ロシアは西側の押し付ける「ルール」では動かない―プーチン
<記事原文 寺島先生推薦>
Russia won’t play by ‘rules’ imposed by West – Putin
The country’s “former partners” have been “manically” destroying international law and communication channels, the Russian president has said
ロシアの「かつての友好的だった国々」は、国際法や通信手段を「無茶苦茶に」破壊してきたと、ロシア大統領が述べた。
出典:RT 2023年4月28日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年5月8日

2023年4月28日、サンクトペテルブルクで開催されたロシア立法評議会の会合で演説するロシアのプーチン大統領。© Sputnik / Alexey Danichev
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は金曜日(4月28日)、サンクトペテルブルクで開催されたロシア立法評議会の会合で演説を行い、「ある国々」が考案し、押し付けた「いわゆるルール」にモスクワは従わない、と述べた。
プーチンは、ロシアは現在、西側諸国からの「経済的侵略」に耐えていると述べ、議員やその他の権力部門に対して、この時期を「待つ」のではなく、積極的に取り組むよう促した。最終的な目標は、「わが国が長期的かつ自立的に成功裏に発展するための基盤」を作ることだと強調した。
プーチンは、国際外交の進め方が最近大きく損なわれ、代わりに「ある国々」が自分たちの「ルール」を押し付けていると指摘した。「私たちの友好国、いや、かつて友好国だった国々が、法的枠組みやお互いの意思疎通の手段を無茶苦茶に破壊し、自分たちの見解やいわゆるルールをみんなに押し付けようとしています。そのルールとは何でしょうか?・・・誰もそれを見ていません」と述べた。
彼らは隠れて何かを書いていて、彼ら自身もそれを使って隠れて何かをやっている。私たちは彼らと一緒に隠れて何かをするつもりはありません。かといって、彼らのルールに従うつもりもありません。

関連記事:米国は各国を脅迫してモスクワと北京に対峙させている(ロシア国防大臣ショイグ)
同時に、ロシアは「孤立」を望んでおらず、「友好国」と公平に協力する用意があるとプーチンは説明する。「ユーラシア、アフリカ、ラテンアメリカの友好国とは、現実的で平等、互恵的、独占的な友好関係を拡大していきます」。
ロシアには、米国を含む西側諸国の国々に「志を同じくする多くの人々」がいることを彼は指摘した。「それでも、エリートたちの振る舞いは違います。だが、これらの国のエリートたちが、常に自国民の最善の利益を目指した政策をとっているわけではないことは、あなたがたも私も知っています。このことは、彼らの身に降りかかってくるでしょう」と彼は警告した。
Russia won’t play by ‘rules’ imposed by West – Putin
The country’s “former partners” have been “manically” destroying international law and communication channels, the Russian president has said
ロシアの「かつての友好的だった国々」は、国際法や通信手段を「無茶苦茶に」破壊してきたと、ロシア大統領が述べた。
出典:RT 2023年4月28日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年5月8日

2023年4月28日、サンクトペテルブルクで開催されたロシア立法評議会の会合で演説するロシアのプーチン大統領。© Sputnik / Alexey Danichev
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は金曜日(4月28日)、サンクトペテルブルクで開催されたロシア立法評議会の会合で演説を行い、「ある国々」が考案し、押し付けた「いわゆるルール」にモスクワは従わない、と述べた。
プーチンは、ロシアは現在、西側諸国からの「経済的侵略」に耐えていると述べ、議員やその他の権力部門に対して、この時期を「待つ」のではなく、積極的に取り組むよう促した。最終的な目標は、「わが国が長期的かつ自立的に成功裏に発展するための基盤」を作ることだと強調した。
プーチンは、国際外交の進め方が最近大きく損なわれ、代わりに「ある国々」が自分たちの「ルール」を押し付けていると指摘した。「私たちの友好国、いや、かつて友好国だった国々が、法的枠組みやお互いの意思疎通の手段を無茶苦茶に破壊し、自分たちの見解やいわゆるルールをみんなに押し付けようとしています。そのルールとは何でしょうか?・・・誰もそれを見ていません」と述べた。
彼らは隠れて何かを書いていて、彼ら自身もそれを使って隠れて何かをやっている。私たちは彼らと一緒に隠れて何かをするつもりはありません。かといって、彼らのルールに従うつもりもありません。

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同時に、ロシアは「孤立」を望んでおらず、「友好国」と公平に協力する用意があるとプーチンは説明する。「ユーラシア、アフリカ、ラテンアメリカの友好国とは、現実的で平等、互恵的、独占的な友好関係を拡大していきます」。
ロシアには、米国を含む西側諸国の国々に「志を同じくする多くの人々」がいることを彼は指摘した。「それでも、エリートたちの振る舞いは違います。だが、これらの国のエリートたちが、常に自国民の最善の利益を目指した政策をとっているわけではないことは、あなたがたも私も知っています。このことは、彼らの身に降りかかってくるでしょう」と彼は警告した。
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