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おっと!FBIがうっかり、9/11のハイジャック犯を支援したサウジアラビアの外交官の名前を明かしてしまった。何年も「国家機密」として明かすことを妨害されてきたのに。

<記事原文>
Oops! FBI accidentally reveals name of Saudi diplomat who helped 9/11 hijackers after years of ‘national security’ stonewalling

RT USニュース
2020年5月13日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年5月23日



 FBIは、ペンタゴンへの9/11攻撃に関与した2人のアルカイダのハイジャック犯を支援したと考えられているサウジアラビア当局者の名前をうっかり明らかにしてしまった。何年も懸命に秘密を守ろうとしてきたことだったのに。

 この名前は、先週公開された裁判所への提出書類に、意図なしで無修正のまま残されていた。その裁判とは、現在訴訟中の9/11の遺族が、9/11のテロ攻撃に加担した疑いがあると、サウジアラビア政府を相手取って起こした訴訟だ。この「ミス」は、Yahooニュースで、5月12日に報じられた。その時点で司法省は提出された書類を撤回し、どのようにしてこんなミスが起きたのかについては、コメントを控えている。


こちらもどうぞ

Putin warned Bush about impending attack TWO DAYS before 9/11 – ex-CIA analyst

邦訳 http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-285.html

 しかし、その文書(FBIの対テロ対策長官の補佐官であるジル・サンボーンによる公式文書)は、既に公の目にとまっており、その秘密に再び蓋をするという動きもなかった。サウジアラビア外務省の中級役人で、1999年から2000年までワシントンDCの大使館に配属されていた、ムサド・アーメッド・アル・ジャラーという名前が、いまや世間に知られることになった。トランプ・オバマ・ブッシュ、三政権にわたり示唆されてきた「ジャラーの名を公表してしまうと国家機密上大変なことが起こる」という心配は今のところは、現実にはなっていない。遺族会の報道官は激怒したが。

 「これはサウジアラビアの関与を完全に隠そうということを示している。」報道官のブレット・イーグルソンは、5月12日、ジャラーが関与していたということは、「“サウジアラビアの大使→サウジアラビアのイスラム関連省(ロサンゼルスにある)→ハイジャック犯”という命令系統があったということ」を物語っている、とYahoo ニュースに語った。

「これは大がかりな攻撃だった」


 ジャラーは他の2名のサウジアラビア国民に指示を出していたと考えられている。その2名というのは、強行派宗教指導者のファハド・アル・スメリとサウジアラビアのスパイと疑われているオマル・アル・バユミで、ジャラーは二人のためにロサンゼルスのアパートと、銀行口座と、大量の金を手配した。スメリとバユミの名前は、2016年以来明らかにされていたが、9/11委員会が編集した、あの悪評高い「28ページ」が世に出た時、二人に身の回りの面倒を見た上で「タスクを課した」人物の名前は国家レベルの機密のままだった。


 実際、政府はどんな苦労もほとんど惜しまず、ジャラーの名前を伏せてきた。被害者の家族たちが名前を明かして欲しいと何年も法廷で要求してきたにも関わらず。昨年9月に、家族の弁護士たちは、ついに長く秘密にされてきたその名前を見ることを許されたが、家族や市民には明らかにしないという条件付きだった。さらに屈辱を増やすことになったのだが、米国司法長官のウイリアム・バーは、同日、弁護士たちが求めていた全ての資料は、「国家機密である」という申し立てを申請した。つまり、この件には、永遠に「立ち入り禁止」になったということだ。

ALSO ON RT.COM 

 US declassifies key name Saudi-9/11 lawsuit, but WILL NOT release it publicly


 大きな皮肉だが、サンボーンの公式発表は、バーの「国家機密」の申し立てを、本来は後押しするはずのものだった。その申し立てとは、遺族が開示を求めていたジャラーの名や残りの情報が、もし公になれば「国家安全に大きな損害を与える」ことになるというものだった。他に影響を受ける資料には、「インタビュー、電話記録と銀行記録、情報源の報告書、外国政府の情報」が含まれる。バーとアメリカ合衆国国家情報局長官リチャード・グレネルは、ファイルを機密解除すると、情報収集の「情報源と方法」が明らかになり、外国政府がFBIと協力する意欲を低下させると主張した。

 9/11犠牲者の家族は、2016年になってやっと、9/11の攻撃に実質的な支援を提供した疑いでサウジアラビアを訴えることができた。議会が「テロの支援者に対する正義法」に対する当時のバラク・オバマ大統領の拒否権を覆した後のことだった。それまでは、サウジアラビアは国家主権による免責特権によって保護されていた。サウジアラビア王国は攻撃への関与を強く否定している。

 司法省はまた、「9-11調査弁護士委員会」からの法的異議申し立てにも直面している。同委員会は、昨年、連邦検事が、大陪審の手続きを妨害している疑いがあることについて訴えた。複数の遺族やフランクリン・スクエア・マンソン消防署もこの訴訟に加わった。

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