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米国はベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を麻薬テロの容疑で起訴

<記事原文 寺島先生推薦>Washington brings NARCO-TERRORISM charges against Venezuelan President Nicolas Maduro

RT World News 2020年3月26日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年4月21日
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米国はベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を「麻薬テロ」の容疑で起訴した。この手口は、おなじみの手口だ。パナマの指導者マヌエル・ノリエガが30年前の米国侵攻前に同様の容疑で痛い目にあっている。
マドゥロとベネズエラ政府や軍の現および元当局者の14名は、3月26日、フロリダ、ニューヨークおよびワシントンDCの裁判所から起訴された。司法省によると、マドゥロとその一味は、コロンビアのゲリラと共謀し、空路と海路を使って、薬物を米国の海岸に輸送し、米国にコカインを「ばらま」いたそうだ。




「マドゥロ政権は腐敗と犯罪で溢れている」。ウィリアム・バー検事総長は3月26日の記者会見で述べた。「この秘密組織は麻薬で私腹を肥やしており、こんなことは終わらせなければならない」。

バー検事総長は、麻薬押収の証拠を出さなかったが、米国当局が、中央アメリカで行われている違法取引を確認したと主張した。

国務省はマドゥロに1,500万ドルの懸賞金をかけ、ベネズエラの政治および軍事指導者5名についての情報提供に対してそれぞれ最大1,000万ドルの報酬金を用意した。
国家元首を起訴するとは、大胆な行為だ。しかし、米国は1年以上かけて、マドゥロを権力から取り除こうとしている。ベネズエラの反体制派のリーダーであるフアン・グアイドが昨年1月に「暫定大統領」を宣言した後、米国政府はすぐに、グアイドをベネズエラの正当な指導者として認めた。マドゥロ政府に対する一連の制裁措置が続き、軍事行動が噂されたこともあった。

しかし、マドゥロは、警察と軍隊からの忠誠を保ち、カラカスで引き続き権力を握っている。

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米国がマドゥロを捕まえて処刑するチャンスはほとんどない。バー検事総長は、「司法省は、ベネズエラの指導者を逮捕するためなら、どんな手段もとる」と言っていたが。ベネズエラの反体制派に、マドゥロをとらえさせる手立ても限られていて、バー検事総長は、ただこう述べた。「米国当局が、旅行中のマドゥロと同伴者を捕まえることも可能だ。しかし、世界的なCovid-19大流行のいま、それは、考えにくい。」

米国は、マドゥロ以前に一人だけ、現職の国家元首を起訴したことがある。1989年の、パナマの指導者マヌエル・ノリエガだ。マドゥロと同様に、米国は、ノリエガをパナマの正当な指導者だと認めていなかった。

 一時は、米国の同盟者であったノリエガだが、最終的には、1989年にパナマに侵攻した米国の特殊部隊により拘束され、3年後にマイアミ州の法廷で起訴された。
3月26日、バー検事総長は、マドゥロ大統領を逮捕するために軍事行動を起こすかどうか聞かれたが、その質問には答えなかった。

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