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アンサール・アッラー(フーシ派)のムハンマド・アリ・アル・フーシ氏:「私たちは平和を愛する者です」

<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ>
Mohammed Ali al-Houthi of Ansar Allah: “We Are Peace Lovers.”
筆者:アーメッド・アブドゥルカリム(Ahmed Abdulkareem)
出典:Internationalist 360° 2024年2月3日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月11日



モハメド・アリ・アル・フーシ氏、戦況の激化やイエメン封鎖などの見通しについて語る

 昨年10月7日に本格的に始まり、数万人のパレスチナ人の死亡をもたらしたイスラエルのガザに対する戦争と包囲を受けて、アンサール・アッラー派率いるイエメン軍はイスラエルに対する軍事作戦を宣言した。その目的は、イスラエル当局にガザに対する破壊的な戦争を中止させることである。

 サウジアラビアとアラブ首長国連邦が主導し、米国の支援を受けてイエメン国民に対しておこなわれた10年にわたる戦争によりもたらされた飢餓、ジェノサイド、民間人の強制退去を経験してきたアンサール・アッラーは、イスラエルに対するおそらく最も重要な抵抗運動を指導してきた。ガザ地区での血なまぐさい作戦に対して、同派は紅海とアラビア海でイスラエルが所有、あるいはイスラエル船籍、あるいはイスラエルが運航する船舶を標的にするという大胆かつ前例のない措置を講じた。

 西側諸国ではフーシ派という俗称で知られるアンサール・アッラーは、この行動はガザの悲惨な人道的状況への対応であると宣言し、イスラエルの侵略が止まり次第、イスラエルと関係のある船舶を標的とすることをやめると約束した。この発言は、アンサール・アッラーの指導者たちが作戦開始以来繰り返してきたもので、アンサール・アッラーの著名な構成員であり、イエメンのサヌア政府の重要な意思決定者であるイエメンのフーシ最高革命委員会のモハメド・アリ・アル=フーシ氏が当ミント・プレス・ニュース社に明言した。

アンサール・アッラーの対イスラエル作戦に対抗して、西側諸国、特に米国は、紅海とアデン湾での国際航行の自由を守るという口実のもと、軍艦の大艦隊を配置させた。西側報道機関の多くは、アンサール・アッラーは海賊かイランの支援を受けた民兵組織に過ぎないと軽視していた。西側の人々は、アンサール・アッラーの指導者の視点を検閲がかけられていない状態で聞く機会がほとんどない。このため、ミント・プレス・ニュースのアハメド・アブドゥルカリーム特派員は、アンサール・アッラーのモハメド・アリ・アル・フーシ副司令官と対談し、イエメン、ガザ、中東における最近の事象について対談した。

ミント・プレス・ニュース(以下M): 米国の拠点であるヨルダン国内のタワー22を標的とした攻撃で3人の米国兵が殺害され、30人以上の兵士が負傷したことについて、アンサール・アッラーはどのような立場をとっているのでしょうか?またその事件の前に起こった、米国が溺死だと主張する米海軍特殊部隊2名の溺死事件はいかがでしょうか?彼らの死に関するアンサール・アッラーの公式見解は何ですか?


モハメド・アリ・アル・フーシ氏:この攻撃は、米国がおこなった敵対的行動に対する自然な反応であると我々は考えています。これは間違った政策を取っている米国に対するアラブ世界からの大きな不満を表すものです。具体的には、ガザ地区でのジェノサイドの実行、イエメンへの侵攻などです。そのせいで、米国兵士や米国の国益を危険に陥れているのです。

米国民が理解しないといけないことは、他を攻撃するものには必ず報復が来る、ということです。アラブのことわざにあるように、「(アラーの神の)ドアをノックする者は誰でも答えを見つけるだろう」です。

