能」だったのか?
同様に、2019年3月、ベネズエラ全土で停電によって電灯が消えました。ベネズエラ政府は、電力網に対するサイバー攻撃、電磁波攻撃、物理的攻撃を組み合わせた米国による攻撃であると非難しました。
確かに、その後の2回目の停電は実際に物理的な破壊活動であり、主要なグリ・ダム水力発電所が攻撃され、3つの変圧器で火災を引き起こされたことが原因でした。
私は最初の停電が起こって3日目にベネズエラに着きましたが、西側当局者やメディアは、停電をマドゥロ政府の無能のせいにし非難していました。そして西側の制裁下で死んでいく同じベネズエラ人に懸念を抱いている振りをしていました。
メディアはどこも、混乱状態と食糧不足の場面を描いていました。しかし、当時私が書いたように、どこへ行ってもスーパーマーケットには物が供給され、ラテンアメリカ最大の「スラム街」として知られるペタレでは、「中央広場から丘の中腹のバリオまで、どこへ行っても野菜、果物、鶏肉、基礎食品を見ることができました(7月5日)」。
私は全く混乱状態を見ませんでした。それどころか、人々は我慢強くATMを待ち、コミュニティはお互いに助け合っていました。
ベネズエラ人は落ち着いて湧水を集めました(先週、テキサス人は公園の蛇口から水を集めていました)が、西側のメディアはこれをねつ造して、排水を集めていると誤報していました。
私は問題の地域に行き、住民がきれいな水を集め、入浴しているのを見ました。そしてそれが不潔であるとメディアが宣伝するので、侮辱されたように感じました。
別の地域では、政府が給水車を満杯にして、最初に病院への給水を優先し、次に市内各地で給水するのを見ました。
ベネズエラの政府支援の食品箱配達プログラム(CLAP)は機能し続け、600万人に達する最も貧しい家族に届けられました。スーパーマーケットの価格で買う余裕のない人々には、途方もなく安価な食べ物を提供していました。
しかし、メディアはこれを報道しませんでした。彼らはベネズエラを、混乱状態の、失敗した国家として描こうと決めていたのです。
ユニビジョンのニュース・キャスターは、ゴミ収集車から「食いあさっている」とされる男性を撮影することさえしました。実際に現場がベネズエラの大統領宮殿に「近く」、そして大統領宮殿から「数分」であると言っていました。ところが実際は、彼は裕福な東部カラカス地区から約7キロ離れたところにいたのです。私はそれを撮影するためにその地区に行ってみたら、それが決定的にミラフローレス宮殿[大統領宮殿]に近くなく、ジャーナリストが嘘をついていることがわかりました。
私が知っている西側のメディアや専門家は、ベネズエラに課せられた致命的で不道徳な制裁について報道しませんでした。その制裁が、彼らが気づかう振りをしているベネズエラ人の生活の質を決定している主要因であるのにです。2017-2018年には、制裁は40,000人の死者を引き起こしたと推定されました。
ALSO ON RT.COM

‘I’ll die of dehydration before I drink Dasani’: Americans mock Coca-Cola for sending unpopular bottled water to Texas amid crisis
アメリカの幹線道路と比較したシリアの幹線道路の状況
シリアは今、10年間にわたりアメリカと戦争をしています。アメリカはテロリストを公然と支援し、シリア国民を傷つけ、復興事業を標的として残忍な制裁を課しています。しかし、アメリカの多くの幹線道路とは対照的に、シリアの主要幹線道路はよく整備され、でこぼこがないのを知って驚くかもしれません。
2014年初頭にシリアに行って以来、私は、国が円滑な道路(テロリストによって日常的に攻撃されていても)を維持し、地域がテロリストが一掃された後、すぐに破壊された電塔や電線を修繕し、ゴミ収集事業を維持し(繰り返しゴミ危機がある隣国レバノンは、うらやましいかもしれないが)、無料の医療や高等教育と同様に、補助金による大規模なパンの配給を続けているのに驚きました。
実際、数日前に南部の都市ダラアで降雪により一部の道路を封鎖されたとき、シリアの兵士はトラクターで支援のパン袋を届けていました。
シリアが、米国とその同盟国によってますます残忍な制裁を受けているのに、これが事実です。
一方、米国土木学会(ASCE)による2017インフラ成績評価報告は、米国のインフラにD +*を付けました。2019年のビジネスインサイダーの記事によると、ASCEは、米国が国の道路、橋、ダム、その他のインフラを修正するために、2025年までに約4.5兆ドルを費やす必要があると見積もっています。
*訳注:4 年に1度公表される米国土木学会「インフラの成績表」2017 年 3 月)が3月9日に公表された。全体評価は、前回(2013 年 3 月公表)と同様に「D+」である。この成績表は、主要インフラを「A」「B」「C」「D」「F」の 5 段階 で評価(A が最も良く、Fは失格相当)したものであり、前回同様に「D+」ということは、米国のインフラの老朽化は引き続き厳しい状況にあり、前回からあまり改善が見られていないことを意味する。 (「トランプ政権下で注目される米国交通インフラの状況」より)
2007年、ミネアポリス[訳注:ミネソタ州南東部の工業都市]の橋が崩壊し、13人が死亡しました。「橋の上で渋滞していたラッシュアワー時に通行する車は、真っ逆さまに落ちていきました。「数十台の車両がミシシッピ川に落ちた」と橋の崩壊に関する記事で書かれていました。
アメリカの貧しいインフラ成績評価表を知ると、悲しいことに、さらに多くの崩壊が起こる可能性が非常に高いのです。「橋が崩壊するアメリカ」を検索すると、何人の致命的な崩壊があったか、そして何人が危険にさらされているのか驚くでしょう。
米国の以前の災害と、放置されたインフラ
2005年8月のハリケーン・カトリーナの災害により、100万人以上が避難し、1,000人以上が死亡しました。
それ以来、「政府当局者は、予告された大惨事に備える義務を怠った」と多くの批判がなされています。堤防の建設に欠陥があり、2つの主要な排水管が基礎工事で不備がありました。「関係政府機関のいずれも、堤防決壊に対応する計画を持っていなかった」など、危機への対処について批判されてきました(国土安全保障省は、堤防決壊の恐れがあることに気づいていたにもかかわらず)。
ALSO ON RT.COM

