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中国での記者会見で英語による質問が一蹴された

<記事原文 寺島先生推薦>
English language booted from press conference in China
ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は記者に中国語を話すよう指示し、「ここは新しい世界だ」と宣言した。
出典:RT  2023年9月14日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年9月19日



2023年9月13日、中国北京の人民大会堂で会談する中国の習近平国家主席とベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領。Global Look Press/新華社/Liu Bin


 ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、北京訪問の最後に英語で行なわれた質問を一蹴し、代わりに中国語で話すよう記者に指示した。

 「中国語を話してください。英語の通訳はいませんので」とマドゥロ大統領は香港からの記者の言葉をさえぎった。「ここは新世界です」と同大統領は付け加えた。このやりとりは動画に撮られ、すぐにソーシャルメディアで広まった。

 ベネズエラのテレスール放送局によると、マドゥロ大統領は記者会見で、「私たちがいるこの21世紀は、覇権主義と帝国主義を終焉させる世紀であり、平和と連帯を目指して異なる多極的、多中心的な世界が誕生する世紀です」と述べた。

 ベネズエラ大統領は、両国間の「戦略的友好関係」の改善を目的とした6日間の中国訪問を終えようとしていた。水曜日(9月13日)、同大統領は中国の習近平国家主席と会談し、貿易からエネルギー協力に至るまで30以上の作業文書に署名した。



 水曜日(9月13日)の会談後、習主席は「国家主権、国家の尊厳、社会の安定を守るベネズエラの努力、そして外部干渉に反対するベネズエラの大義を断固支持します」と述べた。

 マドゥロ大統領は、中国・ベネズエラ政府間の現在の関係を「英雄的な抵抗の第4段階」と表現し、「米国とその同盟国が実施した恣意的な制裁に直面して」ベネズエラは常に中国からの支援を受けてきた、と指摘した。

 ベネズエラが米国やEUから経済制裁を受けているのは、2019年以来のことだ。当時米国政府は、ベネズエラ政府に対して「政権転覆」工作を仕掛け、野党の政治家フアン・グアイドを「臨時大統領」の座に就かせた。さらに西側諸国は、ベネズエラの金(きん)と政府資金を押収し、それらをグアイドの「政府」に引き渡した。この取り組みは結局、軍事クーデターが失敗に終わり、指導者らは西側の大使館に逃亡したことで頓挫した。グアイドは昨年議会で議席を失なった。

 マドゥロ大統領は、中国、ロシア、イラン、その他の非西側諸国との取引を増やすことで米国の制裁を打ち破ろうとしている。同大統領が北京で署名した協定の一つは、ベネズエラのコーヒー、アボカド、魚、タコを中国市場に輸出することであった。
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