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ロシアからの報道が制限されて、ウクライナ紛争に関する情報が西側からのものばかりになっている―南アフリカ高官の発言

<記事原文 寺島先生推薦>
Banning Russian media created news gap on Ukraine conflict – South African official
出典:RT  2023年8月22日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年8月29日



南アフリカのウェリル・ヌラポ元駐米大使© RT



CNNやBBCなどの西側報道諸機関の記事は一方的である、とウェリル・ヌラポ氏はRTに答えた

 ウクライナ紛争への対応として、世界のいくつかの地域で、ロシアの報道に関して制限が課されていることにより、この危機の情報の普及が「一方的」になっている、と南アフリカの元駐米大使がRTに答えた。

 月曜日(8月21日)の独占取材で、ウェリル・ヌラポ元大使は、紛争に関するさまざまな視点の欠如によって、「人々は非常に混乱しやすくさせられ」、ロシア政府が誤解される原因を作った、と主張した。

 それはまさに、CNN、BBC、アルジャジーラなどの西側系列の放送局からの「一方的な爆撃のような報道である」と、南アフリカの紛争管理実務家である同元大使は、第15回BRICS首脳会議が現在進行中のヨハネスブルグでRTに語った。

 ヌラポ元大使は現在、アフリカ和平構想の上級政治顧問である。この構想のもと、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領が率いるアフリカ大陸各国の指導者からなる派遣団が、6月にロシアとウクライナの交渉相手と面会し、10項目の停戦提案が提示された。

 同元大使の説明によると、この構想の目標は、両当事国にアフリカの構想を受け入れさせることで、紛争の状況を伝える過程に耳を傾け、理解してもらうようにすることである、とのことだった。そしてその理由は、今回の危機に関してロシア側の言い分を耳にするのが困難であるため、だとした。

 ヌラポ元大使は、南アフリカがBRICSに加盟していることから、南アフリカはモスクワと連携しているという印象を与えている、と考えている。しかし同元大使は、南アフリカは「我が国に影響を与えるもの、我が国の利益になるもの、そしてこれらすべての進展にどのように対応するべきかに関してしっかりと情報に基づいた決定を下します」と述べた。

関連記事:Central African country seeks BRICS membership

 「そして我が国がひとたび決定を下せば、我が国は他の国々から独立した一国になることになります」と同元大使は付け加え、ロシアとウクライナの紛争においては、どちらかと同盟しているわけではない、という南アフリカ当局が繰り返している主張に言及した。

 「西側陣営は、冷戦が私たち全アフリカ諸国に課した痛みとすべての困難を経験したことを忘れています。私たちは何が起こっているのかを理解しているので、情報に基づいた決定を下すことができます。

 以下の対話動画を全編視聴すれば、西側によって取られている「異常な措置」と、NATOの拡大がロシアとウクライナの間の紛争にどのように影響を与えたかについての同元大使の考えについても聞くことができる。

(動画は原文サイトからご覧下さい。訳者)
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