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ヒロシマ、ナガサキ、ロシアンルーレット

<記事原文 寺島先生推薦>
Hiroshima, Nagasaki, Russian Roulette
筆者:デクラン・ヘイズ(Declan Hayes)
出典:ストラテジック・カルチャー・ファンデーション(Strategic Culture Foundation) 2023年8月6日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>   2023年8月12日



訳註:『ヒロシマ・ナガサキ・ロシアンルーレット』は、アイルランドの音楽バンド「ムービング・ハーツ」の1982年のアルバム収録曲。歌詞は大国の勝手な都合で投下された原爆を批判するもの。「ロシアンルーレット」は、回転式拳銃に1発だけ実包を装填し、適当にシリンダーを回転させてから自分の頭に向け引き金を引くゲーム。(ウィキペディア)
動画は(クリスティ・ムーアによるカバー)こちら
歌詞はこちら



「米国による太平洋戦争は、日本降伏前も降伏後も、人種差別的な殲滅戦争だった。」―デクラン・ヘイズ

 1945年3月9日と10日の、米国による東京大空襲は軍事史における唯一無二の最も破壊的な空襲だった。10万人以上が亡くなり、100万人以上が家を失った。北ベトナムやラオスやカンボジアでの米国による絨毯爆撃計画と並び、東京大空襲は人類史上最も凄惨な戦争犯罪のひとつであり続けている。大日本帝国が当時すでに死に体であったという理由も含めて。

 神風特攻隊の最後の隊員らが、米軍が日本本土に攻め込むのを撃退しようと準備をしていた1945年8月初旬、日本政府は必死に泥沼から這い出す道筋を模索していた。ソ連赤軍が満州に間もなく南下することが分かっていた日本政府は、当時が非常に重要な時期であると承知していた。 米国が無防備な女性や子どもたちたちを強姦し屠殺することを止めさせる方策を考えないといけなかったからだ。米軍はグアムやサイパンや沖縄で同じようなことをしてきたのだ。

 日本人は、米国が日本の降伏を受け入れてくれない理由が分からず途方に暮れていたのだが、その答えはすぐに明らかになった。その答えは、2つのキノコ雲として示された。そのキノコ雲のひとつは広島、もうひとつは日いづる国のキリスト教の中心地、長崎で浮かんだ。これらの2つの戦争犯罪に続いて、かつては強力だったが大きく力を失っていた日本の関東軍の元占領地を、赤軍が蹂躙した。

 マッカーサー元帥が戦艦ミズーリ号で日本の敗北をほくそ笑む中、米国人は日本や環太平洋地域だけではなく、韓国やフィリピン、台湾も植民地化し、その後東南アジアに目を向け、そこからオランダと特にフランスを追い出そうとしていた。ナガサキとヒロシマでのふたつの戦争犯罪を実行した目的は、ソ連にアジア全域は米国の軍靴のもとに下ったことを伝えるためだった。それはヤルタ条約などの取り決めに反することであった。その取り決めでは、米国だけがアジア全域を支配することにはなっていなかったからだ。

 米国による太平洋戦争は、日本降伏前も降伏後も、人種差別的な殲滅戦争だった。 米英の報道機関、著名なところでいうと、ロサンゼルス・タイムズ紙、ニューヨーク・タイムズ紙、ニューヨーカー紙、リーダーズ・ダイジェスト誌、タイム誌、ライフ誌などの報道機関が、敵国日本を劣等人間として報じ、根絶するしかない猿人として書き立てた。そのような宣伝行動を背に受けて、米国海兵隊 (USMC)が、猿狩りに繰り出したのだ。米国海兵隊は、たいてい捕虜を拿捕しなかった。英国のパーシバル中将がシンガポールで覇気のない降伏を見せた時も、その行為は武装した猿の仕業とされ、絶望的に数が劣る敵国兵士(日本軍)が、なんとか生き残ろうとして最も実用的な作戦を取った尊敬に値する行為だったとは報じなかった。

 米国の「最も偉大な世代*」の一片にあたる海兵隊が、日本人戦死者の死体を記念品にしたり、病院船を攻撃して沈めたり、捕虜を撃ち、虐待し、処刑したのだ。海兵隊員らは、死人からも生きた人間からも金歯を集め、捕虜にも、自分たちが殺した死体にも、放尿した。手持ち無沙汰なときには、日本人捕虜たちの骨で小さな記念品を彫って、自宅や愛するものたちに送った。ルーズベルト大統領は、日本人軍人の骨で作った手紙切りナイフをもらったが、それを送り主に送り返した。もちろんその骨の正当な所有者に送り返したのではない。大統領のただの自分の都合のためだけだった。
*第二次世界時に、中心となって米国を支えていた世代の尊称

 第二次世界大戦時、太平洋戦線で分別のある行動がとられることは稀だったが、皮肉にも、人種差別的者として名高いチャールズ・A・リンドバーグ・ジュニア大佐がその惨状に一家言を発した。同大佐は、米国で最も偉大な軍が恒常的に犯していた残虐行為に警鐘を鳴らした。米国が太平洋戦線で日本人に対して見せた扱いについて目にしたり、聞いたりした話に押されて、この飛行士は苦言を呈した。同大佐の感情は、以下の日記の記述に集約されている。「我が軍の兵たちがジャップの捕虜を虐待することは自由に認められていた。しかもその虐待の仕方は、当時ジャップが見せていたのと同じくらい残忍で野蛮なものだった。我が軍の兵たちは日本人捕虜や降伏しようとしている兵を射殺することを何とも思っていない。兵たちはジャップを動物に対するよりも軽く考えた扱いをし、そんな行為は、ほぼ皆から大目に見られている。我が国は文明化のために戦っていると主張しているが、太平洋戦線で私が多くのことを目にすればするほど、我が国が文明化のために戦っているという主張が、正当なものに思えなくなってくる」。リンドバーグが太平洋戦線を後にしハワイの税関に到着した際に尋ねられたのは、荷物の中に日本人の骨がないのか、ということだった。当時その質問は、決まり文句のようになっていた。