Biden declares ‘major disaster’ in Texas as state continues to battle power outages amid extreme cold
2014年に移り、ミシガン州フリントは、危険なほど高レベルの大腸菌と鉛が水を汚染し、5年間の水危機にさらされました。そこでは10万人の住民に飲めない水を供給し、最大12,000人の子供たちを神経毒にさらしました。批評家や住民は、なぜ鉛が除去された水が供給されるまでにそんなに時間がかかったのか、問題が本当に解決されるまで信用できないと疑問を呈しています。
米国が軍事費や戦争の代わりに、人とインフラを優先していれば、大きな悲劇にはならなかった災害は他にもあります。米国の戦争や制裁の標的となった国々が、米国よりも市民の幸福を懸念して危機を(間違いなくうまく)管理しているのですから、アメリカはそれらの国々を陥れるようなプロパンダ・ゲームをやめて、実際に国民を助けるための措置を講じる時なのです。
The US loves to accuse other nations of being unable to cope in a crisis, but the chaos in Texas shows it can’t look after its own
Eva Bartlett

エヴァ・バートレット
エヴァ・バートレットはカナダの独立ジャーナリストで、活動家。彼女は中東、特にシリアとパレスチナ(4年近く住んでいた)の紛争地域を報道するため現地で何年も過ごしてきた。
ツイッター @EvaKBartlettで彼女をフォロー
RT 論説欄
2021年2月23日 19:05
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年3月20日

テキサス州ヒューストンで前例のない冬の嵐の後、住民が水を受け取るために並ぶ©ロイター
米国は何十年もの間、他の国々を、国民の世話ができないと非難してきました。しかし、自国で災害が発生すると、アメリカは対処ができておらず、テキサス州の冬の嵐の出来事は、ごく最近の一例に過ぎません。
テキサス州を荒廃させ、先週、北東に移動した嵐は、再びアメリカのインフラの大きな欠陥を明らかにし、被災地で不必要な苦難を生み、さらには死者を出しました。そして、その週に停電が起こり、400万人以上が電力を奪われました。
パイプが凍って破裂し、浄水場が閉鎖され、家庭用水道水が出なくなりました。一部の病院でさえ、何日も水がありませんでした。人々が暖房を失い、食べ物を求めて長い列をつくって並んでいました。大寒波は、いくつかの州で70人以上の犠牲者を出し、その中には、一酸化炭素中毒、住宅火災、交通事故、そして凍えて死んだ人々がいました。
ALSO ON RT.COM

