市民をわざと怖がらせてマスク着用措置を強行。9-11もCovid-19も、政府の情報操作に科学が利用されている。
<記事原文 寺島先生推薦>
The Program to Mask Society is a Grotesque Governmental Manipulation of a Frightened and Confused Public.
From 9/11 to Covid-19: Watching as the CDC and NIST Destroy Their Own Reputations
グローバルリサーチ 2020年9月23日
ビル・ウイラーズ教授

「米国政府が言っていることを信じる者はみな、底なしのお人好しだ」–ポール・クレイグ・ロバーツ、2014の記事より
米国政府はマスク着用に関する公式見解を劇的に変更した。これは米国政府の典型的な手口だ。当初、5月20日にアメリカ疾病予防管理センター (CDC)は、マスク着用についてこんな報告をしていた。その報告は、マスク着用はウイルス感染を防ぐ効果はないというものだった。
それから2ヶ月後の7月20日、CDCは市民にマスク着用を推奨する報告を出した。こんなことは全く説明がつかない。5月の報告は、1982年以来14度の無作為化比較検査(RCT)や複数の見直しを経た研究に基づいた報告である。たったの2ヶ月でこのような大幅な変更が加えられたのに、これまでの幾多の研究を覆すような証拠は何も示されていない。
(訳注 RCT: 2つ以上の治療法や検査法などを比較する臨床試験では、対象となる被験者を2つ以上のグループに振り分けるが、その際にコンピューターの乱数表やくじ引きなどの方法を用いて、作為性が入り込まないようにする試験のこと)
2020年7月20日、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は「マスク着用効果の証拠」という見出しの記事をホームページ上に掲載した。この記事には、今ではすっかりおなじみのあのイガイガウイルスのばかげたイラストつきで、「ウイルスは顔面を覆おう布で跳ね返される」と記載されている。そう、まるでピンポン球がコンクリートで跳ね返されるように(記事中ではピンポン球ではなく「飛沫」ということばを使っているが)。
これは見え透いた嘘だ。しかも悪意がある嘘であり、許されない嘘だ。この記事にはマスク着用の効果を示す「新しく発見された証拠」として19の「参考文献」を載せている。(記事の画面を下げてみてください)。
科学者ではない人に、ある研究が科学研究として真に価値がある研究かどうかを説明するのは困難である。しかしポイントを抑えてやってみよう。
例えば、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の記事の参考資料の1番目に載せられている研究は、無症状者の感染の一例に基づく研究である。こんな研究は、ある研究内のひとつの資料として使われることがあるかもしれない。それなのに、なんとこんな研究の名に値しない「研究」に、17人(冗談ではない!)の研究者が執筆者として名を連ねている。
それ以外の18の参考資料(CDCのホームページ上で2020年8月に「更新」された)の中身をかいつまんでいうと、ウイルスの量についての報告や、無症状の患者がどれくらいいるかの報告や、5人家族で感染がどう拡がるかの「予想」や、疾病率や、繊維ろ過の効果や口からでる飛沫にレーザー光線を当てて視覚化した研究まである!(本当の話です)。
マスクのことを中心に扱っている研究は4つだけで、市民が公衆の場でマスクを着用する効果について詳しく研究したものは一つもなかった。論文筆者のこんな記載で終わっている研究さえあった。
「使い捨てマスクの使用は咳エチケットを守るために推奨されている対策の一つだ」(原文ママ)。エチケットって? ここを参照(画面を下げてみて下さい)
ここに挙げられている参考文献一覧は、CDCによる涙ぐましい努力の産物だ。そう、普通に考えれば擁護できない公衆の場でのマスク着用措置を正当化するための。
こんな参考文献では、これまで長年行われてきた研究結果を覆すことはまったくできない。これまでの研究をおおむねまとめると、公衆の場でのマスク着用はウイルスの流行を食い止めるには効果がないということになる。
そして、以下のような主張を支えるような決定的な研究は何一つ新たに出てきてはいない。その主張とは、「病気がうつる危険性が、マスク着用により劇的に下がるという確固たる証拠がある」という主張だ。
こちらの記事もどうぞ
The Sudden Reversal on Facial Masks: Mandated Public Masking in Wisconsin, USA
