ウクライナ:第四帝国の建設「白人ヨーロッパが我々の目標」
<記事原文 寺島先生推薦>
Ukraine: Constructing the Fourth Reich “White Europe is Our Goal”
出典:INTERNATIONALIST 360° 2023年1月21日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年5月16日
原典:レッド・ストリート・メディア

アゾフ大隊
西側マスコミが紹介するウクライナで展示されているナチズムの概要
2022年2月にロシア連邦が特殊軍事作戦を開始した後の西側マスコミの最大の虚構の一つは、ウクライナにはナチスが存在するという主張はロシア連邦によって誇張されたものだ、というものである。

ワシントンポスト、ポリティコ、NPR、MSNBCのヘッドラインの画面写真
以下は、2022年2月以前の西側報道機関による報道

西側報道機関の偽善については、別の記事で以前にも触れており、その詳細は以下の記事で読める。この記事では、ウクライナの国粋主義の台頭と、その台頭が旧ソ連内の不満を煽るために中央情報局(CIA)の影響を受けていたことを深く掘り下げている。
マリウポリでのアゾフ連隊の軍事パレード 2016.06.12

現代のヒトラー・ユーゲントキャンプ
数年前から、ウクライナは現代のヒトラー・ユーゲント・キャンプの本拠地となり、子供たちにウクライナ民族主義のバンデラ的思想を教え込み、次世代のウクライナ・ナチスを育てる繋ぎ役として機能している。
典型的な西側のやり方で、主要報道機関はこの問題を認識しており、特別軍事作戦の何年も前にこのキャンプを取材している。
上の2つの動画では、子供たちがライフルの使い方を教わったり、ステファン・バンデラ支持者の視点からウクライナの歴史について講義を受けたりしているのがわかる。反LGBTQの表現も目立ち、ロシア文明を破壊するような呼びかけもある。
AP通信は、2018年にこれらのキャンプについて行った取材で、この国粋主義の表現を観察している。施設の講師の中には、これらの子どもたちがどのような主題を教えられているのかを垣間見せてくれる人もいた。
チェルカシンは、ウクライナ東部の親ロシア派分離主義者との戦いで負傷し、その後、スヴォボダ党の青年団であるソキル(ファルコン)を率いるようになった退役軍人である。プーチン率いるロシアや、ヨーロッパ文明を「完全に破壊しかねない課題」と戦うために、若者たちに国粋主義の思想を植え付けることが重要だと彼は言う。
その課題のひとつ: 講師たちが西側の退廃の象徴として非難するLGBTの諸権利。

「そのすべてを意識する必要がある」と講師のルスラン・アンドレイコは言った。「性のことは、現代のボルシェビキの倒錯した人間すべてだ。それはヨーロッパで権力を持ち、今ではゲイたちによるプライド・パレード*など、LGBTのことをすべての教育課程に組み込もうとしている」。
* 元々、差別、偏見、嫌がらせに暴力に曝され日陰者意識の強かった同性愛者の人々が、”恥ずかしがることじゃない、胸を張れ、誇りを持て”と集まって始めたデモンストレーション。それが同性愛者から幅が広がってLGBTQが参加するレインボー・パレードというお祭り的なものに発展した。
講義中、居眠りをしている若者もいれば、真剣に聞いている若者もいる。明らかに、受容的な人もいた。
訓練の合間に、10代の若者がギターで民族主義的な行進曲を演奏した。そのギターには、モスクを襲う白い爆弾のステッカーが貼られ、標語が書かれていた、
「白人のヨーロッパが我々の目標だ。」




特別軍事作戦が開始された後も、欧米のマスコミはナチス問題を時折、それとなく報道している。
国粋主義者たちの紋章
東ウクライナで起きている紛争で、ナチスの紋章の影響を軽視するあり得ない試みが行われている。ソーシャル・メディア上では、ウクライナの支持者たちは、ナチス・ドイツで使われていたものとは違うという名目で、これらの紋章の使用を擁護している。もちろん、これは簡単に反証できる。