Market fundamentalism should never apply to utilities, as Texans are learning the hard way
テキサス州農業委員は、食糧不足と「これまでに見たことのないような食糧サプライチェーンの問題」を警告しました。
嵐による最悪の事態が続く中、数日前の時点で、1,400万人以上の人々が、未だきれいな飲料水が供給されず、何十万人ものテキサス人が、停電したままでした。
確かに、それは通常、テキサス州では、このような極端な寒さを経験したことがない、予期せぬ冬の嵐でしたが、テキサス州の電力網と国の緊急対応が良ければ、おそらく死ななくてもいい死者がいたはずです。
テキサス州電気信頼性評議会(ERCOT)の当局者でさえ、テキサス州の電力網は「必要な措置をとることがあともう少し遅れてしまっていたら」、停電は「数ヶ月間続く可能性があった」ことを認めました。
同様の停電が発生したときに、ベネズエラ政府は、「無能」だったのか?
同様に、2019年3月、ベネズエラ全土で停電によって電灯が消えました。ベネズエラ政府は、電力網に対するサイバー攻撃、電磁波攻撃、物理的攻撃を組み合わせた米国による攻撃であると非難しました。
確かに、その後の2回目の停電は実際に物理的な破壊活動であり、主要なグリ・ダム水力発電所が攻撃され、3つの変圧器で火災を引き起こされたことが原因でした。
私は最初の停電が起こって3日目にベネズエラに着きましたが、西側当局者やメディアは、停電をマドゥロ政府の無能のせいにし非難していました。そして西側の制裁下で死んでいく同じベネズエラ人に懸念を抱いている振りをしていました。
メディアはどこも、混乱状態と食糧不足の場面を描いていました。しかし、当時私が書いたように、どこへ行ってもスーパーマーケットには物が供給され、ラテンアメリカ最大の「スラム街」として知られるペタレでは、「中央広場から丘の中腹のバリオまで、どこへ行っても野菜、果物、鶏肉、基礎食品を見ることができました(7月5日)」。
私は全く混乱状態を見ませんでした。それどころか、人々は我慢強くATMを待ち、コミュニティはお互いに助け合っていました。
ベネズエラ人は落ち着いて湧水を集めました(先週、テキサス人は公園の蛇口から水を集めていました)が、西側のメディアはこれをねつ造して、排水を集めていると誤報していました。
私は問題の地域に行き、住民がきれいな水を集め、入浴しているのを見ました。そしてそれが不潔であるとメディアが宣伝するので、侮辱されたように感じました。
別の地域では、政府が給水車を満杯にして、最初に病院への給水を優先し、次に市内各地で給水するのを見ました。
ベネズエラの政府支援の食品箱配達プログラム(CLAP)は機能し続け、600万人に達する最も貧しい家族に届けられました。スーパーマーケットの価格で買う余裕のない人々には、途方もなく安価な食べ物を提供していました。
しかし、メディアはこれを報道しませんでした。彼らはベネズエラを、混乱状態の、失敗した国家として描こうと決めていたのです。
ユニビジョンのニュース・キャスターは、ゴミ収集車から「食いあさっている」とされる男性を撮影することさえしました。実際に現場がベネズエラの大統領宮殿に「近く」、そして大統領宮殿から「数分」であると言っていました。ところが実際は、彼は裕福な東部カラカス地区から約7キロ離れたところにいたのです。私はそれを撮影するためにその地区に行ってみたら、それが決定的にミラフローレス宮殿[大統領宮殿]に近くなく、ジャーナリストが嘘をついていることがわかりました。
私が知っている西側のメディアや専門家は、ベネズエラに課せられた致命的で不道徳な制裁について報道しませんでした。その制裁が、彼らが気づかう振りをしているベネズエラ人の生活の質を決定している主要因であるのにです。2017-2018年には、制裁は40,000人の死者を引き起こしたと推定されました。
ALSO ON RT.COM

