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ナクバ2.0がネオコン戦争を復活させる

<記事原文 寺島先生推薦>
Nakba 2.0 Revives the Neocon Wars
筆者:ぺぺ・エスコバール(Pepe Escobar)
出典:Strategic Culture Foundation  2023年10月30日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年11月27日


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© Photo: AP


イスラエル対アラブの子どもたちの戦争は完全に制御不能になりつつある、とペペ・エスコバルは書いている。

「イスラエル対アラブの子どもたち」の戦争は、「覇権国 対 抵抗勢力枢軸」の戦争として機能しており、「NATO対ロシア」、「NATO対中国」の戦争の一部となっている。状況は完全に制御不能になりつつある。

中国が西アジア全域の和平を仲介し、ロシアと中国がBRICS 11に全力で取り組み、米ドルを使わないエネルギー貿易の決済を促進することで、帝国の逆襲は完全に予測できる。

               西アジアに火をつけよう

シュトラウス派ネオコン精神病者とそのワシントンDCの当面の目標は、シリア、レバノン、そして最終的にはイランを狙うことだ。

そのため、中央・東地中海に少なくとも73隻の米/NATO軍の艦隊が存在する。その中には、2つの米空母群を含め、イタリア沖で開催中のダイナミック・マリナーの軍事演習に参加するNATO14加盟国の30隻以上の艦船が存在する。

これは、1970年代以来最大の米/NATO軍艦の結集である。

この艦隊が、ナクバ2.0をガザに押し付けるというイスラエルの最終解決計画を「支援」するために編成されていると信じる者は、ルイス・キャロルを読まなければならない。すでに行われている影の戦争は、シリア、レバノン、イラクにあるすべての抵抗枢軸の粉砕を目的としている。その頂点にあるのがイランだ。

通常以上のIQを持つ軍事アナリストなら誰でも、高価なアメリカの鉄製バスタブ(空母群)はすべて、海底のサンゴ礁のデザインになる運命にあることを知っている。特に超音速ミサイルに見舞われたときはそうである。

もちろん、これはすべてアメリカの戦力展開能力/抑止力ショーにすぎないかもしれない。主役であるイランとロシアは動じていない。偽のカラシニコフを持った山羊飼いの一団がアフガニスタンでNATOに何をしたかを、肩越しにチラリと見ているだけだ。

さらに、覇権国がイランに対して戦争を仕掛けようと考えるなら、地上の基地の本格的なネットワークに頼る必要がある。カタール、クウェート、イラク、さらにはヨルダンの基地をアメリカが使用することを、西アジアのどの国も許さないだろう。バグダッドはすでにかなり長い間、すべての米軍基地の撤去に取り組んでいる。

               私の新しい「真珠湾攻撃」はどこだ?

プランBは何かといえば、また新たな「真珠湾攻撃」を設定することだ(テルアビブによれば、最後の「真珠湾攻撃」はほんの数週間前のことだ)。結局のところ、内海での砲艦外交のような派手な演出は、格好のカモとなるだけだ。

数十億ドルもするバスタブ(空母)のひとつがイランのミサイルによって沈められるという、無限の屈辱を覇権国家に与える可能性を、国防総省長官ロイド・オースティンが考慮するのを期待することは無駄なことだ。そうなれば、彼らは文字どおり核に頼るだろう。

情報分析に精通するアラステア・クルークは、警告している。そうすれば、すべての紛争地域が一度に爆発し、米国の「同盟システム」全体が破壊される可能性がある、と。

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ガザが破壊されれば、その結果生じる大惨事は「何世紀とは言わないまでも、何十年も続くだろう」と述べ、いつものように釘を刺した。

