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「大統領弾劾」騒ぎが本格的に始まっているが、
事態は何も変わらない

Impeachment circus begins in earnest, and will change nothing

グラハム・ドッカリー
Graham Dockery
is an Irish journalist, commentator, and writer at RT. Previously based in Amsterdam, he wrote for DutchNews and a scatter of local and national newspapers.
RT /Home /Op-ed 17 Jan, 2020 02:39
(翻訳:寺島メソッド翻訳グル-プO.-S. 2020年1月31日)


House impeachment managers arrive for the procedural start of the Senate impeachment trial of U.S. President Donald Trump in the U.S. Capitol in Washington, U.S., January 16, 2020. © REUTERS/Jonathan Ernst

ドナルド・トランプ大統領の弾劾裁判が始まった。何年にもわたって民主党は大騒ぎをし、一連の大げさな芝居でこの弾劾劇は幕を開けたが、最終的な結果に何の変化もないだろう。


木曜日には、8月に始まった一連の流れが最高潮に達した。匿名の諜報機関の内部告発者が、7月の電話でトランプとウクライナの大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーの間の 「見返り」 の可能性について最初に訴えていたのだ。要するに、民主党は、トランプがゼレンスキーに圧力をかけ、ジョー・バイデンの息子ハンターに対する汚職調査を再開させ、軍事援助をテコにしたと主張している。トランプとゼレンスキ-はこの主張を否定し、トランプは民主党が党利党略で「魔女狩り」を進めていると非難している。

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もちろん、ドナルド・トランプの弾劾が始まったのは2016年11月9日である。以来民主党議員が盛んに弾劾の理由を語ったところによると、トランプの外国人雇用条項違反の疑惑、ロシアとの共謀疑惑、さらには「白人ナショナリズム、ネオナチズム、そしてヘイトへの大統領の関与」や「無知な」中傷といったお笑い草の嫌疑まで含まれている。

アメリカの政治専門紙Politicoは、トランプが共和党候補になる数カ月前の2016年4月の記事で、弾劾の可能性のある理由を明らかにしている。

(党の方針に厳密に沿って)12月に議会がトランプを弾劾することを可決したとき、ナンシー・ペロシ下院議長は、議事の重大さを示すために黒ずくめの服装をして、この議決が「悲しい」出来事であると釘を刺し、民主党の同僚議員からの拍手を止めなければならなかった。

水曜日の夜、彼女が選んだ弾劾検察官チームが、弾劾条項を、文字通り歩いて上院まで送り届けた時も、うわべの厳粛さは変わることがなかった。ウクライナ問題のインチキ話が明らかになるずっと前から大統領の弾劾を支持していた7人の検察官は全員、葬列参列者のように無表情だった。

しかし、こんなことはどうでもいいことだ。共和党が多数を占める上院は、ほぼ確実にトランプの無罪を可決するだろう。下院情報委員会の調査では、不正行為の具体的な証拠は明らかにされず、トランプのゼレンスキーとの悪名高い通話を目撃した間接証人の誰も、決定的証拠を明らかにしなかった。上院多数党院内総務のミッチ・マコーネルは、下院のケースはそのままで審理されるべきだと主張して、より多くの目撃者とより多くの証拠を認めるようにという民主党の訴えを無視した。


一方、共和党は、ペロシが4週間この弾劾条項にかかりきりになっていたことを揶揄した。民主党の主張では、トランプは国家の安全に「明白な眼前の危険」をもたらしたし、ペロシは同氏の解任は「喫緊の課題」と主張していたからだ。

水曜日の夜ペロシは、弾劾が党利党略であるという疑念を払いのけた。ペロシは、「#民主主義を擁護する」と書かれたプラカードを持った演台の前でポーズを取り、弾劾条項に署名した後、記者に記念ペンを手渡したのだ。マコ-ネルは、この弾劾条項署名の儀式を「最後まで完璧にビジュアル化された下院の党派的なプロセスだ。荘厳さも厳粛さもない。最初から最後まで見え見えの政治活動」と表現した。

マコーネルの動きも党利党略の枠内だ。トランプを無罪にするためにホワイトハウスと協力すると公言している。

こういった一連の動きを見ると、何のために?という疑問が出てくる。トランプが無罪になれば、超党派の弾劾発議に必要な 「重大犯罪と不品行」 を同氏が露骨に犯したとしても、民主党には新たな弾劾のための政治的資産は何も残らない。その後、トランプ氏は無罪判決を受け、「魔女狩り」そして「大統領への嫌がらせ」という彼の叫びを正当化し、支持基盤をさらに強固なものにし、まだ立場を決めていない有権者の前で民主党を困惑させることになる。ペロシは日曜日に、裁判の結果にかかわらず、トランプの「弾劾は生涯続く」と述べたが、トランプはペロシよりも声高で、したたかだ。最善を尽くして無罪を勝ち取るだろう。

木曜日に正式に彼に対する裁判が始まったにもかかわらず、大統領は「米国-メキシコ-カナダ協定」の通過を祝った。彼の支持率も51%と、弾劾から一ヵ月余りで最高を記録した。これらすべてのことが、「何もしない民主党」という彼が言い始めた主張を揺るぎないものにしている。

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トランプの大統領再任は、事前の派手な政治劇ではなく、11月の大統領選挙で有権者によって決まる。この裁判は、どちらの側が超二極化した陣営に、より多くの餌を与えることができるかを見極めるためのPR合戦となる。トランプはその対決に勝利する構えだ。結局のところ、ナンシー・ペロシは根っからの議員である。トランプは過去にプロレスのプロモーターで、自分でもリングに上がったことのある人間だ。

下院がトランプを弾劾することを可決した時点で、この調査にはきわめて控えめに見積もっても300万ドルの費用がかかっていた。クリントン大統領の1998年の弾劾にかかった費用は、インフレ調整後で4500万ドル以上だった。

現在の弾劾茶番劇が議会で終了する頃には、党派によるペイ・パー・ビュー(有料放送*)費用はアメリカの納税者に何千万ドルもの負担となり、実際に必要な法案の通過を遅らせ、2020年大統領選のトランプのライバル候補のメディア報道をかき消し、トランプ大統領再選の可能性を確実なものにした。
(訳注:pay-per-viewペイ・パービュー方式[ケーブルテレビで見た番組の本数に応じて料金を払う] )

これもすべて、一本のくだらない電話をめぐっての話だ。
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