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ウイグル人の行進 ― 新疆ウイグル自治区を拠点として中国を不安定化させる工作を企むCIA

<記事原文>

March of the Uyghrus

 ジャーナルNeo

アンドレ・ヴルチェク / 2019年7月21日

<記事翻訳 寺島隆吉>2020年12月7日



またもや西側諸国は、宗教とテロを利用して、中国を破壊しようとしている。

重要な注意事項:ウイグル人は、非常に古くて深い文化をつくりあげてきた。彼らのほとんどは善良で法を遵守する中国国民であり、スンニ派イスラム教徒の大多数は平和な国民である。以下の論考は、過激思想とテロ行為に関わる恐ろしい問題を考察したものである。過激主義とテロのほとんどが、西側諸国とその同盟国によってつくり出され、推進されている。そして、その目標は中国に害を与えることなのだ。その被害者は今や世界中のさまざまな国に住んでいる。

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 ウイグル人はどこにでもいる。西側諸国、湾岸諸国、そしてトルコを操ろうとする者たちが、いてほしいと望むところにはどこにでも、ウイグル人はいる。

 ウイグル人の戦闘員は、政治的細胞や政治的部隊と同様に、シリアとインドネシアに、トルコに、そして時にはエジプトに拠点をおいている。

 「殺せ」と言われれば、彼らは想像を絶する残虐さで人殺しをする。聖職者、幼児、年老いた女性の首を切って処刑したり、バラバラに切断したりする。

 彼らは中国にとって最悪の悪夢だ。彼らは中国で宗教的原理主義および好戦的な民族主義と分離主義を解き放っているからだ。しかも、それは外部から支援されているからだ。それらは、習近平国家主席の提唱する素晴らしいBRI(一帯一路構想)にとって、最大の潜在的障害であり、最大の潜在的脅威である。

 西側諸国もトルコも、ウイグル人の最も過激な流派を賛美し、資金を提供して武装させ、そのうえ彼らを「犠牲者」扱いしているのだ。ウイグル人は今や新たな「秘密兵器」だ。中国政府の断固とした前進、すなわち中国的な特性を備えた社会主義に対抗するための、新しい武器として使われるのだ。

 中国(中華人民共和国PRC)を中傷し、その進歩路線を脱線させ、中国がますます前向きで楽観的な影響力を世界の隅々へ及ぼすのを阻止するために、西側とその同盟諸国はできうる限りのことをしている。中国共産党に対する敵を(想像可能なものであれ想像不可能なものであれ)すべてでっち上げ、そののち支援し資金を提供する。北アメリカとヨーロッパ諸国にとって、宗教は、中国に対して使われるお気に入りの「武器」だ。チベット仏教の過激派は、まさにその好例である。西側の諜報機関の工作員でありかつ寵愛者であるダライ・ラマの周りにチベット仏教の過激派が集中していることを見よ。仏教かつ道教の過激派である法輪功も、別の一例である。

 西側は中国を破壊するためにあらゆる手を尽くす。このことは、30年前のいわゆる天安門事件でも、はっきり見ることができる。なぜなら、それは西側が支援し、のちに西側のマスコミが捏造した出来事だったからだ。同じことは、最近、香港で起きた二つの「反乱」でも明らかだった。その「反乱」は西側政府と西側の非政府組織(NGO)によって全面的に支援されてきたからだ。

 西側諸国によっておこなわれた中国攻撃の最新の出来事は、たぶん中国にとって最も危険なものだ。中国および発展途上国(とくに中央アジアの旧ソ連諸国)に対する猛攻である。それは「最も巧妙に仕組まれ」、かつ多国にまたがった攻撃だった。

 それがいわゆるウイグル問題なのだ。

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 ウイグル人は主に中国の北西部に住んでいる。彼らは、中華人民共和国 新疆ウイグル自治区で「先住民」と認定された。彼らは中国によって公式に認められた55の少数民族のひとつであり、ほとんどがイスラム教の信徒である。

 何十年もの間、ウイグル人のなかには中国からの独立のために戦った者もいた(共産主義中国が1949年10月1日に宣言される以前は、この地域に少なくとも二つのウイグル独立国家が存在していた。そのうち最も知られているのが第一次東トルキスタン共和国で、ソビエト連邦の支援を受けて宣言された)。

 中国は建国以来、少数民族ウイグル人に平等な権利を与え、生活水準を絶えず向上させてきた。しかし、いくつかのイスラム過激派は、チュルク語民族の独立のため残酷な戦いを続けてきた。彼らはウイグル人の大多数を代表していたわけではないが、中国と敵対し、それゆえ西側諸国、湾岸諸国で彼らに同調する国、そしてトルコから精神的かつ財政的な支援を受けてきた。

 ゲイ・クリストファーソン博士は、2002年9月に、著書『米中関係におけるウイグルの形成:テロとの闘いにおけるアイデンティティ形成の地政学』のなかで、ウイグル人の活動が中国の領土内でいかに不和の種であったかを述べている。

  
ウイグルの分離主義者・独立運動家の主張するところでは、この地域は中国の一部ではない。しかし1949年に第二次東トルキスタン共和国は中国へ不法に編入され、それ以来ずっと中国の占領下にあるという。ウイグル人のアイデンティティは依然として確固とせず、東トルキスタンのイスラム運動に代表されている汎イスラム的ビジョンを支持する者もいれば、他方で、東トルキスタン解放機構のような汎トルコ的ビジョンを支持する者もいる。第三のグループは、東トルキスタン独立運動のような「ウイグルスタン」国家を望んでいる。その結果、「どのウィグル人も、どのグループも(すべてのウイグル人を代表していると主張することは可能だが)すべてのウイグル人を代表していない」。そしてこれらの各陣営のウイグル人は他のウイグル人に暴力を振るってきた。中国やロシアの社会に同化しすぎているとか信仰が不十分だという理由からだ。


 これは西側諸国の大規模なプロパガンダが押しつけられる前のことで、当時は西側の学者でさえ新疆ウイグル自治区の状況を比較的自由に評価することができた時代だった。

 しかし、すぐに北アメリカとヨーロッパの政策は変化し、急進的になった。

 西側諸国は、ウイグル問題は、以下の三つの主要な目標を達成するために、「中心的」かつ「不可欠なもの」である、と断定するようになった。

1.中国を中傷し侮辱する。中国を「人権・宗教の権利・少数民族の権利を侵害する国」であるとして描く。

2.いくつかの暴力的な戦闘地域にウイグル人を送り込む。これがトルコを含むNATO諸国の任務である。

 たとえば、その暴力的な戦闘地域であるシリア、アフガニスタン、インドネシアなどには、指名された少人数が送り込まれる。その目的はただひとつ。すなわち、彼ら戦闘員の訓練と強化。こうして鍛えられた彼らは、その後、中国、ロシア、旧ソ連の中央アジア諸国の不安定化工作要員として使えるようになるからだ。

