ファイザー社のコロナウイルス・ワクチンについて語られていないこと。「人間モルモット」?

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ウィリアム・エングダール著

グローバルリサーチ、2020年12月25日

What’s Not Being Said About the Pfizer Coronavirus Vaccine.. “Human Guinea Pigs”?

<記事翻訳 寺島美紀子・隆吉>
2021年1月21日

 ビル・ゲイツは積極的に資金提供をして、われわれが新型コロナウイルスによる「恐ろしい」死から少なくともある程度は安全な状態を保つことができ、「普通の」生活を再開できるようにと、未試験の新しいワクチンを推進している。
 製薬会社の巨大企業ファイザーは、初期の人間実験で、目を見張るような結果を得たと発表した。遺伝子組み換えとして知られる実験的な技術を使用しているのだ。具体的には、mRNA(メッセンジャーRNA、伝令RNA)の遺伝子組み換えであり、ワクチンとしてはこれまで一度も使われたことのないものである。免疫力を期待して急いで注射を受ける前に、この過激に実験的な技術とその精度の低さについて、もっと知るべきである。



 金融界が急騰したのは、11月9日、製薬大手のファイザー社とそのドイツのパートナーであるバイオNテック社がCovid-19のワクチンを開発した、しかもそれは90%有効であるとプレスリリースで発表した日だった

 物議を醸しているアメリカ国立アレルギー感染病研究所NIAIDの責任者、アンソニー・ファウチ(上)は馳せ参じてこのニュースを歓迎し、EUは高額な新ワクチン3億回分を購入したと発表した。金融市場を信じれば、パンデミックはもはや過去の歴史に過ぎない。

不審な出来事
 
 しかし、ファイザー社の最高経営責任者(CEO)であるアルバート・ブーラは、自身の主張に自信をもっていないようだ。彼の会社がワクチン実験の提案に関するプレスリリースを発表したその日に、彼はファイザー社の株式の62%を売却し、数百万ドルの利益を得た。彼は8月に特別オプションで売却注文を出したため「インサイダー取引」とはみなされなかったが、アメリカの大統領選挙がおこなわれ、主流メディアがジョー・バイデンを次期大統領だと違法に宣言した直後のタイミングで売却をおこなったのだった。見たところ、ブーラがその同じ日に彼のプレスリリースを出すというそのタイミングに、かなり明確な利益相反があったように見てとれる。

 ブーラは、彼の会社がトランプ政権からワクチンを開発するための資金を受け取っていたことを、報道陣に嘘をついて否定した。それは、彼の会社がワクチン1億回分をアメリカ政府に供給する契約を夏にしたことが明らかになったときのことだった。さらにファイザー社の疑わしい行動の数々に加えるべきことは、同社が、関連するアメリカ政府機関にではなく、ジョー・バイデンのチームに最初にそれを知らせたという事実である。

 しかし、これは大きな話題になったファイザー社の発表についての唯一の憂慮すべきこととは程遠い。

ドイツのパートナー

 バイアグラなどの薬剤で有名なファイザー社は、ドイツの小都市マインツのバイオNテック社と提携した。バイオNテック社は新型コロナワクチンの製造に使われる過激なmRNA技術を開発した会社だが、2008年に設立されたばかりだ。バイオNテック社は、2019年9月にビル&メリンダ・ゲイツ財団と契約を締結したが、これは、武漢中国での新型コロナウイルス発表の直前であり、バイオNテック社が株式市場にデビューする直前であった。契約は、癌やHIVを治療するための新しいmRNA技術を開発するための協力を含んでいた。しかし不思議なことに、そのプレスリリース、「ゲイツ財団はバイオNテック社が『劇的に世界の HIVと結核を減らす』可能性を見ている」(2019年9月5日付)は、現在は削除されている。

 バイオNテック社はまた、中国最大の製薬メーカーのひとつである上海福順製薬有限公司(「福順製薬」)と、中国市場向けの新型コロナウイルス用のmRNAワクチンを開発する契約を結んでいる。福順製薬のグローバル研究開発(R&D)担当プレジデントである匯愛民は8月の声明で次のように述べた。
 「中国初の被験者にBNT162b1を投与したことは、中国でのグローバル共同開発プログラムの画期的出来事となりました。われわれは、バイオNテック社および規制当局と緊密に協力しており、BNT162b1および他のmRNAワクチン候補の安全性と有効性を評価します…」と。