質問の後半で言及された2人の兵士についてですが、この事件は米国で起きたものです。私たちは米国の発表を信用しません。しかし、もし米国側の説明が真実なら、おそらく米国側が隠蔽したがっている重大な犯罪があるということでしょう。米国はもっと悪いことを隠すために兵士たちの事件のことを暴露したのです。きちんとした組織である軍隊が同僚の行方を知らないというのは不合理です。この事件には曖昧なところがあります。米国が何を隠しているかを明らかにするには調査が必要です。

M:あなた方は、イエメンで8年以上続いた戦争の影響で苦しんでいますが、それにもかかわらず、あなたがたはガザと連帯して軍事的・政治的に先進的な立場をとってきました。なぜこのような立場をとるのですか?また、「あなたがたの立場はガザとは無関係である」と主張する米国および英国政府の声明に対してどう思いますか?

モハメド・アリ・アル・フーシ氏:第一に、私たちの立場は宗教的かつ人道的なものです。その私たちが途方もない不正義を目の当たりにしているのです。私たちは、ガザの人々に対しておこなわれた虐殺の規模と深刻さを知っています。私たちは、米・サウジアラビア・アラブ首長国連邦連合によるテロに苦しんできました。この連合国が、戦争を開始し、私たちを今も封鎖し続けています。だからこそ私たちは、自分たちが置かれた状況ゆえに、同じ犯罪が繰り返されることを望んでいないのです。私たちは、毎週金曜日に数百万人規模で街頭デモを行うわが国民の要求に応えます。私たちはまた、アラブやイスラム諸国の大衆、そしてパレスチナの同胞を守るよう私たちに求めるすべての自由な人々にも応えます。

国際司法裁判所によってジェノサイドとまで認定されたガザの悲惨な人道的状況を目の当たりにして、何もしないわけにはいきません。ですので、私たちの動きの方向性は以下のようになっています。つまり、被抑圧者に立ちはだかる傲慢な者たちと対決することです。被抑圧者は、イスラエルと米国のせいで、悲惨な状況に置かれ、恐ろしい人間的苦痛に耐えています。この二国は、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への支援を停止することさえしています。今すべきことは、この組織への支援を増やし、パレスチナの人々にパンの供給を続けることのはずなのに、です。

M:西側報道機関は、あなた方による紅海の封鎖が紅海を航行するすべての船舶の航行の自由を脅かしていると伝えています。それは正確なのでしょうか? もしそうでないなら、どの国が問題なくバブ・アル・マンダブ海峡の利用を許されているのか、また、アンサール・アラーはどの船舶が通過でき、どの船舶が阻止されるかをどのように決定しているのかを教えていただきたいです。

モハメド・アリ・アル・フーシ氏:紅海を封鎖しているわけではありませんし、欧米報道機関で宣伝されているような、我々が紅海の国際航行を標的にし、国際貿易を危険にさらしているというのは事実ではありません。紅海の航行は、イスラエルとつながっている船舶を除くすべての船舶にとって安全です。最近まで、私たちが作戦を発表して以来、4874隻の船舶が安全に通過しました。毎日約70隻の船舶がバブ・アル・マンダブ(海峡)を無傷で通過しています。

我々は常に、標的となる船舶は、占領された港に向かう船舶、イスラエル人が所有する船舶、ウンム・アル・ラシャシュ港(エイラート港)に入港する船舶など、「イスラエル」と関係のある船舶のみであることを明言してきました。イエメン軍は、「イスラエル」と関係のないすべての船舶には危害を加えないことを繰り返し明言しています。これは、イエメン軍の海軍作戦に関するすべての発表された声明の中で、軍の公式報道官が繰り返し明言していることです。

私たちは、バブ・アル・マンダブ海峡が閉鎖されることも、紅海が閉鎖されることも望んでいません。このことは、私たちがイスラエル船やパレスチナ占領地へ向かう船を標的にすることに限定していることからも明らかです。もしバブ・アル・マンダブ海峡の閉鎖を望むのであれば、他の手段があったでしょうし、ミサイルを発射するよりも簡単な手段もあったでしょう。