3.大規模なインフラプロジェクト、とくに一帯一路構想(BRI)の破壊工作をする。BRIは中国の習近平国家主席が構想したものだが、高速鉄道や高速道路などのインフラは、新疆ウイグル自治区を通って東に向かう。西側諸国および同盟するイスラム諸国によって支援されたウイグル人テロリストが、残酷なテロ攻撃をおこない、この地域を揺るがした場合には、BRI全体が危険にさらされ崩壊する可能性も出てくる。BRIは、死臭ただよう欧米新植民地主義者によって包囲されていた貧困国・発展途上国を解放し、全人類の生活を向上させるために創設されたものだった。

 しかし、実際には何が起こっているのだろうか。 

 数年間、私はこの「問題」を調査した。中国、シリア、トルコ、アフガニスタン、キルギスタン、インドネシアにおいて。

 それが、いま地球が直面している最も重要で最も危険な問題のひとつだと思うからだ。

 世界中で起きていることのパターンをたどり、問題の根源を発見できた。私が発見したのは、攪乱と脅迫である。中国と世界に対する。

 「ウイグル人の行進」は、西側諸国はもちろんトルコなど他の地域でも「権力にとって有用な愚か者」によって支えられている。彼らは「被害者の保護」を望んでいるが、この場合の「被害者」とは、実際には「加害者」のことであり、強奪者なのである。

 ここに私の調査結果(および他の同志や同業者による発見)を記録しておく。私がそうするのは、真実を求めている人が、今も10年後も、「知らなかった」とか「情報が入手できなかった」などと言うことができないようにするためだ。

 それを始める前に、まず西側諸国の偽善がいかに巨大であるかを指摘しておきたい。TIPは中国によってテロ組織と認定されている。いや中国だけではない、欧州連合によっても認定されている。キルギス、カザフスタン、ロシア、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ、パキスタンによっても同様にそう認定されているのだ

 TIPとはトルキスタン・イスラム党のことだが、これはTIM(ウイグル分離主義者によるトルキスタン・イスラム運動)の武装組織である。

 裏では西側諸国が支持し、少なくともその国民の一部によって支持されているテロリストたちは、表ではロンドン政府、ブリュッセル政府、ワシントン政府によって「テロ組織」と認定されているのだ。この巨大な偽善ぶりを見よ。

 西側の論理を使えば、シリアやインドネシアにおいてテロリストを訓練することは、中国人の大量殺害のためなら大いに結構なことだが、欧州連合やアメリカの領土内で活動するのは許されないというわけだ。

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 西側諸国による中国への正面からの攻撃と新疆における彼らの裏活動は、2018年に始まっている。プロパガンダの一斉射撃はずっと以前にも発射されていたが、イデオロギー的な戦闘が「半公式的」に始まったのは、2018年にロイター通信が次のようなタイトルの記事を掲載したときである。「国連によれば、中国が100万人のウイグル人を秘密収容所に拘禁しているという信頼できる報告を国連は受け取っている」

  ジュネーブ(ロイター通信):国連人権委員会は金曜日、中国のウイグル人100万人が「秘密に包まれた大規模な強制収容所」に似た施設で拘束されているとの信頼できる報告を、数多く受けとったと述べた。

  
国連人種差別撤廃委員会のゲイ・マクドゥーガル委員は、新疆ウイグル自治区西部でウイグル人でありイスラム教徒である少数民族(推定200万人)が「政治的な洗脳収容所」に追いやられているとの情報に言及した。

  彼女は、香港・マカオを含む中国のこれまでの記録についての二日間の定期的レビューの冒頭で、次のように述べた。「我々が深く憂慮しているのは、中国が宗教的過激主義と闘い、社会の安定を維持するという名の下に、ウイグル自治区を大規模収容所のようなものに変化させ、一種の秘密に包まれた“無権利地帯”にしてしまっているとの多くの信頼できる報告を受け取ったことだ」

  これに対して中国は、新疆ウイグル自治区はイスラム主義の過激派や分離主義者からの深刻な脅威に直面している、と述べている。彼らは、中国では多数民族である漢族中国人と、ほとんどがイスラム教徒である少数民族ウイグル人との間で、緊張を高め攻撃を企てている、というのだ。


 F・ウィリアム・イングダルは、オンライン雑誌『新東方概観(ニュー・イースタン・アウトルック)』で、このロイター通信の記事を批判した。

 
ロイター通信は8月、「中国が100万人のウイグル人を秘密収容所に拘禁している、との信頼できる報告を国連は受け取っている」という見出しの記事を掲載した。記事を詳しく見ると、それは国連の公式声明ではない。国連とは関係ない独立委員会の、あるアメリカ人からの引用にすぎなかった。しかも彼は中国に関する何ら専門的知識も経歴もない人物だった。その主張の出所を調べると、人種差別撤廃委員会という国連とは独立したNGO(非政府機関)であることが判明した。この告発をおこなった唯一の人物、ゲイ・マクドゥーガルは、このアメリカNGOの一員だった。彼女はこの「信頼できる報告」について「深い憂慮」を表明したが、その劇的な告発の典拠を示すことはできなかった。

  ロイター通信は、この記事を補強するために、ワシントンDCに拠点を置く正体不明のNGO「中国の人権擁護者(CHRD)」の意見を引き合いに出し、自分の主張を擁護していた。しかし、「オンライン雑誌『グレーゾーン』プロジェクト」の研究者らは、優れた背景調査のなかで、CHRDが複数のアメリカ政府組織から数十万ドルを受け取っていることを発見した。そのリストの上位に挙げられているのが、悪名高い政府NGO「アメリカ民主主義基金(NED)」だった。しかも、CHRDの公式発表は、人権NGO「ヒューマンライツ・ウォッチ」の発表そのままであり、この団体は「カラー革命」で悪名高いソロス財団からも資金を得ていたのだ。


 かくして、反中国のイデオロギー攻撃(および、それから身を守ろうとする中国の試み)の新しい章が始まったのである。

 そしてすぐに、その攻撃は勢いを増した。西側のプロパガンダ組織は何十もの記事を次々と公表した。中国が新疆ウイグル自治区にウイグル人のための拘禁施設をいくつも建設し、中国北西部の宗教的・政治的過激派に対して極端に厳しい措置をとっていると主張した。しかし、その証拠を示すことができなかった。

 最も素人っぽい、憶測に基づくものは、2019年6月1日に英テレグラフ紙に掲載された。「ラマダンのお祝いが禁止されたため、中国のウイグル人イスラム教徒は飲食しなけらばならないように強要された」というものだ。その記事は次のように続く。

中国政府は長年にわたり、資源が豊富なこの地域の支配権を握ろうとしてきた。そのひとつが、政府が数十年にわたり奨励してきた漢族(中国の多数民族)の移住であり、それがウイグル人の怒りをあおった。その結果として起きた最大の事件が、2009年に新疆の首都ウルムチで突発し200人が死亡した事件だった。

  さて、中国を支配する共産党は、「犯罪者」と「テロリスト」の行動を一掃することについての宣伝活動を開始した。新疆ウイグル自治区の全域に(新疆とは「新開地」「新しい領土」という意味)、真っ赤な横断幕が掲げられており、それには不審な活動を報告するホットラインが記載されている。そして人々に違法行為や「狂信的」行動と闘うことを呼びかけている。