 これは、アメリカやEUだけでなく、中国でも急いでいるコロナワクチンの背後には、同じドイツのバイオテクノロジー企業がいることを意味している。ワクチンは、驚くほど短い時間で最終的な承認まで急がれているのである。

 アメリカとEUの当局、そしておそらく中国も、ケナガイタチやマウスを使った標準的な動物実験を放棄して、人間「モルモット」を使った実験に直行している。人体実験は7月下旬から8月上旬に始まった。新しいワクチンの試験にたった3か月というのは前代未聞だ。数年が普通である。WHOによるコロナウイルスに関する世界的なパニックの度合いからして、警戒や用心は風前の灯となっている。ワクチン製造会社はすべて法的補償を受けており、新しいワクチンによってひとが死亡したり障害を負ったりしても訴えられることはない。しかし、ファイザー・バイオNテック社の新しい遺伝子組み換えワクチンについて最も憂慮すべき事実は、ヒトワクチン適用のための遺伝子組み換えmRNAがこれまでに一度も承認されたことがないということだ。特筆すべきは、モンサント社のグリホサートを豊富に含む除草剤ラウンドアップを散布した遺伝子組み換えトウモロコシを食べさせたマウスを使った2年間の査読実験で、9か月後にはじめて癌腫瘍が見られ、同様に肝臓や他の臓器の損傷もあったことだ。以前のモンサント社の試験は3か月で終了していて、害はないと主張していた。同様の状況は、90日未満の人体実験だけで急がされている遺伝子組み換えmRNAワクチンにも存在する。

READ MORE: FDA Lets Pfizer Test Experimental COVID-19 Vaccine on U..S.. Children(アメリカ食品医薬品局FDAはファイザー社がアメリカの子どもたちにCOVID-19ワクチンを実験的にテストすることを許可している)

「明白に実験的である」

 マイケル・イェードン博士は、最近のソーシャルメディアのコメントで、イギリスの同僚に対してこう返信した。「SARS-COV-2ウイルスに対するすべてのワクチンは、定義上、新規のものです。しかし候補となるワクチンは…ここ数か月以上、まったく進展を見せていません」と。イェードン博士は続けて次のように断言した。

「もしそのようなワクチンが明白に実験的ではない状況下で使用が認められるとするならば、私はワクチンを受けるひとたちが犯罪的なほどに間違った情報を与えられて判断を誤らせられている(欺かれている)と考えています。こういうわけですから、正確には誰ひとり、そのワクチンの人間ボランティアなどいないというわけです…かれらにとっては、数か月以上も過去の注射が安全だったという情報がひょっとしたらあったのかもしれません」


https://threadreaderapp..com/thread/1302725167588798467.html

 イェードン博士はこの批判をするのに十分な資格がある。彼はコメントの中でこう述べている。

 「私は生化学と毒物学の学位と、薬理学の研究に基づく博士号をもっています。私は32年間、医薬品の研究開発に携わってきました。主に肺や皮膚の疾患の新薬の研究です。ファイザー社では副社長を務め、私が設立したバイオテクノロジーの会社のCEOを務めました。(ジアルコ社ですが、ノバルティス社に買収されました)。だから私は新薬の研究開発に精通しています」

 彼は以前はなんとファイザー社で非常な上級職についていたのだ。

人間モルモット?

 ファイザー・バイオNテック社のワクチンは、実験的なものであり、安全性が保証されているとは言い難いが、ファイザー社、EU、そして悪名高いアンソニー・ファウチ博士は、年末までに何億人もの人間に本格展開する準備ができているようである。

  この実験的な技術は、遺伝子組み換えとして知られるかなり新しい遺伝子操作に基づいている。2018年のニューヨーク外交問題評議会誌『フォーリン・アフェアーズ』の主要な記事の中で、ビル・ゲイツは「世界規模の発展を変革する」ことができるとして、新奇の遺伝子組み換えCRISPR技術を大袈裟に宣伝した。ワクチンなどの遺伝子組み換え開発に10年前からゲイツ財団は資金提供してきた、とゲイツは述べている。

 しかし、人間の遺伝子を切ったり貼ったり(破壊したり接合したり)する技術はそれほど安全なものなのだろうか。これまで人間には一度も使われたことのない新しい実験的ワクチンというリスクを冒す価値があるほどに? ビル・ゲイツの主張に反して、科学的な答えはノーである。

 2020年10月発行の『遺伝学の動向Trends in Genetics』誌に掲載された査読付き論文の著者らは次のように結論づけている。
 「ゲノム編集の結果、生じる可能性のある分子の生命現象の範囲は過小評価されている。この技術は、標的遺伝子座の上でも、また標的遺伝子座から離れた場所でも、予測不可能なままである」

