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奇怪な科学―Covid-19は心臓障害を引き起こす!? 衝撃的研究は基礎的な演算ミスだった!

<記事原文 寺島先生推薦>
Weird science: Covid-19 does NOT cause heart damage, as blockbuster study had basic calculation errors


RT 論説面

2020年8月28日
Peter Andrews

Peter Andrews, Irish science journalist and writer based in London. He has a background in the life sciences, and graduated from the University of Glasgow with a degree in genetics.


 Covid-19が長期的な心臓障害を引き起こすと報告した科学的研究が、広く流布している。その著者らは、ウイルスによる危険のひどい計算間違いをした後になって、大幅に修正した論文を発表し直すことを余儀なくされたが、実害はすでに広がってしまっている。

 科学界は、最近とみに権力を振るっている。新型コロナウイルスの出現で、多くの専門職の科学者や学者は絶大な影響力をもつ地位にのし上がり、Covid関連すべてに関する政府の顧問や委員会委員として行動している。しかし結局はそれで終わりだった。だからこそ、いま非常に重要なのは、彼らが、合理的で公平な研究をおこない、すべての発見をつねに疑問をもって分析し、何事においても思い込みを避けることである。

奇怪な科学

 しかし悲しいかな、その肝心なことはなされなかった。つまり、合理的で公平な研究をおこない、すべての発見をつねに疑問をもって分析し、何事においても思い込みを避けることはなされなかったのだ。アレックス・ベレンソン氏などの、適切なツイッターを追いかけない限り、このことについて他では読むことは不可能だ。ベレンソン氏は根気よく、その研究はCovid-19にたいする偽物の粗悪な「科学」――括弧付きの科学としか言えない代物――だとしている。しかし、科学論文の発表慣行に関してかなり大きなスキャンダルになるに違いないことが、いま心臓病学の分野で進行中である。それは必ずや大規模な再調査となるべき事件だ。

 ちょうど一か月以上前、「コロナウイルス病2019(COVID-19)から最近回復した患者における心血管磁気共鳴画像の結果」と題する論文がドイツの『JAMA心臓病学』誌に掲載された。この論文が基づいているのは、Covid-19から回復した100人が、MRI検査を受け心臓障害に関連する症状が見つかった、というものである。

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Attendees and staff at Republican National Convention test positive for Covid-19

 この論文はすぐに大きな注目を集め、学会のなかで大いに広まった。学術論文の注目度あるい影響度を評価する指標Altmetricで、その点数は何十万にも達した。
 この指標は、発表された研究がオンライン上で、参照されたり共有されたり議論されたりして、どれだけの注目を集めたかを示すものである。
 その指標が何十万にも達したのは間違いなく、論文の爆弾発言のような結論のせいであった。Covid-19にかかって回復した人々の、かなりの割合で、長期的な心臓病の心配があるとすれば、それは知っておくべきことだからだ。

間違いつづき

 その論文の結論にかかわる唯一かつ最大の問題は、その結論を導き出すにあたって利用されたほぼすべてのデータが間違っていたということである。多くのメディアが猛スピードで、Covid-19の患者はみな最終的に心臓発作で亡くなるかのように報道を始めたので、数学的素養のある人たち――国立心臓肺研究所の心臓病学教授ダレル・フランシスなど――が、ツイッター上で、その研究結果に明らかな計算ミスと不整合を指摘し始めた。

 論文の著者らは中央値を平均値と混同しているように見えたし、グラフのなかにデータが示す点はどこにも存在しなかった。要するに、この論文はデータの補正ミスにまみれていたが、それを読んだ(または最後の数文だけにざっと目を通した)最初の数十万人がそのミスに気づかなかったのだ。

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Covid-19’s an adult disease: Children at ‘tiny’ risk of acute coronavirus, UK academics claim


 しかしフランシス教授は、訂正後に再発表された論文に、それでもまだ満足できず、教授は自分のツイッターでまたもや痛烈な攻撃を仕掛けた。教授は統計に関する素人以上の知識をもっているので、疑いの余地のない言葉でこう明確に述べている。「論文の著者らは、異常なほどの譲歩を認めた後でさえ、依然として数字をでっち上げている」と。
 
 フランシス教授が断言しているのはこうだ。修正された数字は、Covid-19から回復した人々がMRI検査で心臓病の徴候を示してはいるが、ウイルスに感染していない似たような病歴の人々で、かつウイルスに感染していないひともまた、同じ心臓病の徴候を示しているということだ。つまり、Covid-19は、その研究で対象とした人々に見られる心臓障害とは全く関係がなかった、ということなのだ。

 一方、その研究の著者らは面目まるつぶれになって良しとはしなかった。自分たちの貧しい数理的取り扱いをツイッター暴露されたことにたいして(英国以外の人々がこれがどういうことなのか分からないかもしれないが)彼らは激しくかみついて、次のように言った。「論文を非難するのであればツイッターを使うのではなく、論文が載った研究誌の編集者への手紙で批判すべきだ」「そのほうがはるかに適切なやりかただろう」
 
 その研究の著者らは、その学術的水準に達しない論文を修正するのに1ヶ月を要しなかった。だが、その時点ですでに実害が起こっていた。つい先日、何人かの人が私に「Covidは心臓障害を引き起こすんだってね」と教えてくれたからだ。だから明らかに、その研究の影響は広がっていた。しかし、「Covidは心臓障害を引き起こす」という嘘が今後、同じような速度で広範囲に広まるかどうか、まだ分からない。
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