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習近平との首脳会談で証明してみせたバイデンの無能さ

<記事原文 寺島先生推薦>
How Biden proved his incompetence at Xi summit
米国務長官さえ、バイデンの発言に憤慨
筆者:ブラッドリー・ブランケンシップ(Bradley Blankenship)
米国のジャーナリスト・コラム二スト・政治専門家
出典:RT   2023年11月18日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年11月24日



2023年11月16日木曜日、サンフランシスコで開催されたアジア太平洋経済協力サミットの非公開対話とワーキング・ランチに出席したジョー・バイデン大統領。© AP Photo / Godofredo A. Vásquez


 最近、当時のアルカイダ指導者であったウサマ・ビン・ラディンが2002年に発表した「米国民への手紙」がTikTokで拡散された。若い米国民らが、この手紙を再発見したようだが、この手紙を見て、明らかに米国に幻滅したようだ。その理由は、ビン・ラディンが米国について、鋭い見解を持っていたからだと思われる。少なくとも一部の若者にはそう見えているようだ。
 
 もちろん、ビン・ラディンは非常に教養のある人物であっただけでなく、かなりの量の手紙を書いていたことが判明した。中国を拠点とするソーシャル・メディア上で大きな影響力をもつダニエル・ダンブリルは、X(旧ツイッター)の閲覧者にビン・ラディンの他の手紙のひとつを紹介した。そこには、ジョー・バイデン現米国大統領について具体的に触れており、米国転覆を狙うテロリスト集団の指導者であるラディンが、バラク・オバマ大統領よりもバイデン副大統領(当時)を好んだ理由が書かれていた。

 ビン・ラディンが記していた内容は以下のとおり。「私はシェイク・サイード(彼にアッラーの慈悲がありますように)に、ひとつはパキスタン、もうひとつはアフガニスタンのバグラム近辺で2つの軍事集団を組織するよう、イリヤス(カシミール)兄弟に依頼した。この2つの組織には、オバマやペトレイアス(元CIA長官)がアフガニスタンやパキスタンを訪問する際の偵察と、その後に彼らが乗る飛行機を標的にする任務が課せられていた」。


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 「ただし、ジョー・バイデン(副大統領)、ゲイツ(国防長官)、マレン(参謀総長)、ホルブルック(オバマのアフガニスタン・パキスタン特使)の到着の知らせを受けた場合は、この4人のいずれも標的にしてはならない。標的は、オバマとペトレイアスに絞らなければならない。特にオバマを標的にする理由は、オバマが誰よりも信じ難い人物であることと、オバマが暗殺されればバイデンが残りの大統領任期を任されることになるからである。バイデンにはこの役職を引き受けられるような能力がまったくなく、バイデンが権力を握れば、アメリカは深い危機に追い込まれることが予想されるからだ」とこの書簡は結んでいる(強調は筆者)。

 「アドルフ・ヒトラーが「空は青い」と言ったなら、私はヒトラーに同意するだろう」という古い格言を思い出す。ヒトラーに同意しようがしまいが、米国の死を願おうが願うまいが、ラディンがこの書簡で述べたことが真実であることは否定できない。最近アメリカで行われたバイデンと中国の習近平国家主席との会談は、実際にこのことを世界中の聴衆の前で実証した。

 記者会見でバイデンはまず、ガザでパレスチナの軍事組織ハマスが拘束しているイスラエル人人質に関する現在進行中の秘密交渉についてベラベラしゃべった。バイデンは、この交渉はカタールが仲介しているようだと述べたが、それ以上は踏み込まなかった。というのも、アントニー・ブリンケン国務長官が首を横に振って、バイデンにそれ以上話さないよう懇願したからだ。さらに、一人の記者がバイデンに「習近平は独裁者だ」という以前バイデンがおこなった発言をいまでも支持しているかと尋ね、それに対してバイデンは、そうだ、と答えた。この発言の後、ブリンケンはカメラの前で明らかに顔をゆがめた。



 アントニー・ブリンケンは並外れた外交官ではないし、大学時代に一度だけヨーロッパに海外旅行して「文化的」になって帰ってきた金持ちの子どものような雰囲気を持っているが、ブリンケンの憤慨は事実上、すべての外交政策の専門家やコメンテーターの憤慨を集めたようなものだったといえる。外国からの来賓、しかも、超大国として世界の先頭を走っている国であり、長くても10年以内には米国をはるかに凌駕するであろう国の国家主席を面と向かって侮辱するのは、まさに愚かな行為だ。このような振る舞いを表現する言葉は他にない。
 