  「党を愛せ、国を愛せ」の垂れ幕が、モスクの金属探知機の真上に、大見出しで吊るされている。高速道路の広告板には、中国の習近平国家主席のことを指して、「主席の心は新疆の少数民族と直接つながっている」と書かれている。

  政府は、幸福で平和な新疆のイメージを示すために努力している。観光を促進し、投資を引き付けるためである。ここが習氏の「一帯一路構想」の要所だからである。


 しかし、多くの研究者・思想家は、このような「記事」を、全体の政治的文脈のなかで考察している。私の親友で、『中国と生態文明』の共著者でもあるジョン・コブ・ジュニアは、アメリカの代表的な哲学者であり、進歩的な神学者でもあり、長年にわたって中国に関わってきた。彼は上記の記事を批判して次のように書いている。

  
アメリカ政府の標準的な戦術は、他の政府が暴力を行使せざるを得ない状況をつくりだすことだ。暴力の行使は「政権転覆」が必要であるという証拠として扱われる。時には戦争を正当化することさえある。例えば、イラン人がアメリカの無人偵察機ドローンを撃墜したということで、アメリカはイランを公然と攻撃するようになった。中国は、イスラム系少数民族のひとつに関して、これと同じような状況に置かれている。ウイグル人たちが中国に対して暴力を行使するという深刻な危険がある。中国はこれまでのところ、大規模な全員参加の再教育で対応しているが、しかし、これはウイグル人たちが多くの時間を「強制収容所」で費やすよう強いられているかのごとく描くことが可能である。少数民族のイスラム教徒であるということが、後になってアメリカのプロパガンダにうまく利用されて、中国が迫害をしているのだと仄めかすことになった。これはまた、世界中の宗教的な人々、とくに中国やその他の地域のイスラム教徒の間で、反中国的な感情を生み出すことを可能にする。

  アメリカの支配を拒む者を無力化させることなら何をしても許されるというのであれば、CIAの腕前を賞賛することもできよう。しかし真実と正義を望むならば、CIAによる「嘘と政権転覆」の不正と残酷さを暴露することが、私たちの仕事ということになろう。

 
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トルコのウイグル人

  トルコのエルドアン大統領は、同国最大の都市イスタンブールの市長を務めていた時、ウイグル人と「恋に落ちた」。エルドアンはウィグル人の記念碑を建て、トルコの国は「トルキスタン」に由来すると宣言した。

 エルドアンは、数十万人のウイグル人がトルコに移住するのを許した。

 NATO加盟国であり、少なくとも過去においてはアメリカの最も親密な同盟国のひとつであったトルコは、華々しい反中国キャンペーンで西側諸国をためらうことなく応援した。

 しかし、それだけではなかった。それどころではなかった。NATO諸国と湾岸の超宗教的同盟諸国は、シリアのダマスカスにあるアラブ社会主義政権を打倒することを決めたのだ。トルコは、アサド大統領一家との歴史的なつながりを犠牲にしてまで、この「プロジェクト」に当初から積極的に参加した。

 早くも2012年に、私の本を翻訳してくれたトルコ人の助けを借りて、私はハタイ県(古都アンタキヤが県都)のシリア国境地域のいわゆる難民キャンプを調査した。いくつかのキャンプが実際に難民センターとして機能している一方で、アパイディンのような他のキャンプは、シリアのテロリストや外国のジハード戦士を訓練していた。



 当時、トルコの左派を代表するドキュメンタリー映画監督で、「シリアの反体制派」をテーマにした画期的な作品をいくつか制作したセルカン・コック氏は、イスタンブールで私に次のように説明してくれた。



 ハタイ県にいるコック氏の人脈の助けを借りて、早くも2012年と2013年には、「外人部隊」の一部が実はウイグル人であることを確認できた。私はまた、彼らが完全に武装し装備を保持したまま、ハタイ県の「キャンプ」から直接シリアに密輸されているという確証も得た。

 テロリストたちは、トルコのアダナ市近くのNATO空軍基地「インセルリク」でも訓練を受けた。正確に何人のウイグル人がその空軍基地を通過したかは、今のところ確認されていない。

 シリア戦線の現在テロリストが支配しているイドリブ地区で、最も粗暴で最も残忍で最も危険な暗殺者は、ウイグル人である。しかし、この事実は章を改めて、次の章で詳しく書く。

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 イスタンブールでは、同業者であり同志でもあるトルコの一流ジャーナリストでかつ思想家であり、現在はロシアの『スプートニク』紙で働いているエルキン・オンカンと一緒に仕事をした。何年もの間、彼はウイグル人の動きについて報道してきた人物だ。

 私たち二人はイスタンブール郊外のゼイティンブルヌ地区を訪れ、そこでエルキンの同僚たちに会った。彼らは、私たち二人をウイグル人の重要な「事件のあった場所」の「ツアー」に連れて行ってくれた。ウイグル人が徴用され、準合法的に働くことが許可され、その後、その多くをシリアとイラクに送り込んだ事務所も含めて、である。

 トルコには約5万人のウイグル人が住んでいる(中国を初め、世界中に1000万人のウイグル人がいる)。ゼイティンブルヌ地区にはトルコ国内で最も多くのウイグル人が集中している。ここでは、彼らはレストランなど自分のビジネスを経営し、老人たちはお茶を飲みながら、公共の場で果てしない会話を交わしながら、のんびりした生活を送っている。

 しかし、この静かな雰囲気は、ただの外見・見せかけである。ここは多くのウイグル人が到着する場所であり、ここから海外に投入され、その送り込まれた場所で彼らは、命がけの「仕事」つまり、いかにして粗暴で無慈悲な戦士になるかを学ぶのだ。彼らは、シリア、イラク、アフガニスタンに行くか、あるいはもっと遠くインドネシアまで行く。

 早くも2015年4月9日、イスタンブールのBGNニュースは次のように報じた。

このネットワークはゼイティンブルヌを拠点としている。そこは、イスタンブールのヨーロッパ側で、トルコに住むウイグル人の共同体がある。そこを動かしているのは実業家のヌラーリ・T氏で、中国からトルコを経由してシリアとイラクに移動するウイグル人を2011年から手助けしてきた。彼の下で働くAG氏によると、総計10万もの偽造パスポートがつくられ、そのうちの5万は中国に送られた。「イスラム過激派組織(ISIL)」に参加させるため徴募したウイグル人戦闘員に手渡すためである。

 記事によると、ウイグル人は中国からタイとカンボジアを経由しマレーシアに到着する。マレーシアからトルコへはビザが不要だからだ。そして応募した新戦闘員から200米ドルが徴収される。

 戦闘員はその後、イスタンブールのモーテル、ホテル、または隠れ家で一夜を過ごし、翌日トルコの南東と東部に向かい、シリアとイラクに入る。

 偽造パスポートを所持した個人は、しばしばイスタンブールの空港で逮捕される。しかし、なぜ彼らがトルコに入国でき、しかも強制送還されないのかについて、AG氏は「トルコはウイグル人たちと秘密裏に取り引きしている。当局はまずパスポートを没収し、それから個人を釈放するのだ」と述べている。