‘I’ll die of dehydration before I drink Dasani’: Americans mock Coca-Cola for sending unpopular bottled water to Texas amid crisis
アメリカの幹線道路と比較したシリアの幹線道路の状況
シリアは今、10年間にわたりアメリカと戦争をしています。アメリカはテロリストを公然と支援し、シリア国民を傷つけ、復興事業を標的として残忍な制裁を課しています。しかし、アメリカの多くの幹線道路とは対照的に、シリアの主要幹線道路はよく整備され、でこぼこがないのを知って驚くかもしれません。
2014年初頭にシリアに行って以来、私は、国が円滑な道路(テロリストによって日常的に攻撃されていても)を維持し、地域がテロリストが一掃された後、すぐに破壊された電塔や電線を修繕し、ゴミ収集事業を維持し(繰り返しゴミ危機がある隣国レバノンは、うらやましいかもしれないが)、無料の医療や高等教育と同様に、補助金による大規模なパンの配給を続けているのに驚きました。
実際、数日前に南部の都市ダラアで降雪により一部の道路を封鎖されたとき、シリアの兵士はトラクターで支援のパン袋を届けていました。
シリアが、米国とその同盟国によってますます残忍な制裁を受けているのに、これが事実です。
一方、米国土木学会(ASCE)による2017インフラ成績評価報告は、米国のインフラにD +*を付けました。2019年のビジネスインサイダーの記事によると、ASCEは、米国が国の道路、橋、ダム、その他のインフラを修正するために、2025年までに約4.5兆ドルを費やす必要があると見積もっています。
*訳注:4 年に1度公表される米国土木学会「インフラの成績表」2017 年 3 月)が3月9日に公表された。全体評価は、前回(2013 年 3 月公表)と同様に「D+」である。この成績表は、主要インフラを「A」「B」「C」「D」「F」の 5 段階 で評価(A が最も良く、Fは失格相当)したものであり、前回同様に「D+」ということは、米国のインフラの老朽化は引き続き厳しい状況にあり、前回からあまり改善が見られていないことを意味する。 (「トランプ政権下で注目される米国交通インフラの状況」より)
2007年、ミネアポリス[訳注:ミネソタ州南東部の工業都市]の橋が崩壊し、13人が死亡しました。「橋の上で渋滞していたラッシュアワー時に通行する車は、真っ逆さまに落ちていきました。「数十台の車両がミシシッピ川に落ちた」と橋の崩壊に関する記事で書かれていました。
アメリカの貧しいインフラ成績評価表を知ると、悲しいことに、さらに多くの崩壊が起こる可能性が非常に高いのです。「橋が崩壊するアメリカ」を検索すると、何人の致命的な崩壊があったか、そして何人が危険にさらされているのか驚くでしょう。
米国の以前の災害と、放置されたインフラ
2005年8月のハリケーン・カトリーナの災害により、100万人以上が避難し、1,000人以上が死亡しました。
それ以来、「政府当局者は、予告された大惨事に備える義務を怠った」と多くの批判がなされています。堤防の建設に欠陥があり、2つの主要な排水管が基礎工事で不備がありました。「関係政府機関のいずれも、堤防決壊に対応する計画を持っていなかった」など、危機への対処について批判されてきました(国土安全保障省は、堤防決壊の恐れがあることに気づいていたにもかかわらず)。
ALSO ON RT.COM

Biden declares ‘major disaster’ in Texas as state continues to battle power outages amid extreme cold
2014年に移り、ミシガン州フリントは、危険なほど高レベルの大腸菌と鉛が水を汚染し、5年間の水危機にさらされました。そこでは10万人の住民に飲めない水を供給し、最大12,000人の子供たちを神経毒にさらしました。批評家や住民は、なぜ鉛が除去された水が供給されるまでにそんなに時間がかかったのか、問題が本当に解決されるまで信用できないと疑問を呈しています。
米国が軍事費や戦争の代わりに、人とインフラを優先していれば、大きな悲劇にはならなかった災害は他にもあります。米国の戦争や制裁の標的となった国々が、米国よりも市民の幸福を懸念して危機を(間違いなくうまく)管理しているのですから、アメリカはそれらの国々を陥れるようなプロパンダ・ゲームをやめて、実際に国民を助けるための措置を講じる時なのです。
- 関連記事
-
- 米国は第二次世界大戦以来、37の「犠牲者国」で2000万人以上を殺害した (2021/09/22)
- RTインタビュー番組「On Contact」:ジェスリン・ラダックに聞くーー米軍ドローン攻撃の内部告発 (2021/09/07)
- 外国兵士の軍事訓練。国防総省がひきおこす政権転覆・クーデター (2021/08/22)
- ドローン攻撃の真実。オバマ政権による殺戮を暴露した、我が国の「裏切り者」ダニエル・ヘイルに祝福を。 (2021/08/05)
- 米国発の2つのパンデミック。コビドと銃乱射事件 (2021/07/22)
- 書評『嘘の国アメリカで真実を求めて』 ― 「911」という期日を誰がなぜ選んだのか (2021/03/30)
- テキサスの寒波による危機が改めて示した、米国政府は自国民を守れないし、守る気もないという事実 (2021/03/27)
- 米国は他の国々が危機に対処できないと非難したがるが、テキサス州の混乱は自国の面倒を見ることができないことを示している (2021/03/24)
- 2015年にフリント市の水道で起こった鉛汚染は、子どもの脳に損害を与えたのだろうか? (2021/03/05)
- 国会議事堂占拠事件が偽旗作戦であったことに山のような証拠が溢れている (2021/01/18)
- 米国には同盟国はない。あるのは米国により人質にされた国だけだ。 (2020/12/18)
- 億万長者の支援をうけたヒューマンライツウォッチが、コロナが猛威を振るうなか、左翼政権にたいする破壊的制裁を求めて米国でロビー活動 (2020/09/18)
- アル・カポネが生きていたら誇りに思うだろう。シカゴは腐敗し、犯罪が蔓延する米国の殺人首都であり、暗黒の未来を予見させる (2020/09/02)
- アメリカは今、ぞっとするような危機にさしかかっている。このあと待ち受けるのは人種間の争いや内戦か? (2020/09/02)
- なぜ米帝国は、やっきになってロシアについての言説を世界レベルで操作しようとするのか? (2020/08/21)
スポンサーサイト