実際、欧米の報道機関で宣伝されているのは、米国の欺瞞の結果です。米国は、この出来事に関する誤った言説を広め、それが国際的な報道機関で支配的になるように躍起になっています。ガザでのジェノサイドを止めず、包囲を解こうとしない悪魔のような国、それが米国であり、英国であるにもかかわらず、です。米・英は紅海を軍事化し、イエメンに対する戦争の激化と侵略を続けています。

イスラエルに向かう船がどのように識別されるかについては、イエメン国防省からの正確な情報に基づいています。イスラエルにつながる船であれば、紅海とバブ・アル・マンダブ海峡を通過してはならないと警告されます。警告を拒否した場合(警告を発表し、明確にし、停船して戻るように合図を送った後)、その船は標的にされます。私たちが信頼している軍のデータによれば、イスラエルの港に向かっていない船が標的にされたことはありません。そして、米国も英国も、我々がこう言っていることが間違っていると証明できていません。

M:バブ・アル・マンダブ海峡、紅海全般、アラビア海、アデン湾を通過する際に、船舶が危険を回避するための通信手段はありますか?

モハメド・アリ・アル・フーシ氏:海軍はこのことを明言しており、(公的な)声明の中で、通信が可能な16番チャンネルがあることを常に繰り返し伝えています。海運会社には(私たちは直接各社に伝えていますが)、簡単な解決策があることを伝えています。「我々はイスラエルとは関係がない」とさえ書くだけで、安全に通過できるのです。また、デジタル・セレクティブ・コーリング(Digital Selective Calling)の使用も奨励しています。[デジタル・セレクティブ・コーリングは、遭難信号を送信するために海上通信で使用されている技術です。 海上無線のデジタル「呼び出しボタン」のような機能です]。

M: 欧米諸国は、紅海での活動は国際航海の安全と治安維持のためだと言っています。 これに対してどう思われますか?

モハメド・アリ・アル・フーシ氏:イスラエル船を守るために「繁栄同盟」と呼ぶ同盟を結んで国際航行を危険にさらしているのは米国であり、この同盟のより適切な名称は「破壊同盟、紅海の軍事化、紛争の拡大」というものでしょう。

米国による警告、度重なる報道機関を使ったテロ、船舶へのメッセージや呼びかけは、わが国への軍事攻撃に加えて、世界の航行と貿易に害を及ぼす行為です。

ホワイトハウスは、バブ・アル・マンダブ海峡を通過するのは危険だという嘘話を流し、世界を欺こうとしています。イスラエルとは何のつながりもない国際的な船会社に、紅海を通らないよう圧力をかけています。この行為は、イエメン側に対する不満を煽り、犯罪者(ベンヤミン)ネタニヤフに奉仕するために行われています。我々は米国側に、このような行為を止め、侵略を止め、ガザの人々に対する包囲を解くという最善の解決策に目を向けるよう求めます。イエメン軍は、米英軍の我が国に対する侵略と攻撃に呼応する以外、米英軍の艦船を標的にしたことはありません。それに先立ち、革命の指導者[アンサール・アラーの指導者アブドゥル=マリク・アル=フーシ]は、イエメンに関与しないよう警告していました。

M:アンサール・アッラーに対する米英軍の空爆の本質は何なのでしょうか。 本当に被害をもたらしているのでしょうか?実際に何を標的にしているのでしょうか?これらの攻撃でイエメンの民間人が死亡したことはありますか?

