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アレクセイ・ナワリヌイの死との奇妙なタイミングの一致

<記事原文 寺島先生推薦>
Alexei Navalny’s Death and Curious Well-Timed Coincidences
彼らは、ウクライナでの戦争に敗れ、ガザでのジェノサイドで世界中から非難され、崩壊しつつある帝国を支配している
筆者:エドワード・カーチン(Edward Curtin)
出典:Global Research 2024年2月24日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月27日


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作為による宣伝と不作為による宣伝があり、前者はしばしば後者を隠す役割を果たす。タイミングが重要である。

米国のバイデン大統領、英国、NATO、イスラエルの同盟国、そして企業メディアという彼らの代弁者が、大規模なプロパガンダの勝利を必要としていることは明らかだ。彼らはウクライナでの戦争に負け、ガザでの大量虐殺で世界中から非難され、崩壊しつつある帝国を支配している。

バイデンとネタニヤフの政治生命は深刻な危険にさらされている。そのため、彼らは自分たちの負けを隠すことを目的とした全面的な防戦プロパガンダ活動を展開したところだ。論理的思考力(ロジック)を使って、行動を起こすべき瞬間(タイミング)を見抜くことができる人には、そのことがはっきりとわかるはずだ。

プロパガンダと技術について、偉大なフランスの学者ジャック・エリュルは何年も前に、プロパガンダは

「魔法の杖をちょっと触れさえすればいいというものではありません。ゆっくりと休むことなく吹き込むことが基礎です。プロパガンダが人々の確信と遵守を生み出すのは、途切れない反復を通して効果を発揮する、だれにも知覚できない影響を通じてなのです」。

しかし、いったんこの土台が時間をかけて築かれる―休むことのない反ロシア・プーチン・ヒステリーと休むことのないイスラエルのシオニズム政策への支持がそうだが―と現在のように長期的な物語が危機に瀕した緊急事態では、強力な弥縫(びほう)策が講じられることがある。

西側の支援を受けたロシアの反体制派アレクセイ・ナワリヌイのロシアの刑務所での死が2024年2月16日金曜日に発表されると、それはすぐに反ロシア宣言の連続が起きた。その目的は、ロシアとその大統領ウラジーミル・プーチンの悪魔化を継続するだけでなく、他のことにも役立った。

そのたった一撃により、プーチンがタッカー・カールソンを通じて世界に伝えたばかりのウクライナ、ロシア、米国とNATOに関する冷静な歴史の教訓は我々の記憶の穴から消し去られた。その一方で、バイデンは何の証拠もなく、ナワリヌイの死の責任は「プーチンとその凶悪犯」とプーチンの「残虐行為」にあると宣言した。これはもちろん、ナワリヌイ、スクリパル父娘(それ以降英国政府はその所在を明かしていない)、アレクサンダー・リトビネンコなどの以前の毒殺のためにロシアに対して行われた証拠なしの冤罪の再現である。

関連記事:米国/NATOが「悪魔的死の願望」に支配され、全世界が脅かされている

その直後、ナワリヌイの死が発表された翌日の2月17日の土曜日に、ゼレンスキーは、偶然にもミュンヘン安全保障会議に出席していて、しかもナワリヌイの当時の未亡人と同席で、プーチンがナワリヌイを殺したことは「明白」であると述べた。彼がいつも演じている操り人形の仕事をしたのだ。一方、バイデンは、ウクライナのロシアとの絶望的な戦争のためのより多くの資金を要求した。この戦争は、ロシア国境への積極的な軍事進出と、親ロシア派指導者を追放した2015年のウクライナのクーデターによって最初から米国によって引き起こされた米国とNATOの戦争で、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻の舞台となった。プーチンが、カールソンがかつてCIAに参加しようとしたことを理解していると皮肉っぽく言及しながら、彼にこれらの明白な事実を伝えたことは、今では西側の歴史の中にいるほとんどの人々にとって、それ以上のことがあったとしても、主流メディアの見出しの陰に隠れてしまっている。

