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ロシアの作家プリレーピン氏が自動車爆発事故で大怪我を負う

<記事原文 寺島先生推薦>
Russian writer Prilepin injured in car bombing
The author and activist, who has volunteered for military service, survived but is gravely wounded, officials tell the media
自発的に従軍していた作家でもあり活動家でもある同氏は、一命を取り留めたが大怪我を負った、と当局は報道機関に発表
出典:RT 2023年5月6日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年5月10日


ザハール・プリレーピン氏© Sputnik/Ekaterina Chesnokova


 ロシアの作家で政治活動家でもあるザハール・プリレーピン氏が、土曜日(5月6日)、ニジニ・ノヴゴロド近郊で起こった自動車爆発事故により重傷を負った。運転手は亡くなった。

 この爆破事故が起こったのは、プリレーピン氏を乗せた車が高速道路を走行中のことだった。初動捜査からは、この爆発物はこの自動車の下部に仕掛けられていたのではないか、と考えられている。

 テレグラム上の番組であるマーシュの報道によると、ニジニ・ノヴゴロド市からボルガ川を挟んだ向かい側にあるボル町の近くで発生したこの爆発により、この自動車は転覆したという。ロシア紙RBKは情報源からの情報として、この爆発が起こったのは、プリレーピン氏がドンバス地域の両共和国からの帰還中だったと報じた。

 医師団が同紙に語ったところによると、プリレーピン氏の両脚は折れており、脳震盪も発症したという。



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 テレグラム上の番組であるバーザによると、プリレーピン氏には娘が同伴していたが、幸運にも娘は爆発の数分前に車から降りていたという。

 ニジニ・ノヴゴロド州のグレブ・ニキーチン知事は、プリレーピン氏は「命に別状はない」と明言し、さらにロシア警察が「この事故の状況と原因について捜査中である」とも付け加えた。

 ウクライナのアテシュという過激派勢力がこの攻撃を起こしたと主張しており、この組織は「今年初めからプリレーピンを狙っていた」と表明している。

 2014年の西側が後援したクーデター後、プリレーピン氏はドネツク・ルガンスク両共和国の熱烈な支持者となった。この両共和国はウクライナの支配から脱し、後にロシア領となった。

 2017年、同氏は自身の志願戦隊を立ち上げ、その政治担当官に就任した。今年の1月下旬、同作家の報道担当によると、プリレーピン氏は、ロシア国家警備隊と契約を結び、戦闘地域に出発したとのことだ。

 プリレーピン氏はいくつかの著書も著しているが、最も有名な作品は、『病人たち』というチェチェン戦争に関する小説と、『地獄に行かずにすむものもいる』というドンバスでの戦争を描いた小説だ。

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 この爆発は、これまでに起こった一連の同様の事件のひとつであり、これらの爆破事件により2名のロシア人が殺害されたとされている。4月上旬には、ペテルスブルク市内の喫茶店で爆弾が爆発し、軍事ブログの執筆者であるヴラドレン・タタルスキー氏の命が奪われた。 ロシア当局によると、この殺害を組織したのはウクライナの特殊部隊だという。

 昨年8月、ロシアの哲学者のアレクサンドル・ドゥーギン氏の娘であるダリア・ドゥギナ氏がモスクワ州の自動車爆破事故で亡くなったが、この件についてもロシア当局は、ウクライナの特殊部隊によるものであるとしている。


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