 『ペリリュー・沖縄戦記』の著者であるユージーン・B・スレッジは、従軍仲間らが敵兵の死体から金歯を集めていたことについて記していた。沖縄でスレッジが目撃したのは、 米国で「最も偉大で気のいい世代」に属していたひとりである海兵隊士官が、日本人の死体の上に立って、その口に向かって放尿したことだった。

 太平洋戦争時に従軍記者だったエドガー・L・ジョーンズが、1946年2月の月刊アトランティク誌の取材で語ってくれた内容が、おそらくもっとも分かりやすいものだろう。「一般市民からみて、我が国の戦争はどんな種類のものだったと考えられるでしょうか?冷酷にも捕虜を射殺し、病院船を破壊し、救助船を機銃掃射し、敵の市民を殺し酷く扱い、敵の負傷兵を殺し、瀕死の兵士を穴に投げ込んで殺し、太平洋で敵兵の頭蓋骨についた肉を焼き払い、その骨で愛するものたちのための食卓の飾りを作ったり、日本兵の骨を彫って手紙切りナイフを作ったりした。」

 チャーチル首相とマッカーサー元帥は、配下の兵たちに、降伏しようとしている日本兵を即座に処刑するよう命じた。さらに2人は、京都の耳塚の噂話を広めた。この耳塚は、1598年の朝鮮出兵の後で、現地で切り落として回収した4万の耳や鼻を祀ったとされているものだ。京都は、日本の宮廷文化を保存したいという米軍の指導者らの人道主義的な欲望が幾分かあったため、東京や名古屋や大阪で行われたような絨毯攻撃から逃れていた。 京都は、善良で人間らしい長崎や東京の人々とは違い、文化的に重要であったので、京都の建築物も耳塚も保存されることになった。当時、海軍は自前の非人道的な塚を作っていた。海軍は敵捕虜の耳や鼻を削ぎ落とし、大規模なちょろまかしもやっていた。沖縄では、米国の「最も偉大な世代」の人々は、世界で最も連続強姦を犯した犯罪者という姿を晒した。

 ジョン・ピルジャーの優れた記録記事を読めば、米軍の第4心理作戦団や第101空挺師団(虎班)がベトナムで自前の耳飾りを作っていたことが分かる。ベトナムでこれらの師団は、 ベトナム人の赤ちゃんの首を切ることで、地元の人たちに誰が村の支配者なのかを知らしめるような行為をおこなうことが常態化していた。この記録をピルジャーが記してからもう半世紀経つが、その間ずっとピルジャーは悪者扱いされてきた。それは、ピルジャーはNATOが奏でる賛美歌を歌おうとはしないからだ。

 ピルジャーは灰色の影を探す記者だ。ピルジャーは自身の分析の中に、米国のエドワード・バーニーズのような社会病質者たちに対する心理的な洞察も含めた。このバーニーズとは、米国民に、ゲッベルスやゲッベルスの真似事をした少し見劣りのする日本人たち以上に、効果的に利己的な戦争を国民に支持させる方法を伝授した心理学者だ。ピルジャーは、イラクのファルージャ、ベトナム、ナガサキ、ヒロシマなどで米国が犯した戦争犯罪により生じた巻き込み被害についても常に言及を忘れない。しかも、米国が殺害した死亡者の9割を大きく超える数が、一般市民であったという事実の言及にも、だ。さらにピルジャーは、報道機関が繰り出す偽善に簡単に乗ったりしない。だからこそ、繰り返しになるが、ピルジャーは悪人扱いなのだ。

 どのくらい連中が悪者なのかを知りたければ、FBIに鼓舞されたEUによるロシア・トゥデイやスプートニクをこき下ろしているこの報告書を読めば十分だ。EUはその理由を、これらの通信社は、「事実を大きく歪め、操作し、繰り返し恒常的に、欧州各国の政党を、特に選挙期間中に標的にしてきた。さらには、市民社会や亡命を求める人々やロシアの少数民族、性的少数派、民主主義団体が機能することや[欧州]連合やその加盟諸国をも標的にしてきた」からだとしていた。米国海兵隊が滅ぼそうとしていた「猿のような」日本人やベトナム人を人間扱いするこれらの通信社が私たちにとって害のある通信社とされているからこそ、私たちはグーグルの検索機能で守られないとダメなのだ。その検索機能を操っているのは現在のエドワード・バーニーズだ。そのバーニーズが、選挙で選ばれたわけではないウルズラ・フォン・デア・ライエンやその道徳的に問題のある手下どものような戦争亡者たちだけが真実、全くの真実、真実だけを話している、と我々に告げる。

 ジョン・ピルジャーはもう80代なので、お目こぼしされている。ただし、残りカスのようなゼレンスキー帝国に迷い込んだり、シリアの反政府勢力のところに迷い込むことになれば、ピルジャーもすぐに潰されるだろう。しかしゴンザーロ・リラ、ジュリアン・アサンジ、ゲイリー・ウェッブ、アリーナ・リップらもっと若い人々はタダでは済まない。ジェフリー・エプシュタインやMI6の工作員ゼレンスキー、オバマ一族、クリントン一族など米国の組織的犯罪を犯してきた一族の罪についての真実を暴けば、ロシアの宣伝行為を反復した罪になる。無数の死体が示すように、NATOに包囲された真実の告白者たちが良い未来で終わることは決してない。彼らはヒロシマ、ナガサキ、ロシアンルーレットをしているのだ。
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