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ジュリアン・アサンジの即時釈放を求める声が各方面から上がる――現職国家元首、首相、国会議員、13名の大統領経験者などが英国政府に要求


<記事原文 寺島先生推薦>
They Call for Assange’s Immediate Release: Heads of state, prime ministers, parliamentarians, members of Congress, … demand Assange be set free
Thirteen Former Presidents Urge United Kingdom Government to Immediately Free Julian Assange
.


By Lawyers for Assange
Global Research, September 21, 2020
Consortiumnews 20 September 2020

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2020年10月15日


リストの最新版はこちらをクリック

 ジュリアン・アサンジ氏はロンドンの中央刑事裁判所で米国への身柄引き渡しと戦っているが、13人の元国家元首、現国家元首、多数の大臣、国会議員、外交官を含む100人以上の著名な政治家が本日、今回の手続きの違法性を非難し、アサンジの即時釈放を訴えた。

 27カ国の、あらゆる立場の政治家たちが、189人の独立した国際的な弁護士、裁判官、法学者、そして弁護士会と歩調を合わせ、米国の身柄引き渡し要求と身柄引き渡し手続きが国内法と国際法に違反し、公正な裁判権やその他の人権を侵害し、報道の自由と民主主義を脅かしていることを警告する英国政府への公開書簡を支持した。

 ジュリアン・アサンジの解放を求める呼びかけに賛同する政治家には、ジェレミー・コービン、ルイス・サパテロ元スペイン首相、欧州議会の数人の議員、ブラジルのルーラ・ダ・シルバ元大統領、同じくブラジルのディルマ・ルセフ元大統領、そしてアサンジを解放するための超党派議会グループのオーストラリア議員たちが含まれている。

 英国議会議員、スコットランドの元司法長官、弁護士のケネス・マカスキル氏は、「これは法的手続きではない政治的な磔刑であり、真実とそれを暴露する者を葬ろうとしている」とコメントしている。

 国際政治団体による英国政府への前例のない訴えは、アムネスティ・インターナショナル、欧州評議会、アメリカ市民自由連盟、国境なき記者団、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、その他多数の権利団体が、アサンジ氏の起訴が報道の自由に与える影響について懸念を表明したことを受けてのものだ。アムネスティ・インターナショナルがアサンジ氏への告発を取り下げるよう米国政府に求めた請願書は、40万人以上の署名を集めた。

 今日は、身柄引き渡し公聴会の第3週目の始まりである。この公聴会については、裁判公開の原則が守られていないとの批判が広がっている。というのは、アムネスティ・インターナショナルやPENノルウェーなどの独立したオブザーバーが裁判をネット中継で視聴できないようにされているからだ。

 トランプ政権は、英国からアサンジ氏の身柄引き渡しをするよう求めている。その理由は、アサンジ氏のジャーナリストとして、また出版者としての活動がスパイ活動法から見て起訴の対象となるためだとしている。米政府が起訴しようとしているのは、2010年にアサンジ氏が公開した情報についてだ。アサンジ氏がその情報を明らかにしてくれたおかげで、公衆に知らしめるべき大切な情報(イラクやアフガニスタンでの米国の戦争犯罪の証拠など)に光が当たったのだ。

 先週の公聴会で裁判所が聞き取ったことは、
①ジュリアン・アサンジ氏とウィキリークスが情報提供者を保護するために慎重な編集を行ったこと、
②彼らが情報公開することによって被害を受けた情報提供者は一人もいないこと、
③ジュリアン・アサンジ氏とウィキリークスは編集されていない電文を公開したとは認められないこと、
である。それにもかかわらず、起訴状には機密情報を公開するすべてのジャーナリストとすべてのメディアを起訴する権利が米国にはある、と書かれている。

主な意見表明から:


ルイス・イナシオ・ル・ダ・シルヴィア、ブラジル大統領(2003-2010)、パリ名誉市民(2020)、ノーベル賞候補(2018):

「全てのジャーナリスト、全ての弁護士、全ての組合員、全ての政治家を含む地球上の民主主義者たちが、アサンジ氏が強制送還されないように自分たちの意見を表明する勇気がないとすれば、それは嘘つきの民主主義者がたくさんいるということになるでしょう。アサンジ氏は民主主義の英雄だと認識すべきです。彼には処罰に値することなど何一つありません。願わくは、イギリス国民、フランス国民、アメリカ国民がこの暴虐を許しませんように。ある黒人が警官の膝で殺されました。今度は世界中の為政者たちの何百万という膝がアサンジ氏を窒息させて殺すのですか?私たちにそんなことを許す権利はありません。」

アンドリュー・ウィルキー、オーストラリア連邦議会議員、タスマニア州クラーク選挙区の無所属議員、そして「ジュリアン・アサンジを家に返そう!」議員グループの共同代表:

「ジュリアン・アサンジ氏は、米国の戦争犯罪の確固たる証拠を含む公益性の高い情報を公表したことで、政治的に迫害されています。これらの戦争犯罪の加害者であるアメリカが今、アサンジ氏の身柄引き渡しを求めていることは、不当極まりないものであり、イギリスの法律では違法であることはほぼ間違いありません。これが実行されれば、アサンジ氏は175年の懲役に直面するだけでなく、オーストラリアの全ての人々、特にジャーナリストは、自分の意見で神経が逆撫でられたどんな国にも犯罪者として送還される危険性の淵に立たされることになります。」

ミクラス・ペクサ、欧州議会議員、「産業、調査そしてエネルギー」委員会所属:
「言論の自由は、21世紀に入っても重要な価値観であることに変わりはありません。自由な言論が時に不都合な真実を明らかにすることもありますが、私たちは全力でそれを守ります。」

Open Letter: http://www.lawyersforassange.org/en/open-letter.html
Political endorsements: http://www.lawyersforassange.org/en/endorsements.html
Legal signatories: https://www.lawyersforassange.org/en/signatories-all.html
Contact: lawyers4assange@protonmail.com

賛同する政治家の一覧
国家元首

1. Alberto Fernández, President of Argentina (2019), lawyer, Professor of Criminal Law (University of Buenos Aires), former Chief of the Cabinet of Ministers, adviser to Deliberative Council of Buenos Aires and the Argentine Chamber of Deputies, deputy director of Legal Affairs of the Economy Ministry, Argentina

2. Cristina Fernández de Kirchner, Vice President of Argentina (2019), President of Argentina (2007-2015), lawyer, Argentina

3. Dilma Rousseff, President of Brazil (2011-2016),economist, former Minister of Energy and former Chief of Staff of the Presidency of the Republic, Brazil

4. Ernesto Samper, President of Colombia (1994-1998),lawyer, economist, former Secretary General of UNASUR, Senator of the Republic and Minister of Economic Development, Ambassador of Colombia in Spain, Colombia

5. Evo Morales Ayma, President of Bolivia (2006-2019), trade unionist, activist and Bolivian leader of Aymara descent, President of the Six Federations of the Tropic of Cochabamba, Former President pro tempore of UNASUR and CELAC, Bolivia

以下114までについては記事原文をご覧下さい。


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