 エルキンと彼の友人は、トルコの現在の状況について、そしてウィグル人たちが達成すると期待されていることについて、次のように言う。

TIP(トルキスタン・イスラム党)のメンバーは、「シリアでジハードの訓練を受け、そして中国に戻って戦う」。


 問題は、ウイグル人の戦闘員をどうやって中国に戻すか、である。とくにシリアから。

 エルキンはこう答えた。

  
私の考えはこうだ。中国は非常警戒態勢にある。だから戦闘員は、まずシリアからトルコに送られる。その後に中国に送られる場合には、身分証明書が変更され、偽造された場合にのみ帰国できる。なぜなら、中国は戦闘員個々人の名前をもっており、リストもあり情報もある。トルコが秘密裏に身分証明書を偽造して中国に送ることになれば帰国可能だが、あなたが先に言ったように、アフガン経由のルートもある。IS(イスラム国)の戦闘員もアフガニスタンに集結している。アフガニスタン西部の一角には、中国との国境からさほど遠くないところもある。TIP(トルキスタン・イスラム党)は直接、中国に行こうとするだろうが、ほとんどの試みは失敗する。だから彼らはアフガニスタンから攻撃する。知ってのとおり、ロシアの最新情報によると、ISがアフガニスタンで新たなカリフ(イスラム国家)を創設したという。トルコはそこに多くのウイグル人戦士を送り込もうとしているが、何人なのかはわからない。

  また私が思うに、トルコはウイグル人を二つのグループに分けようとしている。ご存じのように、ウイグル人はいつも家族と一緒に旅をする。しかし家族同伴でどこかに移送しようとするのは大変困難だ。だから、まず戦闘員を送り、それから家族を「移送」しようとする。家族を移送するのは「人道主義的な隠れ蓑」で出来るからだ。したがって私の考えでは、戦闘員がまず秘密裏に現地に行き、それから家族が移送されることになるだろう。


 しかし、家族はどこに「移送」されるのだろうか。中国へか。

そのとおりだ。トルコのハタイ県とイズミル県にいるウイグル人は、トルコ政府が面倒を見ている。しかしそこにいつもいるのは、もっぱら女性と子どもたちだ。男性はいない。


 私は2019年の6月に、トルコのハタイ県とイズミル県に戻り、ゼイティンブルヌ地区で聞いたことが間違いないことを確認した。

 その前に、私たちはイスタンブール近郊のアクサライ市に旅行した。そして悪評高いウイグル食レストランのひとつを訪れた。AKP(トルコの政党のひとつ、公正発展党)メンバーの所有するレストランである。しかし、なんとウイグル人がその地区全体を管理しているのだ。ここは分離主義の指導者たちが定期的に、少なくとも二か月に一回は、会う場所だ。この場所の元ボスは人身売買の容疑で逮捕されている。

 私の同業者たちの説明によれば、「どんな罪だったのか、何があったのか、正確には分からない。しかし、その元ボスがまだ刑務所にいれば、それが分かるのだが・・・」

 警察本部はこの食堂のすぐ近くにあるが、少なくともこの私の記事では、それを特定したくない。まだ明らかにできない。逆説的だが、人身売買を追跡しているはずの警察官たちが定期的にここに集まるし、また、無邪気な中国人旅行者も中国北西部の美味で激辛の中華料理を求めて、ここを訪れるからだ。

 私は友人の同業者から次のようにも言われた。



 実際、このようなレストランはたくさんあるが、ここはイスタンブールおよび近辺の本部になっている。目立たないように工夫しており、だからアラビア語の看板もほとんどない。

 また、私は友人の同業者から次のような説明も受けた。

私たちへの情報提供者はみな同じことを確認している。「警察と州および政府はすべてを知っており、行動を確実にコントロールしている」のだと。


 トルコでは、与党の主要な右派民族主義者や西側支持派の野党は、みなウイグル人を支持している。それどころか野党は、与党のAKP(トルコの公正発展党)以上にウイグル人を支持している。だから政策が近いうちに覆される可能性はほとんどない。

 トルコのマスコミの多くは西側の情報源に共鳴し、中国に対して公然と敵対している。

 しかし、トルコ政府は中国と公然と敵対することは望んでいない。少なくとも犯罪行為の追跡に関しては、ある程度の協力をしている。

 アブダルカディル・ヤプカン氏によると、ひとつだけ変化したことがあるという。ヤプカン氏はウイグルに関する法的問題を扱っている人物だ。氏は次のように言った。

もし中国が名前と身分証明書を提供すれば、トルコは調査して告発する。しかし中国が詳細な情報を提供しなければ、トルコは何もしない。これが、少なくとも2016年以来の変化なのだ。


 ウイグル人はトルコ国内においてさえ何度か暴力をふるっている。最も明確に記録が残っているのは、2015年のイスタンブールのタイ領事館襲撃事件と、ゼイティンブルヌのナイトクラブ襲撃事件である。そのときトルコとサウジアラビアの市民を中心に39人が死亡した。

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 アフガニスタンのウイグル人戦闘員

 アフガニスタンのカブールやジャララバード郊外では、イスラム国の存在感が増しているなか、そこから逃れようとしている人たちによく出会う。首都カブール近郊のバグラミのような国内難民キャンプでの生活を余儀なくされている人々もいる。

 アフガニスタン国内にいる私の情報提供者たちは、シリアからアフガニスタンへのジハード部隊(主にISIS)の移動について、はっきりと述べている。その中には、予想どおり、ウイグル人も含まれている。

 彼らウイグル人はシリアで十分に鍛えられた後にアフガニスタンに到着している。彼らは戦闘準備ができていて、しかもシリアで洗脳されているので、内戦と侵略によって疲弊しきっているアフガニスタンの基準で言ってさえも、非常に残忍だ。

 アフガニスタンは東部では短い国境で中国と接し、旧ソ連の中央アジア諸国とも近接していることから、中国・ロシア・中央アジア諸国の政府転覆を目的とするには理想的な国だ。事実アフガニスタンは、トルクメニスタン、タジキスタン、ウズベキスタンと国境を接している。

 中国のBRI(一帯一路構想)は、いくつかのインフラ回廊を通じて中国と全世界を結ぶように設計されている。このことを理解することが不可欠である。そのインフラ回廊のいくつかは、旧シルクロードを通り、中央アジアを経て、イラン、パキスタンを通過し、アフガニスタンにも通じている。新疆省およびウィグル自治区の区都ウルムチ市は、その最も重要なハブのひとつである。西側政府は恐らく最も重要で世界的なこの事業を阻止し破壊しようと企んでいる。だから、ウイグル分離主義者や凶暴な暴力集団や狂信的信者を戦略的に利用して、この地域を不安定化させ混乱をもたらそうとしているのだ。

 アルカイダの幹部メンバー、たとえばアブ・ヤヒヤ・アルリビやムスタファ・セトマリアム・ナサールなどは、アフガニスタンでウイグル人と出会い、ウイグル人の大義を個人的に支持して、彼らをムジャヒディン(イスラム戦士)として訓練している。その一例が東トルキスタン独立運動であり、アルカイダの指導者アイマン・アル・ザワヒリは、一連の声明「イスラムの春、第9号」で、その運動を個人的に支持した。