 しかし、これは今回の会議のより本質的な成果を示すものでもある。中国の報道関係者のなかには楽観的な人もいるし、実際、中国の国営報道機関は明るく希望に満ちた論説で溢れているが、そのような見方は明らかに現実離れしている。米中はもっと慎重に関係を管理し、競争よりも協力を求めるべきだ。しかし、そのような希望的観測は現実には通用しない。現在、米中関係は非常に悪化しており、そうでないと考えるのは甘い考えだ。

 東アジア担当の元米国情報当局者ポール・ヒアは、『ナショナル・インタレスト』誌の最近の寄稿で、この会談の結果を完璧に表現している。基本的に、これは会談に関するそれぞれの報告書を読めば明らかだが、アメリカは習近平の「連帯と協力を強化し、手を携えて世界の課題に対処し、世界の安全と繁栄を促進する」(中国側の報告書からの引用)という非常に寛大な申し出を、「何よりもまず『米中は競争関係にある』ことを強調する」ことによって拒否したのだ。

 ヒア氏は、結束よりも分裂に焦点を当てたバイデンは「主に国内の政治的聴衆、特に議会での批判者たちに向けて、中国に厳しく臨む用意があることを示そうとした」と指摘した。いっぽう、習近平のサンフランシスコでの動きについては、「主に世界の人々に向けられているように見えた。習近平は人々に、米国側の対立的な立ち振る舞い対して、中国側は合理的で協力的に対応する用意があることを示そうとした」と評した。


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 ヒア氏はさらに、習近平は、「米中関係を主に競争的なものとすることに中国側が長年反対してきたことを繰り返し指摘し、それでは両国と世界が直面している問題を解決できないと主張した」と、非常に詳しい意見を述べている。ヒア氏の結論は、「緊張と不信の根底にある核心的な原因について対処がされず、和解を阻む根本的な政治的、構造的、歴史的障害はそのまま残っている......。双方が相互融和の危険性と責任を引き受けることを望まない、あるいは引き受ける用意がない限り、両国関係の進展は止まるだろう」というものだった。

 確かに、私はヒア氏の意見に概ね同意する。しかし、明らかな事実は、米国がドナルド・トランプとジョー・バイデンというまったく無能な国家元首を大統領としてほぼ2期も擁立してしまったことだ。この2人は自分が何をしているのか分かっておらず、外交における米国の国益にとって極めて危険だ。そして、このことはみなが承知している事実なのだ。しかし、それは政治家個人の性格の問題として片付けられるものではなく、むしろこの厳格さと才能の欠如は、世界の主要国としての米国の全般的、全体的な衰退を象徴している現象だと言える。

 一言で言えば、米国はおそらく本質的には、かつて偉大だった国家になりさがり、影響力と富を大量に残しているが、冷酷なまでに利己的な財閥らによって疲弊させられている、ということだ。国益のためであろうとなかろうと、実際に決断を下すのはこれらの財閥であり、誰が大統領になるかを事実上決定するのも彼らなのだ。当然のことながら、習主席がサンフランシスコで自分の周りに居させたのはこうした財閥たちであり、それは習主席が彼らが最も重要であることを知っているからだ。そしてこれらの財閥たちからスタンディング・オベーションを受けながら話している習主席の様子をジーナ・レモンド米商務長官は悔しがって見ていた。

 しかし、念頭に置くべきことは、これらの財閥たちが、トランプ(最初だけだが)やバイデンを支持した理由は、逆説的な言い方だが、2人の無能さのためである、という事実だ。減税以外何もせず、米国の影響力を効果的に海外に及ぼすような有能な政府こそ、これら既得権者らの利益にとって最も有害なものである。とはいえ、あまり能力のない者が指導者の座に就くようなこのような政治体制は、根本的に持続不可能である。このような体制のせいで、政治的指導者層の共食いを招き、この10年間でアメリカの力が急速に低下したのだ―だからこそ、バイデンのような大うつけものでさえ、大統領執務室の近くで働けているのだ。
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