一口にマスクと言っても、優れた性能のあるマスクだけが、空気感染によって病原体をうつす可能性のある患者に対応している医療関係者でも守れるよう設計されている。
マスク着用が必須となる社会にしようという企みは、政府がわざと市民を怖がらせ、困惑させるという汚い手を使って行われているものだ。
CDCは、公衆の場でマスクを着用するのは効果があるという嘘話をまきちらしている。これは、市民からの信頼を失墜する行為だ。今の状況からあきらかに臭ってくるのは、これは完全に世界規模での陰謀だという臭いだ。
ジャーナリズムの調査機能が正常に作動しているのであれば、著名な政治家の周りをかぎ回る記者たちがあちこちにいるはずだ。くさいものにたかるハエのようにかぎ回る記者たちが。
しかし、今私たちの前にあるメディアはそんな姿を見せてはいない。彼らがやっているのは、意図的に大量の情報源を消すことだ。そして、メディアは市民に対し権威的に、権力者には従順な態度をとる。全体主義者たちが唱える「公式見解」に異を唱えるものたちを報じるときには。
CDCやメディアの今の状況は今回が初めてではない。2009年にも、調査に努力をおしまないジャーナリストであるシャリル・アトキソン氏はCBSで以下のような報道を行っている。
それはCDCが 突然H1N1「豚インフルエンザ」の検査に否定的な提言を出したことについてだった(その助言は国の指令と矛盾するものだった)。
そしてその提言は、感染が流行状態であるとの宣言の後に行われたものだった。CDCが見解を変更した表向きの理由は、「流行の状態を再調査したところ、この流行に対して検査を行うのは資源の無駄になるだろうから」だった。
ジャーナリストのジョン・ラポパルト氏との対話の中でアトキソン氏はさらに、情報自由法を駆使して以下の事実を突き止めたことを明らかにしている。
それは、CDCが検査をやめる前に、H1N1ウイルスが豚インフルエンザやそれ以外のインフルエンザを発症させたという報告がほぼ1件もなかったという事実だ。
では、アトキソン氏がその事実を報じた後はどうなったのだろうか?CBSやニュースメディアはおおむね、アトキソン氏の発見を無視し、豚インフルエンザは流行中であるという主張を続けた。アトキソン氏はこうまとめている。
「我々は今インフルエンザが流行中であることを膨らますようなニュースばかり流していた。しかし、豚インフルエンザは流行しているという事実を覆すようなニュースや、全くの嘘話に「おかしい」という声をあげたりするニュースはまったく流さなかった。そのため、多くの市民たちが我が子に被験者としてワクチンを打たせることになってしまったのだ。そんなことは全く不必要だったかも知れないのに」。
そして今は、公衆の場でのマスク着用の強制が推し進められようとしている。2020年9月16日のC-Span(米国のケーブルテレビチャンネル)の映像を見て欲しい。この中でCDCのセンター長であるロバート・レッドフィールド氏が議会の前でこう証言している(動画の1:04:40のところを参照)。
「マスクは公衆衛生の武器としてもっとも重要で力強い武器です。マスク着用の効力については科学的にはっきりとした証拠もあります。マスクこそが一番の防御法なのです。(一般的なマスクをかざしながら)“Covid-19対策において、マスクはワクチンを打つよりももっと強力に、私を守ってくれることを保証する”と言っても言い過ぎではないでしょう。 というのも、ワクチンを打っても免疫ができる可能性は70%にすぎないからです。だから、もしワクチンを打って私に免疫ができなかったとしたら、ワクチンは私を守ってはくれないことになります。でもこのマスクは私を守ってくれるでしょう」。
しかし、ここ何十年間もの研究結果から見れば、センター長の話はまったくのでたらめだ。
陰謀に基づく大胆不敵な嘘の話といえば、アメリカ国立標準技術研究所 (NIST) も輝かしいお役所仕事をした歴史を残したと言えるかも知れない。
世界貿易センターの第7ビルが2001年9月11日の夕方、(火事ではなく)倒壊したのだという事実をまだ知らない人たちは、独房か何かに閉じ込められている人か、TVの報道や米国の「権威ある大手新聞」にごまかされ騙されている人たちだけだろう。
第7ビルは突然にしかも完全に崩れ落ちた。それは2011年9月11日のずっと前からプロの手によって完全に準備されていたからだ。A&Eネットワーク(米国のテレビ局)のこの15分間の番組の中の数分を見れば、そのことははっきり分かる。
第7ビルについては、二つの事実がある。(1)熟達者により制御された「芸術作品」とでも呼ぶべき完全な爆破であること。(2)この事実については9/11委員会が出した公式文書では触れられてこなかったこと(この文書自体もとんでもないしろものだが)の二点だ。
