fc2ブログ

2023欧州各地で激しさを増す農民による抗議活動が、ブリュッセルにまで突入

<記事原文 寺島先生推薦>
Farmers Roll Into Brussels as Protests flare up Scross Europe
出典:ストラテジック・カルチャー 2024年2月5日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月17日


2023.jpg


フランス、ドイツ、ポーランド、オランダで抗議行動が勢いを増すなか、ヨーロッパの農業関係者の不満が今週、頂点に達した。各国のデモに加え、農民たちは水曜日(2月5日)にブリュッセルに入り、欧州議会前で行動を起こしている。

主要幹線を止めるという道路封鎖を主とした作戦を講じて、農民たちは自分たちの労働環境と収入の劣化を世間に訴えかけている。農民組合の主張は、生産を増やすと同時により厳格な環境問題への対策をとることが求められていることで、自分たちの仕事がほぼできなくなってしまっている、というものだ。

フランス国内のあちこちの農民たちが抗議活動の規模を膨らませたのは、一人の農民が火曜日(2月4日)に亡くなり、その娘が重傷を負った事件を受けてのことだ。抗議活動の一環として農民たちが打ち立てていた道路封鎖に、車両が突っ込んだことにより起きた事件だ。農民たちが強調して要求しているのは、環境に対する規制の問題や(ウクライナなど外国から輸入される作物を国内産のものよりも緩い規制で認めるという)行政による認可、さらにはディーゼル燃料の価格の高騰について、だ。

抗議活動はフランス南部オクシタニア地方から1月18日木曜日に始まり、それ以来全国規模にひろがった。「抗議活動は水曜日(2月5日)に激しくなります」と農民労働活動を主導している全国農業経営者組合連盟(FNSEA)のアルノー・ルソー代表は主張した。

水曜日(2月5日)の早朝、少なくとも200台のトラクターがボルドー環状道路に乗り込んだ。この道路は、パリとスペインを繋ぐ幹線道路だ。そして、通行を阻害した。フランス北部、オードフランス地域圏当局によると、「英仏海峡を繋ぐ様々な経路が妨害されている」とのことであり、特に英仏海峡トンネルとイングランド行きの港が妨害されている、という。

ベルギーでも同様に、収入の減少や複雑な法律、行政の負担に関する懸念が高まっている。ワロン地域農業連盟 (FWA)の発表によると、抗議活動は1月29日の月曜日から始められた、という。「私たちは道路を封鎖するのではなく、道路上にバリケードを張ること(で人々にこの問題の重要性を知らしめること)について話しているのです」と同連盟は断言した。

ベルギーのフランス語圏では、低所得や複雑な法律、過剰な役所仕事などが主な懸念事項となっている。この部門は、この問題が農地で働く人々だけでなく、全住民に影響を及ぼすことを一般の人々に理解してもらいたいと考えている。そのために、公共の混乱を限定的なものにするため、一部の交通が通行できる「透過性障壁」を設ける予定だ。

農民によって戦い方は異なる

欧州圏内の農民たちは、同じ不満を持っていることで団結しているが、農業分野における課題は国によって異なる。フランスやベルギー以外の国々では、それぞれの国において特に不満を持って取り上げられているのは、環境対策や補助金の問題について、である。

ドイツで先週おこなわれた農民による抗議活動は、燃料に対する補助金の削減に反対するものだった。ポーランドやルーマニア、ハンガリーでここ何ヶ月ものあいだ怒りが吹き上がっているのは、EUが取っている措置について、である。具体的には、ウクライナから輸入される穀物が、黒海経由ではなく、ウクライナ国内から直接運ばれることが許される、という措置だ。この措置により、国内市場には安価な穀物があふれ、地元の生産者を切り崩している。

一方、オランダでは、窒素を中心に懸念が広がっている。窒素の排出量を削減しようとする政府の取り組みにより、多くの農業生産者が存続することが疑問視されているのだ。 この問題に関しては、ベルギーのフランダース地方でも同様の怒りを巻き起こしており、国レベルでの気候変動目標に合意するための連続した期限は、農民からの頑強な抵抗のために延期されている。

この記事の初出はbrusselstimes.com
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

tmmethod

Author:tmmethod
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
最新記事
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
最新コメント