ロシアがウクライナの防衛を強行し、長い間争われていたアヴデーエフカ市を占領している間に、すべてが起こった。日を追うごとに、バイデンのウクライナ戦争戦略は、窮地に立たされた絶望的な政治家の戦略であり、プーチンがアメリカの無頼派の政治家(バイデン)とNATOヨーロッパの手先たちを完全に出し抜いたことは明らかである。主流メディアはそうではなく、我々がさらに数十億ドルと武器を送り、英国の友人の助けを借りて戦争をさらにロシアの領土に持ち込み、核衝突の危険を冒せば、希望はすぐそこにあると提案することを好む。現状は、西側大衆の心のためのプロパガンダ戦争の真っただ中に私たちはいる。

世界の他の多くの人々は笑うしかない主流メディアの見出しを通して、ロシアが世界の平和と安定に対する大きな脅威であると欺かれてきた。以前のロシアゲートの嘘のように、ナワリヌイの死と同時に進行中のこの嘘は、重要な進行中の問題に示し合わせたように吐かれて国民の注意をそこから逸らしている。

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明日(2月25日)と水曜日(2月28日)、ジュリアン・アサンジは英国の裁判所で米国への引き渡しを阻止するための最終上訴を行う。バイデンは、主流メディアができなかった仕事をしたとして、このジャーナリストを起訴したいと考えている。その仕事とは米国の冷酷な殺人マシーンに関する事実を暴露することだ。しかし、ナワリヌイについての騒動は、無実で勇敢なアサンジの拷問と投獄に関する絶対的な偽善を二次的で「取るに足らない」ものにしてしまった。意図したとおり、アサンジをめぐる報道は今や、主流メディアがロシアに夢中になっている見出しが途切れることなく流れる中で後回しになっている。バイデン政権と闇政府(ディープステート)の重要な宣伝機関であるニューヨーク・タイムズ紙は、「プーチン大統領の脅威の重大性が欧州に明らかになりつつある」とし、「ナワリヌイの未亡人は野党指導者の仕事を続けると約束した」と報じた。これは典型的なタイムズの暴言だ。昨日の雑誌記事の見出し「マリリン・ロビンソン(作家でバラク・オバマの友人)はバイデンを神の贈り物と考えている」と同じだ。

パレスチナ人が同意するとは思わないが、米国の支援を受けたイスラエルによるパレスチナ人の虐殺―ガザだけでこれまでに29,000人以上のパレスチナ人が殺害されている―イスラエル国防軍のラファ侵攻も、ナワリヌイとロシアに関する虚偽報道によって、後回しにされたり、どこにも書かれなくなっている。

3月中旬に行われるロシアの選挙については言及しない。なぜなら、私たちは皆、律儀に、そしてタイムリーに、悪の殺人者プーチンは独裁者で、無知で、冷酷で―あなた自身の形容詞を付け加えてください―、そして間違いなく11月の公正な米国大統領選挙を不正操作しようとしていると言われるからだ。2016年の大統領選挙における誰かさんのためと同じように。

デイヴィッド・サンガーとジュリアン・バーンズによる2月17日付のNYタイムズ紙の記事、「米国はロシアが宇宙空間に核兵器を設置するかもしれないと恐れている」についても私は言及しない。

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ロシアが我々を捕まえに来ることは誰もが知っている。彼らがつねにそうしていたように。彼らはおそらくJFKを殺した、そうだろう?

メリーゴーランドに描かれた子馬のように、このプロパガンダの噴出がインターネットを一周するのを追うのは簡単だ。立ち止まって考える時間はない。子馬は揺れ動き、めまいを起こさせる。

政治アナリストのギルバート・ドクトロウが、トルコの放送局TRTワールドがナワリヌイとのインタビューの掲載を拒否したことについて、鋭い論評を寄せている。ドクトロウは、英国諜報機関がナワリヌイを殺したと主張している。TRTによれば、何らかの理由でこの件に触れてはならないのだという。

覚えておこう: ロシアがやってくる

ドクトロウが正しいかどうかは別として、プーチンがナワリヌイを殺すと考えるのは、よほど頭の悪い人間だけだろう。そうすることでプーチンが得るものは何もなく、失うものは何もない。

しかし、主流メディアとその政府の上層部は、ほとんどの人が非常に頭が悪いと考えており、そのため、作為と不作為を通じて、明らかなプロパガンダで電撃を与えようとしている。この話は以前にも聞いたことがある。
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