 ロメオ・キジャーノ博士は、フィリピン大学マニラ校医学部の薬理学・毒物学教授を退任した博士だが、ヒトワクチンに適用した場合の実験的遺伝子編集の危険性のいくつかを指摘している。キジャーノ博士は次のように警告している。

「ワクチンが実際にウイルスの病原性を『強毒化』したり、抗体依存性強化(ADE)により攻撃性を高めたりする危険性がある。もしこのようなことが大規模なヒト臨床試験でおこった場合、結果は悲惨なものになる可能性がある。このような重篤な副作用は、とくにワクチン会社が関与する利益相反を伴う偏った臨床試験では、臨床試験で発見されない可能性がある。重篤な有害事象が検出されたとしても、通常は隠蔽されてしまうからだ」


 彼は、ゲイツのmRNAワクチン候補のひとつであるモデルナ社の事例を引用しているが、そこでは、高容量投薬群の被験者15人のうちの3人が、重大かつ医学的に重篤な症状を患っている。しかしながら、モデルナ社はこのワクチンを「一般的に安全で忍容性が高い」と結論づけた。これは企業が支配するメディアが、企業に従順かつ忠実に報道をして、本当の危険性を隠蔽しているからに他ならない。

 キジャーノ博士は述べている。

「外生的なmRNAは本質的に免疫刺激性であり、mRNAのこの特徴は有益となったり有害となったりする。というのは、この免疫刺激性がアジュバント活性をもたらす可能性があり、抗原(ウイルスがもつ特有のタンパク質)の発現を阻害して免疫応答に悪影響を及ぼす可能性があるからである。さまざまな型のmRNAワクチンにおける自然免疫認識能力のこのような逆説的効果については、まだ十分に理解されていない」


 キジャーノ博士はさらに付け加えている。

「mRNAをベースとしたワクチンは、強力なI型インターフェロン反応を誘発する可能性がある。このI型インターフェロン反応は炎症だけでなく自己免疫にも関連しており…血液凝固や病的血栓形成を促進する可能性がある」と。

(アジュバント:抗原性補強剤とも呼ばれ、抗原と一緒に注射され、その抗原性を増強するために用いる物質)

 キジャーノ博士は、広範囲にわたって論じたこの論文の中で次のように書いている。

「その他の危険性の中でもとくに、ウイルスベクターワクチンはハイブリッドウイルスを生成する可能性がある。これは、自然発生のウイルスとの組み換えを受け、感染や病原性に影響を与える望ましくない特性をもつものである。遺伝子組み換えの結果として考えられることは、既存のツールや知識では正確に定量化することは事実上、不可能であるということだ。
 さまざまなリスクは、しかしながら、現実に存在する。実例を挙げるならば、突然変異型ウイルスが出現すること、病原性が増強され強毒化されてしまうこと、予期せぬ深刻な有害事象(死亡事例を含む)の数々などである。これらは行き当たりばったりの大量接種キャンペーンや、遺伝子組み換え技術を用いたキメラワクチンの開発に失敗した過去の試みのあとにおこったものだ」


 ハイブリッドウイルス:かつては鳥インフルエンザウイルスはヒトには感染しないと言われていた。しかしヒトから分離した鳥インフルエンザH5N1型ウイルスとヒトH1N1pdm2009型ウイルスのハイブリッドウイルスを作製しケナガイタチに感染させたところ、空気感染するウイルスが出現した。これ以降、鳥ウイルスのヒトへの感染が相次いでいる。