 また、アフガニスタンにおけるクンドゥズの戦い(2015年)では、ウィグル人だけでなく他の国のイスラム過激派が、タリバンとISISの攻撃に加わったことも重要である。彼らのなかには、ウイグル人だけでなく、チェチェン人、ロヒンギャ人、キルギス人、タジク人そしてウズベク人もいた。

 TIP(トルキスタン・イスラム党)はシリアその他でも戦っているが、組織の指導者はアフガニスタンとパキスタンに拠点を置き、メンバーのほとんどは中華人民共和国の領土で違法に活動しているのだ。


ウイグル人は殺しを奨励され、シリアで訓練を受け、粗暴になっている

 3人の子どもをもつ女性がシリアの都市アス・スカイラビヤにある仮設住宅の玄関に座っている。イドリブ県の村から避難する前に、彼女が経験しなければならなかった恐怖について、彼女はゆっくりと次のように語った。

私の町で大量殺人を犯したテロリストはウイグル人です。いとこや親戚が殺されました。ウイグル人です、そうです、連中によってです。2014年4月、いとこや親戚は銃で撃たれました。私たちは自らを守ろうとして連中に立ち向かいました。すると連中は私たちを殺し始めました。まず戦いで、それから復讐で。その後で、殺害した者の首を、私たちの目の前で次々と切り落としたのです。

 「彼らはテロリストのなかで最も残忍だったのですか」と私は尋ねた。

そうです。北から南まで、イドリブ県の東から西まで。連中は怪物です。連中はヌスラ戦線の指揮下にあります。連中は兵士を誘拐し惨殺します。連中は家族全員を殺し、口では言えないほどの酷いやりかたで殺すのです。銃で撃たれて斬首されるのが一番の安楽死と言えるほどです。まさに連中は残酷非道な怪物でした。


 彼女には分かっている。自分が彼らから逃れることができたのは奇跡だったということを。

今でも覚えています。午前4時、私は生き残った家族といっしょに逃げました。ウイグル人は殺し続けていました。インドネシア人のイスラム戦士も同じでした。完全に洗脳され気が狂っていました。私の家族はみな教師でアラビア語の先生でした。子どもが三人いたのですが、もう誰一人、生き残っていません・・・。


 私は、カファ・ヌボウダ村からの避難者、ノーラ・アル・カドールさんと17歳の娘ナイラさんに会った。

私たちはウイグル人が、ウイグル人の犯す残虐行為がとても怖かった。何が起こったのか思い出すのも怖い。話さなければならないと分かってはいるのですが、口に出して言えない。すべての狂気を止めるためには、あなたのような人に話さなければならないのですが・・・。


私は4人の子どもたちを連れて逃げなければなりませんでした、バイクでです。まるでアメリカ映画の一場面みたいにです・・・。

 彼女は言葉を探そうとしている。どこから話を始めたらよいのか分からないといったようだ。

まず生き残るために脳のスイッチを切る必要がありました。起きたことは「正常」とは程遠かったので。まるでホラー映画のようでした。口で説明するのはほとんど不可能です。私は無学で平凡なひとりの女にすぎませんから、・・・。あの人たちは私たちの町に入ってきて、首を切り落とし始めました。私たちを襲撃し続けました。思い出したくない、あの顔も、あの表情も。心が凍りついて頭が動かなくなる。でも、ほんとうに幸運だった。その日の夜は家族のなかで誰ひとり失わなかったから。即座に逃げ出したから。


 私は尋ねた。「村を攻撃する際、ウイグル人とTIP(トルキスタン・イスラム党)は麻薬を使っていたか」 

 私の質問で、回りにいたひとも一斉に口を開き始めた。

 「もちろん」とノーラさんは答えた。「“正常な”状態だったなら、あんな行動はできるはずがないわ」

 一緒に来ている友人のアナが横から口をはさんだ。

SAA(シリア・アラブ軍)の友だちは、テロリストの上着はいつもポケットが麻薬でいっぱいだった、と言っていたわ。ウイグル人は神経刺激薬カプタゴンを使っているのよ。


 非番の兵士たちは、テロリストが捕まるたびに点検して、そのポケットが「戦闘用麻薬」でいっぱいなのを確認している。

 だとすれば、シリアやアフガニスタンで鍛えられたTIPのテロリスト集団が中国の村を制圧したら、いったい何が起きるだろうか。この20年間だけでも、ウイグル分離主義者たちは、中国で数百件のテロ攻撃をおこない、無数の人々を殺害しているのだから。とはいえ、彼らは中国のどこにおいても村全体を支配したことはなかった。

                                    *****



 私は、アス・スカイラビヤで、NDF(シリア国防軍)司令官ナベル・アル=アブダーラとテーブルをはさんで話し合う機会があった。

 私たちはロシア語で話した。彼は私を前線の最先端まで車で連れていってくれた。そこからイスラム原理主義集団アル・ヌスラの位置がはっきりと見える。彼は私に再招待を約束してくれた。シリアのこの美しい地に、「この狂気がすべて終わった」時に。

 彼は司令センターに戻り、説明した。

私たちはウイグル人を恐れてはいないが、彼らの脅威を非常に深刻に受け止めている。よく見てくれ。彼らによって管理されているイドリブ地域のなかでは、テロ行為が「増える」のだ。ここで戦闘能力を向上させた後、戦闘員たちが中国に戻っていったなら、それは大変な危険を意味する。ウイグル人は最悪の戦士であり、最も粗暴な戦士だ。私たちの目前にあるイドリブはテロの世界的中心地だ。テロの実験室なのだ。世界中のテロリストがいる。この地でウイグル人は最も凶悪な殺人稼業を学んでいるのだ。


 彼は話を中断し、私に香りのよいシリア茶を出してくれた。そして彼が考えていることを話し続けた。

ウイグル人テロリストは私たちシリア国民を標的にしている。彼らはシリア国民をむごたらしく殺す。もし私たちが解決策をもたなければ、すぐにテロリストたちは全世界に被害を与えることになる。私たちの問題はウイグル人やISISであるだけでなく、またTIPやヌスラであるだけではないのだ。私たちの問題は、彼らが表明し代表するイデオロギーそのものだ。彼らはイスラム教を使って、イスラム教の名の下に蛮行を重ねているが、このすべてはアメリカと西側諸国によって支持されている。だから、シリア軍とシリア国防軍が兵士を犠牲にして戦っているのは、この国のためというだけではなく、世界のためでもある。

 シリア国内にウイグル人戦闘員が何人残っているかについては、相反する報告がある。一般的に受け入れられている数は約2000人だが、それにはその家族も含まれる。

 ナベル司令官は次のように説明した。

今も400人から500人の戦闘員がイドリブ地域にいる。そして、イドリブに拠点を置くすべての国際的テロリストは、アル・ヌスラ戦線の指揮下にある。それをカタール、アメリカ、サウジアラビア、トルコが支援しているのだ。アメリカの諜報機関員も、わが国シリア内にいる。もちろんトルコの監視所には、トルコ軍もいる。


