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アルチョモフスク住民が明らかにした、「バフムート戦」の間に、ウクライナ軍が一般市民を狙い、子どもたちを連行した手口

<記事原文 寺島先生推薦>
Artyomovsk locals reveal how Ukrainian forces targeted civilians and took children during the 'battle for Bakhmut'
筆者:エバ・バートレット(Eva Bartlett)

エバ・バートレットは、カナダの独立系報道従事者。中東の戦闘地域、特にシリアとパレスチナ(両地では4年間暮らした)で何年も滞在した体験を持つ。



出典:RT 2023年6月7日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年6月12日



アルチョモフスク市内の破壊された建物が見える風景 Sputnik / Ivan Rodionov

 ウクライナ軍は、自国当局の喧伝装置がロシアが行ったと非難したのと同じ行為を行っていた。

 2022年2月にロシアがウクライナでの軍事作戦を開始して以来、西側報道機関やキエフ当局は世界に向けて、「戦争犯罪」の告発を発してきました。その中には、子どもたちの誘拐や一般市民への攻撃も含まれていました。

 しかし、最近アルチョモフスク(バフムートという名でも知られている)から避難してきた市民たちの証言から示唆されたことは、マリウポリなどの市民たちの証言と同様に、ウクライナはロシアに対して幹部段階で戦争犯罪を犯しているという事実でした。

 4月下旬、ウクライナによるアルチョモフスクへの砲撃で生き長らえることのできた人々が、私と私の仕事仲間のクリステル・ネアントさんに話をしてくれたのですが、その内容は、これらの人々が4月11日に受けた恐怖について、でした。その日、ウクライナ軍が、これらの人々の住宅住居の1階を爆破し、地下に避難していた市民たちを生き埋めにしました。地下にいた17人のうち7人の市民がほぼ即死で亡くなりましたか、その中には7歳の子どももいました。

 負傷した腰の手当てを受けていた病院から来た、セルゲイという名の男性の話では、ウクライナ軍、「いや、(第二次世界大戦時にナチスに協力していたステファン・)バンデラ軍と言った方がいいのだが」、が意図的に病院の建物を爆破したそうです。「4月10日に、ウクライナ軍は全ての病室に手榴弾を投げてきたのさ。手榴弾が転がる音が聞こえたよ。」



関連記事:ロシア警察が、アルチョモフスク市内での活動を開始

 セルゲイさんの話では、ウクライナ兵たちはガスバーナーを使って、建物を支えていたパイプを傷つけ、爆破が起こった時、床を支える板が必ず倒壊するようにしていたそうです。セルゲイさんの妻と母親は亡くなったそうです。6歳の息子さんのコーリャ君は何とか一命を取り留めたそうです。

 ネアントさんはさらに、もう一人の生存者、ユリアさんに会って話を聞きました。この人は、この爆破のたった2日前に赤ちゃんを産んだそうです。奇跡的に、ユリアさんの産まれたばかりの赤ちゃんは、死にませんでした。後にネアントさんと私は、セルゲイの奥さんの父親のウラジーミルさんに話を聞きました。ウラジーミルさんは、娘さんが頭蓋骨がパカッと割れてしまっていたところを発見した話をしてくれました。娘さんを助けることはできませんでしたが、孫の男の子を見つけようと、地面を掘り、瓦礫に敷かれて動きが取れなくなっていたお孫さんを見つけたそうです。息も絶え絶えでしたが、生きていたお孫さんをなんとか助け出すことができたそうです。

 4月11日までは恐ろしい日々が続いたのですが、それがウクライナ軍が地元の人々を恐怖に陥れた最初ではありませんでした。私たちが話を聞いた全ての人々によると、ウクライナ軍は2022年2月からずっと、この地域を砲撃していたそうです。

 「俺たちは毎日、(極右過激派組織)右派セクターとアゾフ大隊に砲撃されていたんだ」とセルゲイさんは言いました。同じ地下にいたほかの2人であるエフゲニーさんとリューボフさんの話では、ウクライナ軍は1ヶ月間、毎日のように住居家屋に火をつけることで、「壁を弱くして、一日で簡単に破壊できるようにしていたんだ」ということでした。

 ウラジーミルさんも同じように、ウクライナが意図的にアルチョモフスク市内を砲撃していたと話し、こう語ってくれました。「全ての破壊行為がロシア側によるもののように報じられていたけど、でも本当のことを言わせてもらえば、我々の市の破壊の98%はウクライナ軍がやったんだ」と。

 ウラジーミルさんの見立てが正しいかどうかは別にして、この話から、ウクライナ軍がウラジーミルさんやほかの市民たちを毎日のように攻撃していた事実は伝わりました。


子どもたちを連れ去る「白い天使たち」

 ウクライナ軍から意図的に標的にされていた以外に、もうひとつ別の恐怖があったことを主張するアルチョモフスク市の住民たちもいました。それは、ウクライナによる子どもたちの強制連行です。– 私たちと話をした4名の人たちによると、ウクライナの憲兵隊は地元の子どもたちを連れ去ろうとしていた、とのことでした。

 住民たちはこれらの憲兵隊のことを「白い天使たち」と呼んでいます。この部隊は特別な憲兵隊で、ウクライナ側は避難補助隊と呼んでいます。4月上旬、 ウクライナの「現在占領下にある領域再復帰」省(この領域とは、住民投票でロシアへの編入を決めた、ウクライナ政府が、かつてウクライナ領であったとしている地域のこと。つまりドネツク州、ルガンスク州、ザポリージャ州、クリミアのこと)の発表によれば、 126名の子どもたちを、ドネツク地方の不特定の21地域から「強制避難」させたとのことでした。



関連記事:「バフムート肉挽き機」の内部: ロシアはいかにしてウクライナ人をドンバスの「要塞」であるはずのアルチョモフスクから撤退させたのか?

