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「アメリカは軍事予算の半分をミサイル製造ではなく医療制度のために使うべきだった」とRTに語るのは「元経済的ヒットマン」だったジョン・パーキンス氏

<記事原文 寺島先生推薦>
US should have spent half its military budget on healthcare system instead of missiles, 'ex-economic hitman' Perkins tells RT

RT ワールドニュース
2020年5月1日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年5月12日



 Covid-19のパンデミックは、戦争の道具に毎年何十億ドルも費やし、まともな医療システムを生み出すことができない経済システムを変えるためのスローガンであるべきだと、ベストセラー作家のジョン・パーキンス氏はRTに語った。

 パーキンス氏は著書『経済的ヒットマンの告白』で知られており、この著書でアメリカの企業エリートたちがいかにして自分たちを豊かにするために他国を略奪しているかを描いている。
 
 パーキンス氏が「死の経済」と呼ぶ目先の利益を何よりも優先する経済システムは、ラテンアメリカや東アジアの人々と同様に、一般的なアメリカ人にとっても致命的なものかもしれない、と彼はRTスペイン語のインタビューで語った。その証拠を見るためには、米国でのCovid-19流行の死者数を見るだけでいい。

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 「我々の年間軍事予算は6000億ドルから7000億ドルの間にあります しかし、私たちはコロナウイルスと戦うために約3兆ドルを費やしました。もし過去10年間の軍事予算の半分を我が国のより良い医療システムを作るために使っていたら、現状はこんな風ではないでしょう。世界はもっとよくなっているでしょう」と彼は言った。
 
 現在のやり方の大きな欠陥は、企業が長期的な損害を周囲に与えても自分は財政的には痛くもかゆくもないことだ。
 
 「ある意味で、そのことは煎じ詰めれば社会的・環境的コストにお構いなしに、短期的な利益を最大化しようとする『死の経済』の推進力に辿り着く」とパーキンス氏は述べている。

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 この方程式を変えるには、長期的な公益事業への投資を奨励する公共政策の転換が必要になるだろう。残念ながら、米国政府の優先順位は、肥大化した国防予算から判断して、その目標からはかなりかけ離れているとパーキンス氏は考えている。

 「アメリカの裁量予算の中でわが納税者が納める税金54%が軍需産業に行きます。それも基本的には人を殺すためです」と彼は言った。「もし、そのお金が、そのお金の相当部分が、そんなことのためにではなく(人々の生活を改善するために)支出されていたら、と想像してみてください。」

 「現在ミサイルを製造しているレイセオン社とボストンダイナミクス社にお金を払えば、そんな物の製造ではなく海のプラスチックをすべて採掘する工程を作らせることができるでしょう。」


 「コロナウイルスの死者数は、条件付き融資、腐敗した取引、時折組織化されたクーデターなどで弱い政府を自分の意のままにねじ曲げてしまう同じ人間たちがアメリカ国民を傷つけるやり方の多くの具体例の一つに過ぎません」とパーキンス氏は、RTの番組で司会者ラファエル・コレア(元エクアドル大統領)に語った。

 「私たちが他国から搾取することから始めた経済的ヒットマンシステムは・・・今では世界中に広がり、私たち自身を傷つけるために戻ってきました。それは死と恐怖を利用した非常に効果的なシステムです。(外国の)大統領の場合は殺されるという恐怖、アメリカの学生の場合は一生借金を背負わされるという恐怖のどちらにしても、です。」

 気候変動、所得格差、テロリズム、種の絶滅・・・これらはすべて「機能していないグローバルな経済システムの症状である」とパーキンス氏は言う。
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