モハメド・アリ・アル・フーシ氏:第一に、米英のイエメンに対する侵略は何も新しいことではありません。この2カ国は2015年以来、イエメン共和国に対する侵略を実行してきました。それと同じ行動です。私たちは米国が戦争を激化させることを恐れていません。もし両国が陸路での侵攻を決断すれば、ベトナム、アフガニスタン、イラクで直面したものよりもさらに厳しい試練に直面することになるでしょう。

イエメンの人々は自由を愛し、戦士であり、武装しています。軍隊は十分に準備されており、イエメン人はこの地域で、米国に戦略的敗北を与えることのできる多くの選択肢を持っています。

米英軍の空襲は、サヌア、サーダ、ホデイダ、ハジャ、ダマルなどの人口密集都市を標的にしました。それ以前には、紅海で我々の巡視艇を標的にし、多くの海軍兵士が殉教しました。米・英による攻撃は何の効果もなく、その影響力について言われていたことは根拠のない幻想であり、失敗でした。全能のアラーのおかげです。

米国と英国は、海上での攻撃や空爆を通じて、パレスチナでのジェノサイドの継続や、我が敵国イスラエルによる市民殺害という犯罪を止めることなく擁護しています。

一方、イエメン共和国における私たちの立場は、人道を擁護するものです。私たちの作戦は、ジェノサイドを阻止し、殺戮を止めるために実施されます。私たちの選択は人道の選択であり、私たちが犠牲を払う正しい選択です。米国は、我が指導者(アンサール・アッラーの指導者アブドゥル=マリク・アル=フーシ)の警告を真剣に受け止めなければなりません。

M:米国と英国の政界では、イエメンに対する戦争を激化させ、場合によっては地上侵攻を行うという話も出ています。これに対するアンサール・アッラーの反応と、米英が戦況を激化した場合のアンサール・アッラーの軍事作戦拡大計画について教えてください。

モハメド・アリ・アル・フーシ氏:地上戦はイエメンの人々が望んでいることです。というのも、9年以上にわたって自分たちを苦しめてきた者たちと対峙することになり、復讐の機会となるからです。革命の指導者[アンサール・アッラーの指導者、アブドゥル=マリク・アル=フーシ]が言ったように、「米国側に知って欲しい事実は、もし米国がイエメンに兵士を送れば、米国はアフガニスタンで直面したもの、ベトナムで苦しんだものよりも過酷なものに直面するだろう、ということだ。われわれには敵に立ち向かい、揺るぎない強さがある。われわれの国民は、大規模な侵略に直面して9年間耐えてきた」のです。

M:バイデン政権がアンサール・アッラーをテロ組織として分類したことについて、あなたはどのように考えていますか? この決定はあなた方にとって何かしらの影響がありますか?

モハメド・アリ・アル・フーシ氏:私たちがガザを支援しているという理由で私たちをテロリストに指定することは、名誉であり誇りです。また、政治的であり、不道徳であり、何の正当性もないことです。米国の動きは私たちには影響しません。私たちは米国の領土に入ることはありません。また、海外に会社や銀行口座を持っているわけでもありません。米国は、この指定が私たちの人道的、倫理的な展開や決定に影響を与えないことは承知の上です。解決策は、ガザへの侵略を止め、食料や医薬品の持ち込みを許可することにあるのですから。

M:欧米諸国はアンサール・アッラーのことをフーシ派と呼んでいます。「フーシ」と「アンサール・アッラー」の根本的な違いは何だとお考えですか?

モハメド・アリ・アル・フーシ氏:私たちの指導者が定義するアンサール・アッラーは、一部の人々が宣伝するような組織、政党、団体ではありません。枠にはめられたり、構造化されたりする組織ではないのです。殉教者の指導者であるサイイド・フセイン・バドレディン・アル=フーシ[アンサール・アッラーの創設者]が組織の結成に着手したときでさえ、彼は、多くの組織や団体、政党が行おこなうような、国際的に知られた手続き(登録所や会員証の付与など)に従って部隊を結成したわけではありません。そうではなく、さまざまな政治的志向、所属、社会的区分の大衆が、この取り組みに含まれる立場の枠組みの中で動くという取り組みを提示したのです。つまり、私たちは広範な大衆運動だと言えます。

