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CDC(アメリカ疾病管理予防センター)によるCOVID感染者数集計の途方もないごまかし


<記事原文 寺島先生推薦>
Huge COVID Case-counting Deception at the CDC

グローバル・リサーチ
2020年7月3日
ジョン・ラポポート
(同氏のブログ 7月2日の記事より)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2020年8月25日

 今回の記事に関して、私たちはどうしても(正気をなくした人々の)公的な世界に足を踏み入れざるを得なくなる。――この世界で、「新型コロナウイルス」が中国で発見されたことを疑う人間は一人もいない。また、何の価値もない複数の診断テストにことさら意味を付与したり、感染者数は実際意味があると誰もが確信しているような世界だ。こんな不条理な手順にいったん手を染めてしまうと、私たちはまた別のスキャンダルのど真ん中へ着地することになる。今回は、スキャンダルと言えば、このアメリカの政府機関、CDC(アメリカ疾病管理予防センター)だが、そこで起こっていることだ。

 5月21日のアトランティック紙には「CDCはどうしてあんな誤りを犯すことになるのか?」という見出しの記事が掲載されている。

 重要箇所を次に引用したあと、アトランティック紙がなぜか把握し損なったこの硬直した推論についてコメントする。

 「我々の知ったところによれば、CDCがやっているのは、ひいき目に見ても、組織のたがが外れたような誤りだ。つまり、コロナウイルス感染の現状を診断する検査結果と、ある人の過去の感染状況を測る検査結果を区別していない――CDCが、アトランティック紙に水曜日明言したのは、同機関が、ウイルスを検出するPCR検査結果と抗体検査結果を区別していないことだった。この2つの検査で明らかになる情報はそれぞれ別であり、何のために使うのかも同じではない。」
  
 「国内最大の感染発生地の一つであるペンシルバニア州を含め、テキサス、ジョージア、バーモントなどのいくつかの州も、同じようにこの二つのデータを区別していない。バージニア州も同様に、先週まではウイルス検査と抗体検査の結果を、ごちゃ混ぜにしていたが、リッチモンド・タイムズ・ディスパッチ紙やアトランティック紙で取り上げられた後、州知事はこのやり方について謝罪した。メイン州も同様に水曜日に二つのデータを分離した。バーモント州当局の言い分は、『このようなことをしていることさえ把握していません』、だ。」
   
 「ハーバード大学グローバルヘルス学科のK.T.リー連続講座教授であり、ハーバード・グローバルヘルス研究所の所長であるアシッシュ・ジャ氏は、CDCが何をしているかの説明を我々から受けた時に、『冗談でしょう?CDCほどの機関がどうしてあんな誤りを犯せるのですか?メチャクチャだな』と私たちに言った。」
   
 「CDCは、2月29日、『コロナウイルス、日々の検査結果の完全なデータベース』に類するものはすべて公開を停止した。先週[5月中旬]に検査データの公開を再開した時・・・」
   
 まず第一に、CDCの基本的な使命は、病気の統計を継続的に発表すること。部分的なデータを報告することなど、CDCが果たすべき使命全体に比べたら、屁みたいなものだ。

 しかし、大問題なのは、もちろん、PCR検査と抗体検査という2つの異なる検査結果をいっしょくたの一塊にしてしまったことだ。
   
 アトランティック紙の記事を前後左右に何回も読んでみたが、専門家たちはPCRウイルス検査だけ使ってコロナウイルス感染の症例数を集計すべきだと考えているようだ。

 そこで、次が、アトランティック紙のどこにも書かれていない重要な結論だ:
「PCR検査結果と抗体検査結果を組み合わせるとコロナウイルス感染者数は桁外れに増える」

 ここで私が言っているのは「感染率」や「パーセント」などの話ではない。単純な感染者数の話をしている。

 PCR検査でコロナウイルス感染者数を示すものもあれば、抗体検査でコロナウイルス感染者数を示すものもある。それらを合計すれば、感染者数は跳ね上がる。つまり、その大きな数字がテレビの画面で1日に100回も点滅するという訳だ。

 「コロナウイルス感染者数が昨日急増しました。現在のアメリカ全土における感染者数の総計が・・・」

 その大きな数になる。
 
 メディア、政府、そしてそれに連なる詐欺師たちが展開するこの大きな数字が国民を震え上がらせ、都市封鎖を正当化し、経済の再開を止めるために使われる。

 空飛ぶ曲芸師や象、ピエロなどが登場する楽団サーカスと同列だ。

 だからCDCがやっていることを私は誤りだとは思っていない。彼らは、絶対的な感染者数が、あるべき数値よりも高い、という幻想を作り出すことに成功したのだから。
   
 どういうわけか、これらの「間違い」は結果的に、常により良いニュースではなく、より悪いニュースとなるようだ。「誤り」は常に低めというよりは高めに出される。

 ぴったりの例:米国と英国におけるCOVID感染者数のコンピューター予想。あの無惨な失敗者ニール・ファーガソンが行ったもの。その記録は、2001年までさかのぼり、恐ろしいほどの精神異常者的誇張の連続だった。彼の2020年の予測では、英国で50万人、米国で200万人のCOVIDによる死亡が予測されており、多くの国で都市閉鎖を正当化するために直接利用されている。

 CDCは2009年に、米国での豚インフルエンザの患者数を報告しなくなったが、その数は数万人単位であると未だに主張している。私は当時のCBSの調査レポーター、シャリル・アッティソンによって公開されたスキャンダルについて、その詳細を書いたことがある。CDCは感染者数の集計をやめた。なぜなら、患者から採取した組織サンプルの圧倒的な割合が実験室から戻されたが、それには豚インフルエンザや他の種類のインフルエンザの兆候が全くなかったからだ。それなのに、後の振り返り「分析」で、CDCは、「流行」のピークにおいて、米国で豚インフルエンザ感染は2、200万件があった、と言い張ったのだ。
   
 2003年のSARSにさかのぼると、CDCや世界中の公衆衛生機関は、その危険を青天井に押し上げた。だが、最終的な死者数の公式発表は、粉塵にまみれた混乱が収まったせいか、世界全体で800件だった。

 うそは大袈裟につく、破滅的なイメージを作り出すために数字を誇大宣伝する、というのは昔からのやり方だ。

 CDC?誤り?CDCという機関が無能なのは確かだ。しかしそれは話の始まりに過ぎない。
    
 「危険は全くありません」とCDCが言うのは、ワクチンの効果について嘘っぱちを言っている時だけだ。

 アトランティック紙に書いた私の記事の見出し:「それで、COVID感染者数の実数を出すために一体どれほどの件数を差し引いたらいいのか?」
      
 最初の段落はこうだ。「知事たちがまさに経済を再開しようとしている時に、CDCの巨大な感染者数集計のごまかしが、その出鼻を挫いてしまうのだ。経済的な苦境に苦しんでいる何百万人ものアメリカ人は、またもとの穴に押し戻されることにもなりかねない。誰が毎晩のニュースでこのことを大声で叫んでいるのか?そんな人間は一人もいない。そうだろう?」
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