 新技術を用いたワクチンには、①感染防御抗原タンパク質、②改変病原微生物、③ベクターワクチン、④キメラワクチン、⑤DNAワクチン、の5つがある。
  ①感染防御抗原タンパク質ワクチン:大腸菌、昆虫細胞、植物細胞等で感染防御抗原タンパク質を発現させ、ワクチンとして利用する。大腸菌、植物細胞、昆虫細胞、酵母で発現させた感染防御抗原タンパク質のワクチンはすでに実用化されている。
 ②改変病原微生物ワクチン:病原遺伝子の改変や欠損により病原微生物を弱毒化させたり、病原微生物の一部のタンパク質を除いて野外感染と識別可能にさせる手法である。突然変異体、人工ウイルス、遺伝子組換え体を利用する手法があり、すでに多くが実用化されている。
 ③ベクターワクチン:感染防御抗原タンパク質の遺伝子をクローン化し、接種動物の体内への媒介(ベクター)となるウイルスや細菌にタンパク質遺伝子を挿入し、組み換え体を試験管内で増殖してワクチンにする。なお、ウイスルベクターは遺伝物質を細胞に送達させるようデザインされたツールで、複数の種類があり、特定の用途に対してそれぞれ長所や短所を持つレトロウイルス、レンチウイルス、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス、および単純ヘルペスウイルスなどの細胞の遺伝子構造に核酸を送達させるために使用される。クローン化とは、同一の遺伝子構成をもつ個体、細胞や遺伝子の集団をつくりだすこと。動物個体では核移殖、植物ではカルス培養、細胞では細胞培養、遺伝子では組み換えDNA実験によっておこなう。
 ④キメラワクチン:同種のウイルスを組み合わせて、片方のウイルスに別のウイルス感染防御抗原タンパク質遺伝子を組み込んだキメラウイルスをワクチンとして利用する。なお、キメラcimericは英語ではもともと「怪物のような」「幻想上の」「途方もない」「奇想天外な」の意味。
 ⑤DNAワクチン:プラスミドDNAを体内に接種し、体内でタンパク質を発現させるワクチン。サケの伝染性造血器壊死症での実用化例がある。なお、プラスミドとは、大腸菌などの細菌や酵母の核外に存在し、細胞分裂によって娘細胞へ引き継がれるDNA分子の総称。 一般的に環状の2本鎖構造をとり、染色体のDNAからは独立して複製をおこなう。

https://www..affrc..maff..go..jp/docs/kankoubutu/foreign/attach/pdf/top-12.pdf

 ビル・ゲイツ、ファイザー・バイオNテック社やモデルナ社などのmRNAワクチン製造会社、そして国立アレルギー感染病研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ博士のような親密な仲間たちは、これらの実験的ワクチンをわれわれの体内に取り込もうと躍起になって、明らかに人命を弄んでいる。
 特筆すべきは、同じファウチ博士と彼のNIAIDがデング熱ワクチンの特許を所有していることだ。デング熱ワクチンはサノフィ・パスツール(サノフィ社のワクチン事業部)によって販売され、2016年からテドロスのWHOによって「必須」ワクチンとして宣伝されている。

 ロバート・F・ケネディ・ジュニア(上)は、ファウチとNIAIDが「逆説的な(すなわち、死亡などの深刻な有害事象をおこすような)免疫反応に問題があることを臨床試験から知っていた」と指摘しているが、彼らはとにかく数十万人のフィリピンの子どもたちにそれを投与した。政府がワクチン接種を中止するまでに、600人もの子どもたちが死亡したと推定されている。
(サノフィは、フランス・パリを本拠とする製薬・バイオテクノロジー企業である。医薬品販売では世界有数の規模)

 明らかに確立された「予防原則(もし重大な疑いがあるなら、やってはいけない)」が、コロナウイルス用の新しいmRNAワクチンの承認を急いでいるファウチ、ファイザー・バイオNテック社などによって無視されているのである。mRNA(メッセンジャーRNA)技術はいまだに承認された医薬品すら生み出してもいないのである。ワクチンどころではないのだ。

 mRNA(メッセンジャーRNA):分子生物学において、蛋白質に翻訳されうる塩基配列情報と構造をもったRNAのことであり、通常mRNAと表記される。DNAに比べて長さは短い。DNAからコピーした遺伝情報を担っており、その遺伝情報は、特定のアミノ酸に対応するコドンと呼ばれる3塩基配列という形になっている。

 mRNAはDNAから写し取られた遺伝情報に従い、タンパク質を合成する。翻訳の役目を終えたmRNAは細胞に不要としてすぐに分解され寿命が短い。分解しやすくするために1本鎖であるともいわれている。

 この1本鎖のmRNAの遺伝情報を読み取り、tRNA(Transfer RNA) に結びついたアミノ酸から所定のタンパク質を組み立てる働きをするのがリボソームであり、あらゆる生物の細胞内に存在する。粗面小胞体に付着している膜結合リボソームと細胞質中に存在する遊離リボソームがある。


F.. ウィリアム・エングダールは戦略的リスクコンサルタント兼講師で、プリンストン大学で政治学の学位を取得し、この記事が元々掲載されていたオンラインマガジン「New Eastern Outlook」専属の石油&地政学のベストセラー作家である。グローバルリサーチのリサーチアソシエイト。

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