これらの事実から分かることは、この陰謀は犯罪であるだけではなく、さまざまな勢力が絡み合って行われている事実のもみ消しだ、ということだ。その絡み合った勢力には、政府、メディア、そしてもっとも悲しいことだが、研究者たちも入っている。
火事がビルの崩壊の原因になったという嘘をまき散らしたのが、2008年に出されたアメリカ国立標準技術研究所(NIST)の論文だったのだが、その内容は驚くべきほど大胆不敵な内容だ。
というのも、その論文中では、コンピューターによる演習結果を載せているのだが、その結果は実際に第7ビルで起こったこととは似ても似つかぬ結果だった。第7ビルの崩壊は自由落下とほぼ同じスピードで起こっていた。まるで何千トンもの建築構造鉄鋼が突然なくなったかのような崩壊の仕方だった。
NISTが発表した4分間の動画は、政府にとって都合の良い嘘をカメラに収めたものであり、それはきっとNISTが政府から、そうするよう命令されたのだろう。
NISTが嘘をつく理由は、第7ビルの崩壊についての嘘はあまりに明白なので、「人々の目を覚ます」もっとも危険性のある出来事になるだろうからだ。 そうなれば、これまでの一連の嘘がすべてあばかれてしまう。9-11攻撃を画策した人たちから見れば、「火事により崩壊した」という嘘はどんな犠牲を払ってでも守らなければならない嘘なのだ。
CDCやNISTが行った悪事はある特定の範囲限定で行われている悪事ではない。この二つの悪事は、もっとずっと大きく、多面的な、世界を股に掛けた帝国による悪事の一部だ。
そして、そのような帝国によるおぞましい悪事を調査している人々の前には、ある関門がある。その一人、ウイリアム・ペッパー氏はキング牧師の暗殺についての真実を40年間追い続けているのだが、その体験についてこんなことを書いている。
「真実を追跡した結果、様々なことが分かり、さまざまな体験をしたが、そのことで私は作家・研究者としてとても暗い気持ちになった。というのは、“人間とは、どれだけ行動規範に従って行動している人でも堕落するのだ”という事実との避けられない葛藤に苦しまないといけないからだ」。
CDCの医療専門家たちやNISTの技術者たちが話しているのを見ると、私は、ペッパー氏と全く同じ気持ちになる。
Bill Willers is an emeritus professor of biology, University of Wisconsin at Oshkosh. He is founder of the Superior Wilderness Action Network (SWAN) and editor of Learning to Listen to the Land, and Unmanaged Landscapes, both from Island Press. He can be contacted at willers@uwosh.edu
- 関連記事
-
- マスクの弊害が再確認される。 (2023/07/11)
- CDC:免疫力低下で入院する子どもたちの記録的な数 (2022/10/25)
- マスクの効果について疑問を持つことを禁じられた英国の医師が、高等裁判所で勝訴。 (2021/12/12)
- イタリア当局はCOVIDによる死者数の合計を13万人から4千人に変更 (2021/11/22)
- 「マスクを外せ」「マスクをしろ」。CDCは一貫して「一貫しない」忠告を繰りかえす (2021/09/26)
- コロナで死んだ人はいないーーストヤン・アレクソフ博士(ブルガリア病理学会会長)のインタビュー(文字起こし) (2021/08/16)
- 学校におけるマスク着用強制は憲法違反との判決を下したドイツ人判事に警察の捜査 (2021/08/05)
- マスクをかけた両親は、子どもには恐怖の世界 (2020/12/18)
- マスクについての明白な真実 (2020/11/02)
- マスク着用は健康に深刻なリスクがある (2020/10/29)
- COVID-19対策マスクは人道に対する犯罪であり、子ども虐待である―― あるウイルス学者の証言 (2020/10/25)
- マスクを外して真実を知ろう!種々の研究で「非人間的なマスクは私たちの体を弱らせこそすれ、守ることはしない」ということが分かっている。 (2020/10/25)
- 市民をわざと怖がらせてマスク着用措置を強行。9-11もCovid-19も、政府の情報操作に科学が利用されている。 (2020/10/18)
- 国連は「Covid第二波の都市封鎖」を準備しているのか?――世界的な抑圧的措置そして忍従と服従、マスクを武器にして世界中に恐怖を振りまく、邪悪で巨大な行動戦略 (2020/09/19)
- 「マスクは犬や馬にする口かせと同じだ」: 英国政府がマスク着用命令を拡大した後、抗議者がBBC本部の外に集結しダウニング街まで行進 (2020/08/21)
スポンサーサイト