 このことは明らかに、これらの憲兵隊が行っていることです。親の意思に反しても、です。同省によると、「避難させた子どもたちに、とちらかの親や法律上の保護者の一人が付き添えば、無料の避難所や社会保障や人道的・心理的支援を受けられる」とのことでした。

 しかし、全ての家族が、「避難補助員」とともに自宅を出ることを望んでいるわけではありません。ウクライナの報道機関の報道によると、自分の子どもたちを白い天使たちに見つからないように隠している親もいるそうです。 憲兵隊が家を出るよう説得に入る場合もあるそうです。

 私たちが話をした地元の人たちの話は違いました。子どもたちが連れ去られる際は、親の同意がある場合もない場合もあるそうです。

 「奴らは俺たちの子どもたちを捕まえに来るから、俺たちは子どもたちを家の裏にかくしてたんだ」とエフゲニーという男性は話してくれました。「俺たちは1ヶ月間ずっと、子どもたちを隠していたんだ。凍えるほど寒かったよ。妻は当時妊娠してたんだ。もう一人の子どもは、ママと一緒に隠れてたんだ。」

 エフゲニーさんとリューボフさんは、人々が人道支援を受けるアルチョモフスクの一地域の話をしてくれました。

 2人の話によると、両親が助けを求めている間に、14歳の少年が外にいたそうです。「何人かがあらわれて、その少年を連れ去ったんだ。近くにいたひとたちが大声を出したんだ。するとその人たちはこう言った。〝この子を見てくれる人がいなくって、きちんと世話をしてもらえていないんです〝と。そんな感じだよ。その少年がその後どうなったかは、は分からない。」

 セルゲイさんの話では、セルゲイさんと奥さんはずっと自分たちの子どもを隠していたそうです。「奴らは子どもたちを連れ去ってたからね。来るのは夜の6時で、たまに夜10時のこともあった。ひとつの地下室につき1人ずつ決まった子どもに狙いをつけていたので、連中は何回もやって来たよ」。セルゲイさんが見たその男たちは、黒い靴を履いて、迷彩服を着ていたそうです。

 「避難補助員たち」は憲兵隊でもボランティアでもない、とさえ考える人もいます。「連中は自分たちのことをボランティアだと言ってたけど、そうじゃなかった。SBU(ウクライナ保安庁:ソ連の政治警察KGBの後継組織)か、情報を収集する機関の工作員だったんだ。市民の一覧表を持っていたから、誰がどこに住んでいて、何人いるかも分かってたよ」とウラジーミルさんは話してくれました。

 「ボランティアたちは車でやって来て、箱を配って、情報を集め、その集めた情報をもった制服姿の人々が、駆け寄ってきて、子どもたちを探してたよ」



関連記事:ウクライナの飛行場がロシアによる攻撃を受けた、とロシア当局は発表

 ネアントさんがユリアさんの話を聞く中で、母親であるユリアさんが、「避難補助員たち」が一人の少年を探している話をしてくれました。ユリアさんは、こう話しました。「2月のことでしたが、白い天使たちが来はじめ、それから別の集団も現れました。その人たちは、ウクライナの最高議会の決定で、私たちがここにいられる権利がなくなったということと、ここにいたら子どもたちを敵の激しい攻撃にさらすことになってしまう、と告げました。 隣の家に男の子がいて、名前はマクシム君でした。その人たちは5回、マクシム君に会いにきて、見つけたがっていました。」

 ウラジーミルさんははっきりとこう言いました。「その家族は、地下の大部屋に住んでいたよ。連中はその家族に奇襲をかけるかのように、朝や昼ご飯時や夜にやってきたよ。連中は両親の同意なしに子どもたちを連れ去ろうとしてたんだ」と。

 もっと最近の話では、11歳の女の子が白い天使たちのやり口を話してくれました。白い天使たちは、自分たちのことを憲兵隊だと言っていたそうです。その人たちがその女の子が避難していた地下室にやって来たのですが、その子の写真を持って、その子のことを探していたそうです。そして、その人たちがその子を連れていかないといけない理由は、「ロシアがこの子の母親を殺したから」だと言っていたそうです。その女の子の話では、その人たちは、その子を連れ去ろうと一週間後に戻ってきたそうです。その女の子の話では、お母さんは生きていて、その子と一緒にいたそうです。

 ロシアの報道機関RIAの以前の報道によると、アルチョモフスクの市民たちが語っていたのは、子どもたちはウクライナ領内の保養地やお楽しみ宿舎に連れていかれたそうです。「両親の同意があれば、子どもたちに同伴できる。同意がなければ、子どもたちは連れ去られる」とその記事には、ありました。

 これらの証言は、多くの証言の先駆けになるかもしれません。市民たちが、子どもたちを隠して、ウクライナが子どもたちを連れ去るのを防いでいた話です。その行為は皮肉にも、ウクライナ側がロシアがやったとして、非難したのと同じ行為なのです。
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