アゾフ大隊の紋章を取り上げれば、注意深く分析することができる。
ウクライナの戦争犯罪

欧米の報道では、ウクライナは邪悪なロシア人に対する西側民主主義の防衛という枠組みで報道されている。しかし現実には、ウクライナ軍は少なくとも2014年から残虐行為を行っている。
国連は、ウクライナのドンバス地方の人々に対する残虐行為の規模を示すいくつかの研究をすでに発表している。
現在進行中の紛争において、ウクライナは捕虜に対する残虐行為を行っていることが何度も確認されている。以下の映像は非常に生々しいものであることを、読者に警告しておく必要がある。
この動画が投稿された直後、ウクライナ支持者はインターネット上でこの動画もロシアのプロパガンダの一例であると主張した。
また、ヒューマン・ライツ・ウォッチという団体も、この動画が本物だとわかったら戦争犯罪になると指摘した。ニューヨーク・タイムズ紙は結局、この映像が本物であることを認めた。
ソーシャル・メディア上でよく見かけるのは、戦争の残虐性を喜ぶ親ウクライナ支持者の姿だ。20万人以上のフォロワーを持つ認証済みのTwitterユーザーが、悪い「普通のロシア人」を良いロシア人(死んだロシア人)に変えることを嬉々として自慢しているのが、その蛮行を物語っている。
取り繕うのは止めよ
ウクライナのナチズムを軽視しようとする試みは無責任であり、国粋主義者たちが野放しにされることで、不必要な死と破壊を引き起こす。
私たちの報道機関であるレッド・ストリートが欧米の情報源を使う理由のひとつは、私たちの仕事をロシアのプロパガンダと決めつけようとする動きに反論するためだ。この戦略的な報道方法は、地政学的な利害関係によって話がどのように変化するのか、読者に考えてもらうためだ。
Ukraine: Constructing the Fourth Reich “White Europe is Our Goal”
出典:INTERNATIONALIST 360° 2023年1月21日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年5月16日
原典:レッド・ストリート・メディア

アゾフ大隊
西側マスコミが紹介するウクライナで展示されているナチズムの概要
2022年2月にロシア連邦が特殊軍事作戦を開始した後の西側マスコミの最大の虚構の一つは、ウクライナにはナチスが存在するという主張はロシア連邦によって誇張されたものだ、というものである。

ワシントンポスト、ポリティコ、NPR、MSNBCのヘッドラインの画面写真
以下は、2022年2月以前の西側報道機関による報道

西側報道機関の偽善については、別の記事で以前にも触れており、その詳細は以下の記事で読める。この記事では、ウクライナの国粋主義の台頭と、その台頭が旧ソ連内の不満を煽るために中央情報局(CIA)の影響を受けていたことを深く掘り下げている。
マリウポリでのアゾフ連隊の軍事パレード 2016.06.12

現代のヒトラー・ユーゲントキャンプ
数年前から、ウクライナは現代のヒトラー・ユーゲント・キャンプの本拠地となり、子供たちにウクライナ民族主義のバンデラ的思想を教え込み、次世代のウクライナ・ナチスを育てる繋ぎ役として機能している。
典型的な西側のやり方で、主要報道機関はこの問題を認識しており、特別軍事作戦の何年も前にこのキャンプを取材している。
上の2つの動画では、子供たちがライフルの使い方を教わったり、ステファン・バンデラ支持者の視点からウクライナの歴史について講義を受けたりしているのがわかる。反LGBTQの表現も目立ち、ロシア文明を破壊するような呼びかけもある。
AP通信は、2018年にこれらのキャンプについて行った取材で、この国粋主義の表現を観察している。施設の講師の中には、これらの子どもたちがどのような主題を教えられているのかを垣間見せてくれる人もいた。
チェルカシンは、ウクライナ東部の親ロシア派分離主義者との戦いで負傷し、その後、スヴォボダ党の青年団であるソキル(ファルコン)を率いるようになった退役軍人である。プーチン率いるロシアや、ヨーロッパ文明を「完全に破壊しかねない課題」と戦うために、若者たちに国粋主義の思想を植え付けることが重要だと彼は言う。
その課題のひとつ: 講師たちが西側の退廃の象徴として非難するLGBTの諸権利。

