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「狂気の沙汰」― ルーラ・ブラジル大統領がアサンジの投獄を批判

<記事原文 寺島先生推薦>
‘Crazy thing’ – Lula criticizes imprisonment of Assange
The Brazilian president described the prolonged detention of the WikiLeaks founder as an affront to freedom of expression
ブラジル大統領は、ウィキリークス創設者の長期勾留を表現の自由への冒涜と評した。
出典:RT 2023年5月8日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年5月15日



ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領。© Mauro Pimentel / AFP


 ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領は、ジュリアン・アサンジに対する英国の扱いを批判した。ウィキリークス創設者がジャーナリストとしての職業的な活動のために投獄されたとし、政府に釈放を求めた。

 「ある国家による別の国家に対する策略を告発したジャーナリストが逮捕され、刑務所で死を宣告され、彼を解放するために何もしないのは恥ずべきことである。狂気の沙汰だ」とルーラは、土曜日(5月6日)にロンドンで行われた国王チャールズ3世の戴冠式に出席した後、記者団に述べた。

 また、記者団に対し、アサンジの事例は表現の自由の事例であり、オーストラリア人である彼が獄中にあるのは、単に「不正行為を糾弾したから」であると付け加えた。ルーラはまた、同僚を支持しない報道機関を非難した。

 一方、同国のアンソニー・アルバネーゼ首相は4日、ロンドンからオーストラリアのABC放送の取材に応じ、アサンジを獄中に置いて「服役させる理由が何もない」と主張した。



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 「これは結論を出す必要がある」と彼は述べ、オーストラリア政府は「外交ルートを通じて動いており、我々はアサンジ氏の件に関して我々の立場を一点の曇りもない状態にしている 」と付言した。

 以前から何度かアサンジの投獄を非難していたアルバネーゼは、この手続きが「苛立たしい」ものであることを認めている。

 金曜日(5月5日)、2019年からロンドンのベルマーシュ最高警備刑務所に収容されているウィキリークス創設者アサンジは、国王チャールズ3世に手紙を書いた。特に、国王に同施設を訪問するよう呼びかけた。

 「困惑している外国の主権者に代わって、陛下のご意向で拘束されている政治犯である私は、この世界的な施設の壁の中に住めることを光栄に思います」と、このジャーナリストは書いている。

 アサンジは、エクアドルが亡命資格を取り消し、英国警察がロンドンにある同国大使館から彼を連れ出すことを許可したため、英国当局に逮捕された。ウィキリークス創設者は2012年以来、大使館の敷地内に身を寄せていた。

 逮捕当日、米国司法省はアサンジにスパイ活動法に基づく17件の告発を行い、175年の獄中生活を強いられる可能性がある。彼の弁護団は現在、米国の身柄引き渡し要求と戦っている。

 この告発は、イラクとアフガニスタンにおける米国の戦争犯罪を主張する機密文書を含む、内部告発者によって入手された機密資料を彼が公表したことに起因している。アサンジはこれらの資料を個人的にハッキングしたわけではなくても、それを公表した役割で起訴されたのだ。
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