私たちの組織の名称であるアンサール・アッラーはコーランから取られたもので、全知全能の神アッラーより与えられた使命を、聖コーランに書かれた方法に則った実用的な対応をあらわす言葉です。私たちはアラーのために支えなければならない国の問題を背負って、アンサール・アラーになろうと常に努力しています。

「フーシ」という名称は、私たち自身をあらわす名称ではありません。私たちはフーシと呼ばれることを拒否しています。それは私たちの名前ではありません。この名称は、敵が私たちにつけたもので、その目的は、私たちの取り組みに賛同するイエメン社会に属する大衆に濡れ衣を着せることにあります。現実には、こうした試みは失敗しています。我が国の国民は、この呼称やその他の否定的な喧伝の影響を受けていません。私たちの指導者は直近の演説のひとつで、このことに言及していました。

M:西側諸国はアンサール・アッラーをイランの手先と非難しています。西側報道機関は最近、米国が中国に対し、アンサール・アッラーの紅海封鎖を止めるようイランに圧力をかけるよう要請した、と報じました。 この問題の真相と、アンサール・アッラーとイランの関係はどうなのでしょうか?

モハメド・アリ・アル=フーシ:先週木曜日(1月25日)の演説で、[アンサール・アッラーの指導者アブドゥル=マリク・アル=フーシは]米英の攻撃は失敗であり、[われわれには]何の影響もなく、われわれの軍事力を制限することはない、と明言しました。 私たちの指導者は、「米国がパレスチナ支援活動を停止するよう我々を説得するために中国に援助を要請しようとしているのは、この先失敗する兆候の一つである」と考えています。

また指導者は、「中国は米国に従わないことが自分たちの利益になるとわかっているので、米国のために自分たちを巻き込むことはしないだろう。中国は米国による敵対政策を承知している。台湾問題を通して、米国が画策している陰謀の大きさをよく知っている」とも指摘しました。

告発者は自分が言ったことを証明しなければなりませんが、私たちは米国の主張が幻想である、とはっきり言います。私たちの決断は私たち自身の手に委ねられており、米国とイスラエルはそのことを知っています。両国がイランを非難するのは、彼らの勝手です。イランは主権国家です。私たちは敵の言葉にわざわざ反応することを好みません。私たちは正しい立場を取っているのですから、敵の言葉など気にしません。

M:アンサール・アッラーとサウジアラビア主導の連合との間で停戦が成立し、現在、オマーンの仲介を通じて交渉が行なわれています。イエメンに平和を取り戻そうという動きは、あなた方による紅海での活動を停止させる圧力として利用されたのですか? 和平への道筋とイエメンでの戦争の当事者間の合意を妨害しているのは誰ですか?

モハメド・アリ・アル=フーシ:まず確認しておきたいのは、この動きは、停戦ではなく、戦闘の緩和である、という点です。イエメン共和国の恒久的な平和を達成し、包囲網を解除するために政治的な活動が継続されることを望んでいます。

2つ目にお伝えしたいことは、私たちは米国から、間接的な伝言や脅迫を受けていることです。具体的には、内部戦闘戦線の開設や戦線の移動、和平の妨害、援助の停止などの行為です。そしてそのような行為をおこなっている理由は、イエメン国民がパレスチナの人々を壊滅させることを許していないからです。

私たちは平和を愛する者です。イエメン共和国を建設したいのです。その地での平和を望んでいます。だから、紅海での私たちの活動は、パレスチナの兄弟のための平和の探求という枠組みの中にあるものなのです。

しかし、9年間もイエメンの和平を妨げてきたのは誰なのでしょう? それを妨害しようと脅したのは米国ではなかったのでしょうか? それは、私がさきほど述べさせてもらったとおりです。

私たちは(イエメンの)包括的な解決策についての視座を提示し、それを報道機関に発表し、国連に届けました。

最近、(すべての当事者が)合意した内容について(発表された)論文に対して、妨害を加えようとする勢力が存在しましたが、それが米国でした。米国当局はこれまでの交渉でもそうしてきたのと同じように、今もまさに和平を妨害しています。

彼ら(米国)はパレスチナで和平を口にしながら、拒否権を行使して戦争の終結を妨げています。イエメンでは、平和について語りながら、同時にイエメン共和国の人々に対して(軍事)作戦を開始しています。

M:アンサール・アッラーと米国との間に直接交渉の経路はあるのでしょうか? この地域での戦況の激化を抑えるために、今後どのような交渉が行なわれるのでしょうか?

