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ウィキリークスがVault7を公開:「CIAのハッキング能力の全貌」

<記事原文 寺島先生推薦>
'Entire hacking capacity of the CIA'">WikiLeaks publishes #Vault7: 'Entire hacking capacity of the CIA'

RT World News 2017年3月7日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年3月18日

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  ウィキリークスは、これがCIAに関する過去最大規模だとする機密文書を公開し、CIAがスマートフォンやWhatsAppのような人気ソーシャルメディアメッセージアプリをどれほど広範囲にハッキングすることができるかを明らかにした。




  今回関わりを持った内部告発組織が「Vault7」と名付けたCIAに関する一連のリーク文書の最初の部分である「Year Zero」の一部として、合計8,761の文書が公開された。

  WikiLeaksの声明によると、「Year Zero」とはCIAの「世界的な非公然ハッキング・プログラム」の詳細を明らかにしたもので、その中には「米Apple社の『iPhone』、米Google社の『Android』、米Microsoft社の『Windows』、さらにはSamsung社の『TV』」も含んだ」企業製品に対して使われる「セキュリティの弱点を突いた攻撃的策動」が含まれる。この策動で、これらの企業製品は秘密のうちにマイクに変えられてしまう。



  公開された一連の文書によると、米中央情報局のモバイルデバイス部門(MDB)は、人気の高いスマートフォンをハッキングし、位置情報データと音声およびテキスト通信の両方を送信するよう遠隔操作で命令するためのツールやシステムを複数開発したという。
また、スマートフォンに搭載されたカメラやマイクを勝手に遠隔操作することもできる。

  ウィキリークスのウェブサイトに掲載された声明によると、このようなツールや技術によって、CIAはWhatsApp、Signal、Telegram、Weibo、Confide、Cloackmanなどのソーシャルメディアプラットフォームを、暗号化が適用される前にハッキングすることができるという。

  文書自体に記されたCIAのタイムスタンプによると、今回のリークでカバーされている期間は2013年から2016年だという。

  この情報の提供者は声明の中で、「サイバー兵器の安全保障、作成、使用、拡散、民主的管理」に関する公開討論を主導したいとウィキリークスに対して述べた。
  ウィキリークスによると、公の場で議論されるべき政策上の問題には、「CIAのハッキング能力が権限を超えているかどうか、そしてCIAが国民を監視することの問題」が含まれると情報提供者は語っているとのことだ。

READ MORE: Revelations of CIA spying on NATO-ally France 'a nuclear bombshell’">Revelations of CIA spying on NATO-ally France 'a nuclear bombshell’


  ウィキリークスの共同編集者であるジュリアン・アサンジは、今回のリークに関するコメントとして、一連の文書は「サイバー兵器の開発は、極端に拡散するリスク」があることを示していると述べた。
  「『YearZero』の重要性は、サイバー戦争とサイバー平和のどちらを選ぶなどというレベルをはるかに超えている。そして同様に今回のリークは政治的、法的、法医学的な観点からもどうこう言えるレベルには収まらない」 と述べた。

  開示文書のよくある質問コーナーには、今回のリークで真に注目すべき論点に焦点を当てたいくつかの重要な詳細記述がある:
  第一に、情報は「最近入手されたもので、2016年までの出来事を包括している。」こと。
  第二に、「ウィキリークスはリークのすべてを発掘したわけではなく、それが存在することを確認しただけに過ぎないと主張し、ジャーナリストや活動家に実際に足を使って調べることを求めている。」ことだ。

READ MORE: WikiLeaks releases 'CIA espionage orders' for 2012 French presidential election

  ウィキリークスの「YearZero」の分析では、スマートテレビに侵入してそれをマイクに変える監視技術「Weeping Angel」について詳しく述べている。

  サムスンのテレビに対する攻撃では、MI5(英国秘密情報機関)と連携して「Weeping Angel」を使用し、テレビがオフになっているように見えても会話を録音することができる「フェイクオフ」モード状態にすることを可能にした。

  リリースされた一連の文書では、「Weeping Angel」を使って「行われる可能性があること」が、あるページに詳述されている。そのページを見ると、「待ち受けポート情報やそれに関わるサービスを読み取る」ことが、「ユーザー認識情報や履歴を抽出すること」とともに記載されていることがわかる。




  内部告発組織によると、予定されていた記者会見はサイバー攻撃を受けたとのことで、文書公開はその後に行われた。ウィキリークスが、それを受け、記者会見の日程を変更したからだ。

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