 彼は再び私を連れて戦闘の最前線を車で走り続け、アス・スカイラビヤを含むシリアのいくつかの拠点や町を訪れた。ここイドリブ周辺では、今も戦争が続いている。実に厳しい戦争だ。迫撃砲が私から遠くないところで炸裂し、その付近では地雷が発見され、撤去されている。人々は死につつあり、それが今も続いている。

 マハルダ発電所は最近SAA(シリア・アラブ軍)によって解放されたが、その発電所があるムルダ付近で、兵士たちは何体かの黒焦げの遺体を発見した。彼らはおそらく「アジアの」テロリストであろうと聞かされた。しかし、彼らがインドネシア人なのかウイグル人なのか誰にも分からなかった。

 ムルダのシリア国民防衛隊(NSD)のリーダーは次のように説明してくれた。

ウイグル人は粗暴な戦士だ。彼らはアル・ヌスラ戦線の下におり、非常に巧妙で、異なる名前で戦闘行動をする。彼らはシリア国内のあらゆるところにいる。イドリブにもだ。イドリブが陥落すれば、彼らもまたイドリブとともに滅びる。


 私は地図を見せられた。

 おそらく、こうしたことがすべて終わると、ウイグル人はどこか他の場所へと「移動する」ことになるだろう。トルコに戻り、アフガニスタンに戻り、もし彼らを止める手立てがないとなれば、中国にも戻る。

 匿名を希望するシリア人アナリストは私の記事のために次のように書いてくれた。

 シリアで活動しているウイグル人の危険性は多面的だ。

  
第一に、ウイグル人はシリアにとって全面的解決のいかなる一部も形成することができない。シリア国民ではないからだ。いずれにせよ、彼らの存在は有害無益だ。国を分裂させる役割しか果たしていないからだ。最新情報が明確に示しているのは、ここに配属されているウイグル人戦闘員はトルコによって意図的に使われているということだ。SAA(シリア・アラブ軍)がイドリブの支配権を取り戻すのを妨げるためだ。SAAは2016年に、ラタキアの田舎からイドリブのジスル・アッシュ・シュグルまで広がる領土に入り込もうとした。しかし、すべての軍事行動は失敗に終わった。この地域で活動しているTIP(トルキスタン・イスラム党)の勢力のためだった。ここで言及しておきたいのは、TIPがジスル・アッシュ・シュグルにあるSAAのすべての部署への攻撃の先頭に立って、そこで大虐殺をおこなったということだ。

  第二の問題は、この地域における中国の利害に対する直接的な脅威である。その脅威はインターネットを通じて拡散されている。それは「マルハマ戦術」という集団にリンクしたネット・アカウントを使って投稿され拡散されているのだ。(「マルハマ戦術」とは、アブ・ロフィクという偽名のウズベク・ジハード主義者によって設立された集団であり、シリアで戦闘行為をおこない、反政府テロ勢力を支援している〔*著者の註〕)また、ウイグル人戦闘員が中国に戻って、数百人もの過激派青年や分離主義者を徴募してシリアで鍛え、その鍛えられた戦闘員が中国に戻って、中国に対する攻撃を開始する可能性もある。

  
以上のような理由から、中国はこうした脅威を無力化するために全精力を注ぎ込まねばならない。そして、世界はその活動の防衛的性格を理解する必要があるのだ。


                                    *****

インドネシアおよび他の東アジアにおけるウイグル人


 イスラム教徒が最も多い国インドネシアは、1965年にアメリカ・イギリスが支援した右派による軍事クーデター(スカルノからスハルトに政権移行した通称9・30事件)以来、西側の強固な同盟国である。そこでは無神論と共産主義が禁止されており、最も極端でグロテスクな形態の資本主義が列島各地でおこなわれている。インドネシアの人種差別は伝説的だ。占領下の西パプアで現在進行中のものを含めて、同国は1965年以来の三つの集団虐殺を犯している。

 インドネシアにおける中国系少数民族は、つねに数え切れないほどの暴虐と差別の標的だった。これはオランダ植民地時代に始まり、現在まで続いている。

 その上、インドネシアのイスラム教徒のほとんどは、スンニ派のなかでもとくに不寛容さを増しつつある急進的なワッハビ派イスラム教を実践している。これはサウジアラビアをルーツとしている。しかもワッハーブ主義はイギリス帝国主義者の実質的な援助で発展した。

 右翼的で宗教的かつビジネス志向のインドネシアは、概して中国(中華人民共和国)を敵とみなしてきた。通称9・30事件と言われる1965年のクーデターの直後、インドネシアでは数万人の中国人が冷血に殺害され、数十万人が奴隷にされた。無数の中国系女性が集団レイプされ、何百万人もが名前を変えさせられ、母語、人格、文化を放棄せざるを得なくなった。インドネシアの体制や機構のなかの多くの集団が熱狂的に西側諸国と手を結び、北京政府を不安定化させ、その国際主義的な世界観をゆさぶるため、新たな聖戦に加わった。

 ウイグル人は反北京という戦闘のための完璧な道具になりさがった。インドネシア外務省のパク・ワワン氏(本名ではない)によると、早くも10年前から、ウイグル人のなかにはトルコの偽造パスポートを使って、中国からトルコそして最終的にはシリアへ通い始めたものもいたという。これはジャカルタの主要国際空港でインドネシア入国管理官たちを当惑させた。しかし、そうした「困惑」もすぐに解消され、ウイグル人は前進を許された。こうして虐殺の行進を続けることが許されたのだ。

 パク・ワワン氏とは西ジャワの都市バンドンで出会ったのだが、彼はさらに次のように語ってくれた。

地元民インドネシア人とイスラム過激派ウイグル人との間に「友好関係」が築かれた。インドネシア人のなかにはウルムチに旅行に行く人も出てきた。人脈が築かれ、最終的には多くのウイグル人が、イデオロギー的な仕事、資金集め、戦闘訓練のためにインドネシアを訪れた。これらの接触や連携は、両者が、サウジアラビアのメッカ、メディナ、リヤドに宗教的拠点を置いていた時代にまで遡る。両国間(中国とインドネシア)のビザ制度は比較的ゆるいため、TIP(トルキスタン・イスラム党)のウイグル人はなんの手間もなくインドネシアに入国することができる。かつては、ここで彼らのほとんどはイマーム(導師)となったが、他の者たちは野営訓練に参加し、とくにスラウェシ島の真ん中でイスラム聖戦士として訓練を受けた。


 パク・ワワン氏は次のように続けた。

ウイグル人は巨大なネットワークを持っている。またタイとマレーシアにもネットワークを持っている。最近、彼らはタイのパタヤから戦士を移送するようになった。その幹部のほとんどは、主としてサウジアラビアで、少なくとも中東のどこかで、さまざまな宗教大学に入学し、卒業していた。


  ウイグル人は、インドネシアに来るとき、中国に対する不信と憎悪をあおる目的でプロパガンダの本とビデオを携えてくる。この本によると、中国人は神に対してカフィル(忘恩)であり、ナジ(汚い)であるという。その本は、中国文化のすべての象徴を(再び)禁止するよう求めている。