モハメド・アリ・アル=フーシ:私たちはまだ米国と直接交渉していません。直接交渉を求められたことはありますが、私たちは拒否してきました。それは、私たちは米国を犯罪と虐殺を継続するためにあらゆることを行なうテロリストの犯罪者とみなしているからです。もし米国が私たちとの対話を望むのであれば、オマーンにいる私たちの兄弟と、そこにいる私たちの交渉団を通じてでなければなりません。これが対話の唯一の方法です。

M:アンサール・アッラーは、封鎖の理由はガザの人々と連帯し、支援するためだと何度も述べています。 アンサール・アッラーがイスラエルの利益に対する封鎖や攻撃を停止するために、イスラエルは何をしなければならないのでしょうか?

モハメド・アリ・アル=フーシ:--私たちがこれまで紅海での作戦行動に訴えたことがないことをきっとご存知のことと思います。主に米国の支援を受けた大規模な戦争にさらされていた時にさえ、です。それでもいま、このような攻撃を行なっているのは、ガザでのジェノサイドを止めるためです。医薬品や食料がガザに入り、侵略が止まり次第、私たちの軍事行動は直ちに停止します。この崇高な人道的目標が達成されるまで、武装した空・海・陸軍は、イスラエル、米国、英国の艦船を標的にし続けるでしょう。この方程式の解法は簡単です。食糧と医薬品をガザの人々に届けさせれば、侵略は停止します。

M:米英両国は、紅海で行なっていることは自衛であり、国際航行を守るためだと繰り返し述べています。 これらの声明についてどう思われますか?

モハメド・アリ・アル=フーシ:真実は、米国当局と英国当局が、自分たちの土地から何千マイルも離れた人々を爆撃しているというところにあります。国連加盟国である独立国に対して、正当性も合法性も法的根拠もない侵略を行なっているのです。イスラエルという(我々の)敵を守るためだけに、イエメンへの侵略を行なっているのです。米・英が防衛態勢を取っていないことは、確かであり、はっきりと目に見える事実です。自分たちの船がフロリダ沖やロンドン沖で攻撃されたとしても、米・英は同じ主張をしていたでしょう。

加えて、米・英の侵略行為にはなんの道理も人道的正当性もありません。イスラエルがパレスチナでさらなるジェノサイドを行ない、市民を殺し続けることができるように、犯罪者を擁護するためにやってきたのですから。

米英両国の政権は、紅海、アデン湾、アラビア海における国際航行の安全など気にかけていないことを、米英両国民は知るべきです。米・英当局が気にかけているのはネタニヤフ首相のことだけであり、自国民の利益や兵士の命を犠牲にしてでも、ガザの人々に対するジェノサイドを続けるよう促しているのですから。

私たちが米・英に言いたいことは以下のとおりです: あなた方はこの地域に火をつけに来た者たちであり、各国船舶の航行を脅かすために動いている者たちであり、紅海やアラビア海、アデン湾に危険やテロを持ち込んでいる者たちです。このような行為をやめ、元の場所に戻りなさい。紅海は米国のものでも英国のものでもありません。米国の政策が敵対的であることは明らかです。東シナ海で野心を抱き、紅海でも野心を抱き、北極圏でもロシアと競合している国なのですから。

アーメッド・アブドゥルカリム(Ahmed Abdulkareem)氏。サヌアを拠点とするイエメン人ジャーナリスト。 ミント・プレス・ニュースやイエメンの地元報道機関でイエメンの戦争を取材している。
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