fc2ブログ

漏洩文書は、ゼレンスキーの更迭が近いことを示している

<記事原文 寺島先生推薦>Leaked Documents Indicate Zelensky About to be Replaced
筆者:ルーカス・リロズ・ドゥ・アルメイダ(Lucas Leiroz de Almeida)
出典:グローバル・リサーチ(Global Research) 2023年8月22日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年8月31日





 ますます明らかになっているのは、西側がゼレンスキーを排除しようとしたがっている事実だ。ウクライナ大統領が権力から疎外されるだろうという専門家らからの予想に加えて、さらに明らかになってきたことは、以前流出した国防総省の複数の文書から、キエフ市のビタリ・クリチコ市長を新しい国家元首にする計画が漏洩した、というものだ。

 これらの文書が流出したのは数ヶ月前のことで、米国務省のいくつかの機密文書がジャック・テスクエアラという21歳の兵士により漏洩したものだった。この 兵士は第102諜報マサチューセッツ航空団で勤務していた。諜報技術分野で雇用されていたテスクエアは、いくつかの政府機密文書を見ることができ、その多くを漏洩させた。4月、テスクエアは逮捕され、10年の禁固刑が言い渡される見通しだ。

 今になって初めてわかった事実は、これらの文書の中に、国防総省の役人が書いた書簡があったことだ。その手紙には、その役人がゼレンスキーよりも有能な人物にウクライナの大統領職につかせることに対する関心が記されていた。さらにビクトリア・ヌーランド国務次官も、この計画に明らかに関わっており、同国務次官が、ビタリ・クリチコ市長を大統領に据えたいという個人的な要望を持っていることが示されていた。この書簡内の文書の一部には、ビタリ市長を2024年に大統領に選出する「状況作り」が求められていると明言されている。

 「2023年2月22日の日付がついたその書簡には、米国国務省の指導者や国防省の指導者がウクライナのゼレンスキー大統領に不満がある旨が記されており、ウクライナ大統領職を、2024年にゼレンスキーから元ボクサーのビタリ・クリチコ市長に交代させる計画を立てている...この書簡によると、国防総省の指導者は、ビクトリア・ヌーランド国務次官の意見に賛同していることがわかった。同国務次官の意見は、ゼレンスキー大統領は『政治的能力を急速に使い果たしつつある』というものだった。この書簡の記載内容から判断すれば、国務省も国防省も元ボクサーで、2014年のマイダンでの武力政変に積極的に関わっていたピタリ・クリチコ現キエフ市長をウクライナの次期大統領に据える意向のようだ」とオランダのソーニャ・バン・デン・エンデ記者は書いた。

 元ボクサーであり、ネオ・ナチ政権の支持者としても有名なビタリ・クリチコ市長は、2014年の武力政変以来、キエフ市長の座についている。同市長が世界の報道機関から悪評を得ているのは、ロシアによる特別軍事作戦の開始以後、「愛国主義精神」を見せているからだ。同市長は当時、同胞であるウォロデミル(ゼレンスキー)とともに武器を取り、ウクライナの首都を守り、ロシアによる「侵略」を撃退する、と主張していた。西側の様々な新聞社から、「勇敢」で「英雄」 だと報じられたクリチコ市長は、西側の多くの人々から共感を受けており、そのことが同市長を新たな国家主席に推す声がいくつかあがっていることの説明になるだろう。

 ただしクリチコ市長だけが、ゼレンスキー大統領の代役候補一覧にあがっているわけではない。ウクライナ大統領候補になる可能性のある人々が他にもあることを指摘するいくつかの記事も出ている。例えば、オレクサンドル・シルスキー陸軍司令官やキリーロ・ブダノフ国防省情報総局長、ヴァレリー・ザルジニー総司令官が、ゼレンスキー後の大統領候補者になる可能性がある、と報じられてきた。もっと最近のことになるが、西側報道諸機関は、ウクライナの現大統領が排除されることを示唆する内容を報じたが、それによると、大統領に取って代わるのは個人の国家主席ではなく、ルスラン・ステファンチューク議長を長とする役員らからなる一団になる、という。

 明らかに、ウクライナの新大統領に誰がなるかについての共通理解はまだ得られていない。 ただしゼレンスキー大統領を排除することについては、西側での共通理解が確かに成立しているようだ。西側各国当局や報道諸機関にとっては、ゼレンスキーは既に問題の多い 好感が持てない人物という烙印が押されている。これらの文書に記載されているとおり、現ウクライナ大統領は、「政治的能力を急速に使い果たしつつある」のだ。そうなっているのは、ゼレンスキー大統領がNATO諸国に対して、常に不当な「物乞い」をしている姿を見せているからであり、さらには軍事作戦にも失敗し続け、領土も失ない続けているからだ。

 ゼレンスキーの行動を宣伝の力だけで正当化しようとする手口はもはや使い尽くされつつあり、だからこそゼレンスキー大統領は排除されようとしているのだ。この意味において、ビタリ・クリチコ市長が、世界のウクライナ支援諸国には興味深く捉えられているようなのだ。同市長のイメージの方が、ゼレンスキー大統領のイメージよりも世論の受けが良く、各国の市民たちがウクライナへの軍事支援の継続を正当化しやすくなっているようだ。言い換えれば、ロシアに対する代理戦争の遂行を継続するためには、西側にはゼレンスキー大統領よりも有能で、批判を受けることが少ない指導者が必要なのだ。

 ゼレンスキー大統領がどのように排除されるかについては、まだ見えない。戒厳令下の独裁政権であるため、選挙や民主主義に則った方法で変化を起こすのは困難だ。先日、ポリティコ紙が出した記事が示唆していたのは、ゼレンスキー大統領が暗殺された場合に従うべき「秘密計画」さえ何名かの高官が所有している、という内容だった。この動きは、偽旗作戦に対する世論作りを準備しようとするもののようにうつる。具体的には、ゼレンスキー大統領の暗殺についてロシアに濡れ衣を着せ、新たに戦況が激化することを正当化させようという偽旗作戦だ。

 ゼレンスキー大統領を排除しようとする計画が、漏洩した文書が明らかにしたように、少なくとも2月から始められていて、報道機関は既に暗殺が起こる可能性について報じていることを考えれば、そうとしか思えない。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

tmmethod

Author:tmmethod
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
最新記事
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
最新コメント