ガザで始まったサイコロの一振りは、今や西アジア全域に拡大し、その後、必然的にヨーロッパ、アフリカ、アジアへと広がっていく。

誰もが、現在の扇動的な戦争状況の前段階を覚えているだろう。ロシアの天然資源からヨーロッパを切り離すために、ウクライナで行われたブレジンスキーの策略のことだ。

これは1939年以来最大の世界危機へと悪化している。ワシントンのネオコンたちは、どう手を引けばいいのか見当もつかない。だから現状では、絡み合った両戦争の平和的解決の望みはゼロ以下だ。

以前にも強調したように、ロシア、サウジアラビア、イラン、イラク、クウェートといった主要産油国の指導者たちは、一挙に世界の石油生産のほぼ半分を断ち切ることができ、発砲することなくEUとアメリカの経済全体を崩壊させることができる。外交筋は、これが真剣に検討されていると断言している。

現在ヨーロッパにいる古参のディープ・ステート(闇の国家)筋が私に語ったところによれば、真剣なプレーヤーたちは、このメッセージをワシントン周辺に送って、「制御できない戦争に火をつけることを、米国に考え直させるために」、積極的に関与しているとのことだ。「彼らがウォール・ストリートへ行ってデリバティブ・イクスポージャー(リスク管理)をチェックするとき、資料は既にブラックロックのラリー・フィンクやマイケル・ブルームバーグのような連中に文書が送られているのだから、そのことを考え直す時間がすでにあったはずだ」、という。

これと並行して、「新たな悪の枢軸」(ロシア、中国、イラン)の情報機関では、イスラムの統一させる必要性について真剣な議論が展開されている。

ロシアや中国といった基軸国が、グローバル・サウス/グローバル・マジョリティ全体の共通の敵を明確に認識したとしても、見通しはよくない。エルドアン政権下のトルコは、ポーズをとっているだけだ。サウジアラビアは、何があってもパレスチナの擁護/保護には乗り出さないだろう。西アジアにおけるアメリカの顧客/同盟国は、ただ怯えているだけだ。残るはイランと抵抗勢力だけだ。

               迷ったらヤハウェ(旧約聖書の神)を思い出せ

その一方で、復讐心に燃え、ナルシストで、政治的欺瞞と道徳的免罪符の達人である征服者たちは、ナクバ2.0を固めようとしている。ナクバ2.0は、ガザ沖のガスを違法に食い尽くすための完璧な解決策でもある。

230万人のパレスチナ人に影響を及ぼすイスラエル情報省の強制退去指令は、極めて明確だ。それは10月13日に同省によって公式に承認されている。

それは、ガザ北部からすべてのパレスチナ人を追放することから始まり、連続的な「陸上作戦」、ラファのエジプト国境を越えるルートを空けること、シナイ北部に「テント村」を設立すること、そしてその後エジプトに「パレスチナ人を再定住させる」ための新しい都市を設立することである。

人道法・政策コンサルタントのイタイ・エプシュテインは、「今のところ、同省の指令を支持する議題や政府決定を見つけることはできていない。もしそれが本当に発表され、承認されたとしても、公の場には出てこないだろう」と述べている。

テルアビブの過激派の何人かは、暴言の中でそのとおりのことを言っている。

より広範な戦争については、すでに書かれている。ずっと前にね。そして彼らは、アメリカのキリスト教シオコン(シオニスト+ネオコン)と連携して、それに忠実に従おうとしている。

ウェズリー・クラーク将軍が9.11の2ヵ月後に国防総省に行き、5年間で7カ国を破壊の対象とするネオコン/キリスト教シオコン計画を知ったことを誰もが覚えている:

イラク、リビア、レバノン、シリア、ソマリア、スーダン、そしてイランである。

それらすべてが不安定化され、破壊され、混乱に陥った。

リストの最後の1つはイランである。

さて、申命記7:1-2, 24に戻ってみよう:

「ヤハウェはイスラエルに、『あなたたちよりも大きく、強い七つの国』(強調は筆者)を特定し、『滅びの呪いをかけなければならない』と告げ、『憐れみを示してはならない』と告げた。彼らの王たちについては、『天からその名を消し去るのだ』。」
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