「そのすべてを意識する必要がある」と講師のルスラン・アンドレイコは言った。「性のことは、現代のボルシェビキの倒錯した人間すべてだ。それはヨーロッパで権力を持ち、今ではゲイたちによるプライド・パレード*など、LGBTのことをすべての教育課程に組み込もうとしている」。
* 元々、差別、偏見、嫌がらせに暴力に曝され日陰者意識の強かった同性愛者の人々が、”恥ずかしがることじゃない、胸を張れ、誇りを持て”と集まって始めたデモンストレーション。それが同性愛者から幅が広がってLGBTQが参加するレインボー・パレードというお祭り的なものに発展した。
講義中、居眠りをしている若者もいれば、真剣に聞いている若者もいる。明らかに、受容的な人もいた。
訓練の合間に、10代の若者がギターで民族主義的な行進曲を演奏した。そのギターには、モスクを襲う白い爆弾のステッカーが貼られ、標語が書かれていた、
「白人のヨーロッパが我々の目標だ。」




特別軍事作戦が開始された後も、欧米のマスコミはナチス問題を時折、それとなく報道している。
Twelve-year-old Andrii and six-year-old Valentyn build checkpoints and dug trenches in the village of Stoianka, near Kyiv. The two boys want to be soldiers when they grow up and hope to defend their country one day pic.twitter.com/rggI6RnfQC
— Reuters (@Reuters) May 24, 2022
国粋主義者たちの紋章
東ウクライナで起きている紛争で、ナチスの紋章の影響を軽視するあり得ない試みが行われている。ソーシャル・メディア上では、ウクライナの支持者たちは、ナチス・ドイツで使われていたものとは違うという名目で、これらの紋章の使用を擁護している。もちろん、これは簡単に反証できる。


アゾフ大隊の紋章を取り上げれば、注意深く分析することができる。
ウクライナの戦争犯罪

欧米の報道では、ウクライナは邪悪なロシア人に対する西側民主主義の防衛という枠組みで報道されている。しかし現実には、ウクライナ軍は少なくとも2014年から残虐行為を行っている。
国連は、ウクライナのドンバス地方の人々に対する残虐行為の規模を示すいくつかの研究をすでに発表している。
現在進行中の紛争において、ウクライナは捕虜に対する残虐行為を行っていることが何度も確認されている。以下の映像は非常に生々しいものであることを、読者に警告しておく必要がある。
この動画が投稿された直後、ウクライナ支持者はインターネット上でこの動画もロシアのプロパガンダの一例であると主張した。
また、ヒューマン・ライツ・ウォッチという団体も、この動画が本物だとわかったら戦争犯罪になると指摘した。ニューヨーク・タイムズ紙は結局、この映像が本物であることを認めた。
ソーシャル・メディア上でよく見かけるのは、戦争の残虐性を喜ぶ親ウクライナ支持者の姿だ。20万人以上のフォロワーを持つ認証済みのTwitterユーザーが、悪い「普通のロシア人」を良いロシア人(死んだロシア人)に変えることを嬉々として自慢しているのが、その蛮行を物語っている。
取り繕うのは止めよ
ウクライナのナチズムを軽視しようとする試みは無責任であり、国粋主義者たちが野放しにされることで、不必要な死と破壊を引き起こす。
私たちの報道機関であるレッド・ストリートが欧米の情報源を使う理由のひとつは、私たちの仕事をロシアのプロパガンダと決めつけようとする動きに反論するためだ。この戦略的な報道方法は、地政学的な利害関係によって話がどのように変化するのか、読者に考えてもらうためだ。
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