 その本はひどく人種差別的で暴力的である。同様の教科書が、イスラム教シーア派に対してインドネシアで配布された。サウジアラビアの予想どおりの支援を得て、である。

 パク・ワワン氏によると、

インドネシアではウイグル人の学生が200人ほどいると推定され、その主な目的はウスタッドあるいはイマーム(聖職者)として働き、体制に侵入することである。インドネシア内で活動するだけの者もいるが、彼らのなかには、インドネシアのイスラム戦士とともに外の破壊活動に参加する者もいる。彼らの目標は、まずシリアに戻り、最終的には中国に戻ることだ。


 反体制的な訓練基地だったスラウェシ島には、いまだにウイグル人戦士が数人いると予想される。彼らは指導者サントソ・パクデ・アブ・ワルダとともに過激なテロリスト集団MIT(ムジャヒディン・インドネシア・ティムールすなわち東インドネシアのムジャヒディーン)に加わったことで、4人が逮捕され、裁判にかけられ、長期の禁固刑を言い渡された(2015年に)。スラウェシ島にいるのは逃亡中の戦士たちである。サントソ・グループは、アブ・バクル・アル=バグダディの指導の下、すでにISISへの忠誠を誓っている。

 ウイグル人4人が2015年にインドネシアで投獄されたことは、ジョコイ政権の当然の成り行きの変化と解釈することができよう。トルコと同じようにインドネシアもテロ攻撃の致命的な犠牲者となり、ワッハビ派の聖戦部隊を危険とみなし始めているからだ。また、中国に対する姿勢も少なくとも近年は変わり始めている。中国は、とくに崩壊しつつあるインドネシアのインフラに関して良き投資パートナーと見られているからだ。

 しかし、それとて、いまだ混乱した状況である。

 ウイグル人の中には最近、スラウェシ島マナドの国際空港を経由して到着する者もいる。またフィリピンのイスラム地域から船で来る者もいる。

 重要なのは、インドネシアの二大イスラム組織、NUとムハマディアの代表団が、中国ウィグル自治区の首都ウルムチに招待され、あちこちを案内された後、最後には「中国でイスラム教徒に対する弾圧はない」と公に宣言したことである。

 ちなみに、NU(ナフダトゥル・ウラマー)は世界最大の独立系イスラム組織であり、ムハマディアは「イスラーム本来に戻るべき」という近代イスラム改革運動である。

 他方で、インドネシアや東南アジアで華僑排斥すべしとの言動を続けていた人々が、国外から資金援助を受けていたことも明らかになった。

 ロッシィ・インディラさんは、この私の記事の執筆に協力してくれているインドネシアの作家かつ新聞発行者だが、ジャワ島にあるいくつかの過激派グループや指導的政治家たちを訪問した。驚いたことに、彼らは西側諸国のために中国を中傷することをきっぱりと拒否したからだ。

 もちろん、粗暴なイスラム主義組織は簡単に従来の態度を変えなかった。アンナス・インドネシア(ANNAS、反シーア民族同盟)専門家評議会の議長アティップ・ラティフル・ハヤト氏は、中国によるイスラム教徒への弾圧や人権についてインディラさんに語った。そして、アンナス・インドネシアは次のように公言したのだ。「ボルネオ島バリクパパンのイスラム教徒は、新疆ウイグル自治区におけるウイグル人の解放に向けた中国のあらゆる努力を、道徳的にも物質的にも、支持する」と。

 ACTは、かつてウイグル人のために金品を集めることに深く関与していた西ジャワ島のNGOだが、その部門を担当していたオクタ氏は、この問題(つまりウイグル人のために金品を集めること)はもはや彼らの優先事項ではないと断言した。

 ディナ・スレイマン氏は、インドネシアの伝説的な学者かつ作家だが、シリアとイランの両方を擁護してきた人物だ。彼は上記のことに関して次のように語った。

ACTは年次報告書を発表したが、すべての資金がどこに流れたかの詳細はわからなかった。インドネシア以外の国に一定額を寄付したことだけは公表されたが、詳細は不明だった。私の会計士の友人は、彼らの公表された報告書を調べて、私にこう言った。「彼ら(ACT)は、寄付の多くが自分たちのニーズのために使われたことを証明するために、あらゆる専門語を駆使していた。とはいえ、友人の会計士によれば、寄付金の最大60%が彼ら自身のニーズのために使われたことは、たぶん間違いないだろう」


 これはインドネシア特有の典型的汚職なのだろうか。しかし、この場合はそれで「良し」としよう。寄付金は、彼らの懐に消えた方がましなのだ。ウイグル過激派に届いたりするよりは!

 下院のハヌラ派(ハヌラとは「人民の良心」の意)はインドネシアの政治システムにおける派閥のひとつだが、ウイグル問題に関連して中国政府を中傷していることの背後に何があるのか、公然と疑問を投げかけている勢力である。そのハヌラ派の議長であるイナス・ズビル氏は最近、この私のレポートのためにロッシィ・インディラさんに次のように話してくれた。

インドネシアの人々はウイグル人に関する問題について耳を傾ける必要がある。なぜなら最近、中国政府による差別的な扱いに関するニュースが流れているが、それは国際的なマスコミや西側NGOが発信したものにすぎないからだ。 確かに、後になって中国との関係が必ずしも良くないことが判明した西側諸国も少なからずある。


  
しかし、ムハマディヤ運動「イスラーム本来に戻るべき」中央委員会(会長はヘダル・ナシール)が2018年9月に中国ムスリム協会と会合したとき、協会の副会長アブドラ・アミン・ジン・ルービンはこの主張を否定して次のように述べた。

 「ウイグル人を含む中国全体のイスラム教徒は、中国人と同じ自由をもっており、政府から好待遇を受けている。その証拠に、ウイグル人が住む新疆ウイグル自治区には2万8000のモスクがあり、祈りを導くためのイマームが3万人以上もいる。新疆ウイグル自治区でも、政府はイスラム大学の設立を支援している。それで、イスラム教徒の宗教的生活は良好である」

  ウイグル人イスラム教徒に対する差別的な扱いの問題は、我がインドネシアのジョコ・ウィドド政権を非難するために、国内の特定団体によって意図的に提起されたのではないか。私はかねがね、そう疑っていた。野党は意図的にジョコ・ウィドド政権を「ウイグル人イスラム教徒の苦しみを気にしない政府」として描いている、と思うからだ。


                                    *****

ウイグル人の行進を止めなければならない

 フィリピンとマレーシアのイスラム聖戦士(ジハード)組織も、ウイグル過激派への支援を約束している。

 ジハード組織(主にISIS)は、2017年の一年間、フィリピンのミンダナオ島マラウイ市を襲撃し制圧した。その後、フィリピン軍とテロリストとの長期にわたる戦闘が続いた。軍司令官によると、死んだ戦士のなかには「外国人戦闘員」が数人いるという。インドネシア人もいれば、マレーシア人もいた。ウイグル人についての具体的な確認はなかったが、「その他」がいたことは確かだ。とくに中国からの戦闘員だ。

 この問題について中国マスコミや中国国民は何を発信すべきか。当然ながら、『ヤフー・ニュース』や『グーグル』などのマスコミが流している反中国的プロパガンダの中に、西側発信とは異なる意見を見つけるのは容易ではない。

