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イタリア、世界初の合成食品禁止法案を議会に提出

<記事原文 寺島先生推薦>
Italy Planning to Become First Country to Ban Synthetic Food
筆者:ポール・アンソニー・テイラー(Paul Anthony Taylor)
出典:グローバル・リサーチ 2023年11月10日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>2023年11月24日





 イタリアは、世界で初めて合成食品を禁止する国になろうとしている。実験室で製造された食品の製造、輸入、販売を禁止する法案が、同国の下院で審議されている。フランチェスコ・ロロブリジーダ・イタリア農相がアイルランドのキルケニーで開催された最近の催しで発表したこの動きは、予防原則に基づくもので、一部の特権階級だけでなく、すべての人に高品質の食品を確保することを目的としている。実験室生まれの食肉は環境に優しいと宣伝されているが、最近の調査によると、そのカーボン・フットプリント(生産に伴う炭素排出量)は従来の食肉よりも桁違いに高いようだ。

 イタリア政府は、合成食品をどのように規制するかについて模範を示したいと述べ、フランチェスコ・ロロブリジーダ農相は、すべての人がきちんとした食生活ができるべきであり、高品質の食品は裕福な特権階級のためだけに生産されるものではないと主張した。ロロブリジーダ農相は、実験室で生産される肉はイタリアのような国にとっては「自殺行為」であり、イタリア政府は自国の食をユネスコの無形文化遺産に登録するための取り組みをおこなっている、と語った。

 ロロブリジーダ農相は、実験室で生産される食品を承認することは、最終的に畑や農場を消滅させることになりかねず、環境破壊につながると考えている。生化学反応装置を使った食品生産は、環境に悪影響を与えるだけでなく、人間の健康にも危険をもたらすと同農相は主張している。

通常の牛肉より高いカーボン・フットプリント

 合成食肉は、牛を飼育するよりも土地、水、温室効果ガスが少なくてすむとして、環境にやさしいと宣伝されているが、最近の研究によれば、そのカーボン・フットプリントは、従来の牛肉よりも桁違いに高くなる可能性が高い。カリフォルニア大学デービス校で行われた研究で、研究者たちは、現在および近い将来の生産方法に基づき、実験室で栽培された食肉の製造を拡大すると、エネルギーを大量に消費し、地球温暖化係数は小売牛肉の平均の最大25倍になることを発見した。

 この発見を考えると、ビル・ゲイツが実験室生産食肉の最大の支持者の一人であることは皮肉なことかもしれない。気候変動の危険性に対する警告を支持するゲイツは、豊かな国々は合成牛肉に全面的に移行すべきだ、と主張している。ひねくれた見方をすれば、ゲイツがこのような製品を支持するのは、地球温暖化を回避するためというよりも、特許と利益を確保するためだと考えているからかもしれない。このように考えると、ゲイツが獲得した米国最大の個人農地所有者という新たな地位は、あらゆる疑問を投げかけることになる。

 これまでのところ、食用として実験室で作られた食肉を認可しているのは米国とシンガポールだけである。しかし、事情通の人々が指摘しているように、もしEUで認可が下りれば、EUの持つ商品と事業の自由な移動に関する法律により、イタリアがこれらの製品に対して国内禁止令を施行することは実質的に不可能となる。

地中海食に感化されて

 イタリア政府の閣僚の何人かは、新法案の着想として、自国の有名な地中海食を挙げている。過去70年間で最も研究された食事法であることは間違いないが、地中海食が歴史的に基盤としてきた主な構成要素は、大量の果物と野菜、全粒穀物、豆類、ナッツ類、オリーブオイル、ヨーグルト、適量のチーズ、週に最大4個程度の卵、少量の肉、魚、ワインなどである。地中海食は、糖尿病、心血管疾患、がん、アルツハイマー病、その他の慢性疾患の予防だけでなく、健康増進と長寿につながるという研究結果が数多く発表されている。

 2014年10月、南イタリアの歴史的な町バルレッタで行われた基調講演で、マティアス・ラート博士は、新しい予防的な医療的対策の礎を説いた。微量栄養素の欠乏が慢性疾患の主な原因であることを説明し、私たちが毎日の食事から必要とする物質の大部分は、私たちの庭や農場で育つ果物、野菜、植物に含まれていることを指摘した。この理解は、今日の最も一般的な病気を自然に抑制する道を開くものである、と同博士は説明した。

 科学的な研究により、自然に生産されたオーガニック食品の健康効果がますます確認されつつある。同時に、超加工食品の寿命を縮める影響も急速に明らかになりつつある。実験室で育てられた肉やその他の超加工食品は、主に億万長者の支持者の利益のために設計されている。現代の多国籍食品産業が「病気ビジネス」の一部であることがますます明らかになる中、人類は危険と隣り合わせの危険な合成食品を消費している。

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この記事の初出は、『Dr. Rath Health Foundation

Dr. Rath Health Foundationの事務局長であり、爆発的な反応を呼んだ著書『The Nazi Roots of the 'Brussels EU'』の共著者の一人であるポールは、コーデックス委員会の専門家でもあり、公式オブザーバー代表として、コーデックス委員会の会合を目撃した経験がある。ポールのツイッターは @paulanthtaylor
当サイト、グローバル・リサーチの常連寄稿者。
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