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ロシアの国会議員は、教育における英語教育の地位を低下させると提案

<記事原文 寺島先生推薦>

Russian MP proposes downgrading educational status of English

英語教育はもはや必修科目にすべきではないと、与党副党首が提案

出典:RT

2023年4月25日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2023年5月4日


FILE PHOTO © Sputnik / Dmitry Korobeinikov


 英語教育は、ロシアの学校教育においてもはや必修科目とすべきではない、と与党統一ロシア党の一人の国会議員が、月曜日(4月24日)に語った。スルタン・カムズエフ議員によるこの主張のもとには、ロシアが西側から距離を置くべきであるという考え方がある。

 同議員によると、英語が国際社会において第二言語となっている理由は、多くの国の教育課程で英語を教えることが義務化されているからだ、という。昨年、ロシア教育委員会は、学校で第二言語の学習を必須とすることを取り下げたが、 少なくとも一言語(通常英語)は、基礎学校や高等学校の教育課程では、必修科目として残っている。

 「我が国は、ロシアの教育制度において、親西側の方向性から距離を取る必要があります。このことを実現するために大事なことは、中等教育において英語を必修科目から除くことです」とカムズエフ議員はリアノーボスチ社の取材に答えた。

 「我が国はずっと子どもたちの目線を西側に向けさせてきました。しかし、米国や英国の学校の教育課程にロシア語がどこにあるというのでしょうか?」と同議員は付け加えた。生徒たちに英国学習を強制させる意味はありません。「世界には、中国やインドやアフリカ諸国やアラブ諸国やラテン・アメリカ諸国があるのですから」とは同議員の主張だ。



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 カムズエフ議員の記載によれば、ロシアの教育課程に基礎的な軍事訓練を入れることが、「困難である」のは、天文学や描画などの古典的な科目を無視できないからだ、という。学校が集中して教えないといけない科目は、生徒が肉体的や精神的に健全に成長できる科目だ。具体的には、スポーツや心理学や社会性を養うのに適した活動などだ。

 ロシアに必要なのは、「様々な分野での力強い専門家たち、特に技術面の専門家であって、英語しか解さない“他言語話者”ではありません」と同議員は最後に述べた。

 カムズエフ議員は、コーカサスのダゲスタン共和国出身で、与党統一ロシア党の国会議員だ。同議員は、安全保障と汚職問題対策委員会に所属している。同議員は、「酒呑みではないロシア」運動の代表者であるが、この運動はアルコールの消費を禁止する運動として最もよく知られているものだ。今月(4月)初旬、カムズエフ議員は、電子タバコなどの加熱式タバコの禁止を提案した。 また同議員は2021年に、国の代表チームに選ばれたが活躍できなかったサッカー選手を罰する法案を提案している。
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