 早くも2013年に、『中華日報』は、李小双の「新疆についての西側報道には見るべきものはない」と題する記事を掲載した。この記事は、北アメリカとヨーロッパ諸国のマスコミが10年以上にわたって沈黙を守ろうとしてしてきたことを熱を込めて説いていた。

西側マスコミはウイグル分離主義者のプロパガンダ・マシンになった。

  新疆出身者として私は、西側マスコミの誤った報道に憤慨している。世界中のイスラム教徒が断食しているラマダンの月に、新疆ウイグル自治区で何が起きたのかを報道した記事だ。

  たったひとりのウイグル人活動家を唯一の情報源として引用し、その記事は、イスラム教徒がモスクで断食や祈りをすることを中国当局が禁止していると非難していた。と同時に、中国政府がウイグル民族を抑圧しウイグル文化を薄めるために、膨大な数の漢民族を新疆に移しているという偏った論評も掲載していた。

  現地での証言もなく、新疆ウイグル自治区政府からの度重なる釈明も抜きにして、これらの報道機関はどうしてこれほど無責任な報道ができるのか。世界はどうやって真実の全体像を知ることができるのか。

 その記事は私に、27人の死者を出した6月26日の暴動を思い出させる。それは間違いなく虐殺であったが、以前と同じく、いくつかの西側マスコミは、その攻撃が民族紛争の一部であるように描いた。罪のない人々を殺害することで自分たちの宗教を裏切っているテロリストを、西側マスコミは、宗教や政治の自由を求める「英雄」のように描いていた。・・・。

 人民日報の姉妹紙『環球時報(グローバル・タイムズ)』の記者シエ・ウェンティングとバイ・ユニィは、2019年3月20日、非常に緊急性の高い記事を共著で載せた。

  誤解を招く見出し、根拠のない非難、得体の知れないインタビュー、ダブルスタンダード。これらを、新疆ウイグル自治区を報道する西側マスコミで数多く見つけるのは難しいことではない。

  最近、このような報道が急増し、中国政府の活動に関して否定的な内容の言葉を使ったり、不完全な情報を提供したり、読者の感情を刺激したりするなどして、中国の反テロ活動に悪影響を及ぼしている。

 西側ではあまり触れられないが、中国には約2000万人のイスラム教徒が住んでいる。国家宗教管理局(SARA)によると、国内には2100万人以上のイスラム教徒がいる。同じくSARAによると、国内には約3万6000か所のイスラム教礼拝所、4万5000人以上のイマーム(導師)、10校のイスラム学校がある。また中国のイスラム教には興味深い趣きや微妙な違いがある。例えば女性のイマームが指導するモスクがあったり、中国全土でイスラム食(ハラルフード)が手に入ったりする。イスラム食は実際とても人気がある。多くの人々が、少なくとも頭ではイスラム文化に大きな関心を示している。

  私は、2018年に中国の西安を訪問した際、イスラム文化を支援するために中国政府がおこなってきた多大な努力に感銘を受けた。西安は多文化主義の歴史的中心地であり、何世紀も前に伝説的なシルクロードが始まったところだ。イスラム文明、すなわち、その音楽、食べ物、礼拝所、建築は、今や多くの人々を惹きつける最大の磁石となっており、中国全土から何千万人もの人々が訪れている。

  私が見るかぎり、西安に差別がないことは、はっきりしている。私の結論は、新疆訪問を許可された「インドネシアの二つのイスラム大衆運動」の使節団と同じであった。イスラム教徒と彼らの宗教に対する残酷な扱いを中国で見ることはできなかったからだ。

                                   *****

 

 私や中国の専門家たちには、中国国民はもとより中国政府さえも、自国に対する悪質で全く不公正な攻撃、すなわち海外からの攻撃から身を守る方法を知らないように見えることがよくある。

 中国は「平和を望んでいる」。中国は友情を提供している。しかし、それは侮辱され、絶えず攻撃され、屈辱を与えられている。

 事実は明白だ。西側は平和を望んでいない。正義など気にしないのだ。決して気になどしない。ただ支配したいだけなのだ。というのは、中国が好調である限り、西側よりはましだからだ。というのは、中国の政治・社会システムが、世界中とくに発展途上国でますます人気になっている限り、ワシントン、パリ、ロンドン、ベルリンの各政府だけでなく日本政府も、中国政府を攻撃し挑発することをやめないからだ。

 繁栄するためにも、生き残るためにも、中国の龍は戦わなければならない。敗北し、屈辱を受け、征服された中国だけが、西側に「受け入れられる」だろう。中国は、自国を尊重し他国を助けるかぎり、西側から攻撃されて滅多打ちにされる。

 かつて詩人の(1037-1101)は書いた。「近くから見るか、遠くから見るか、横から見るかで、景色が違う」。詩人が言いたかったのは、のなかにいるからといって、の真の姿は見えないということだろう。

 政治についても同じことが言える。中国に住んでいるからといって、外国の敵対勢力がおこなっている反中国攻撃の悪意と決意を完全に理解できるとは限らない。なぜそれがおこなわれているのかを必ずしも認識できない。

 中国に対する攻撃は、経済的、軍事的性格だけではない。宗教が、中国に敵対する勢力の最も強力な武器のひとつなのだ。過激な仏教であれ、福音主義プロテスタントのキリスト教であれ、今のように過激なイスラム教であれ、それらは強力な武器となる。

 中国はあらゆる手段を尽くして自己防衛しなければならない。過激派のウイグル人が行進している。彼らの多くは残酷で非常に危険だ。彼らはすでにさまざまな国で数千人の罪のない人々を殺害してきた。彼らの最終目標は、中国の品位を打ち砕き、その偉大な国際主義的事業を破壊することだ。彼らは固く決意している。資金は潤沢で、完全に利己的だ。彼らの「独立」への欲求は外国勢力によって火がつけられ、その資金も外国勢力から充分に供給されている。

 過激派ウイグル人の計画は単純だ。海外で過激派やテロリストの戦術・戦闘技術を学び尽くし、中国に戻って中国国内で悪夢を拡散・拡大させる、というものだ。

 西側諸国は、死臭ただよう過激派ウイグル人の行進を加速させるために、四六時中「手助け」する。中国の生態学的文明と一帯一路構想(BRI)は、地球上で最も人口の多い国で貧困を撲滅することを目指すものだが、西側の覇権にとっては危険なものと見なされている。少なくともワシントン政府、ロンドン政府、ブリュッセル政府などでは、最大の危険なのだ。

 中国には自衛する権利がある。それどころか中国にとって自己防衛は完全なる義務だ。

 真実を語るのは、世界中の思想家の義務である。沈黙を守っていたり、お金や特権のために自分の尊厳を売り渡すなら、彼らは将来の世代から非難されることになるだろう。しかし哀しいことに、西側諸国では多くの思想家が今そうしているのだ。

 

 

アンドレ・ヴルチェクは、哲学者、小説家、映画製作者、調査ジャーナリスト。『ヴルチェクの、言葉とイメージにおける世界』の著者であり、『中国と生態学的文明』を含む多数の本を執筆した作家でもある。とくにオンライン雑誌『ニュー・イースタン・アウトルック』の常連寄稿者である。

 

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