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ハーバード大学、国連で「言論の自由」に反対の声をあげた元NZ首相を特別研究員に抜擢

<記事原文 寺島先生推薦>
Harvard’s Jacinda Ardern Calls on the United Nations to Crack Down on Free Speech as a Weapon of War
筆者:ジョナサン・ターリー(Jonathan Turley)
出典:グローバル・リサーチ(Global Research)  2023年9月21日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年10月13日





 ジャシンダ・アーダーン女史はもうニュージーランドの首相ではないが、国連の場に戻ってきて、世界規模で検閲を行なうことをこれまでどおり求めた。アーダーン氏はいまや世界で言論の自由に反対する勢力の中で代表的な人物のひとりとなっており、世界の政界や学界の指導者層から支持を受け続けている。彼女が言論の自由に反対しておこなった直近の発言において、アーダーン氏は、言論の自由は事実上戦争の武器になっている、と断じた。同氏が求めたのは、世界が彼女の主張する「言論の自由との戦い」に参戦し、「偽情報」や「誤情報」と戦うことだった。言うまでもないことだが、このような同氏の観点は、権威主義的な国々からだけではなく、世界の政界や学界の指導者装置からも熱烈に歓迎された。

 この演説の中でアーダーン氏が述べた内容は、言論の自由により気候変動問題などとの戦いが阻害されることを許してはならない、というものだった。同氏の言い分では、世界の人々が根本的な問題に疑念を挟む限りは、気候変動との闘いには勝利できない、というものだ。そしてその解決法はそのような考え方に反対する声を黙らせることだ、といったのだ。なんと簡単な論法だろう。

 アーダーン氏の観点は言論の自由に対する攻撃だ、と考えている人々もいるが、ハーバード大学は急いでアーダーン氏に2件の特別研究員としての資格を授与した。アーダーン氏がこの天賦の人権に対する容赦ない攻撃を加えていることに非難の声を上げている言論の自由を擁護する勢力があるにもかかわらず、ハーバード大学はアーダーン氏を「強力で共感が持てる政治指導者」であると賞賛し、特に、「投稿内容の基準やオンライン上の過激な投稿に対する各種SNSが果たすべき説明責任の改善」を支援したことについて同氏を持ち上げた。

 アーダーン氏をハーバード大学の客員教授にすることに異論を挟む気はない。同女史は世界的な指導者であった人物でありながら、言論の自由に反対する動きを主導している。彼女を特別研究員に迎えることで、学生らがこの矛盾点を見つめ、考える材料にすべきだからだ。ただし、ハーバード大学が、アーダーン氏が言論の自由という権利に大きな敵意を持っていることを考慮することなしに、同氏を持ち上げていることには問題がある。これでは言論の自由を天賦の人権だと捉えている学内の他の特別研究員らとの均衡がほとんど取れなくなってしまう。むしろハーバード大学(ちなみに言論の自由に関する先日の調査で最下位に格付けされた)は、言論の自由に反対する研究者や主張者らの事実上の精算所のようなところになってしまっている。いまや言論の自由は、大学において有害なものとして扱われることが普通になっている。我々が持つ天賦の権利ではなく、実在の脅威として扱われているのだ。

 聞いていて背筋が寒くなる思いをさせられるのは、聞いていて背筋が寒くなるのは、アーダーン氏が言論の自由への忠誠を表明しながら、言論の自由を厳しく制限して国民が自国の政策や優先事項を台無しにしないようにすべきだと各国政府に呼びかけていることだ。同氏はむきだしの検閲や不寛容に対して「共感する」表情を保ち続けている。いまやアーダーン氏は、世界の言論規制および言論による犯罪の規制を司る事実上の特使の働きをしている。
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