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米国はノルド・ストリーム破壊工作の役割を「隠蔽」しようとしている(シーモア・ハーシュ)

<記事原文 寺島先生推薦>

US trying to ‘cover up’ Nord Stream sabotage role – Seymour Hersh

出典:RT 

2023年3月22日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2023年4月7日


CIAはパイプライン破壊の代替ストーリーをメディアに提供するよう指示されている、とベテランジャーナリストのシーモア・ハーシュは述べている。



資料写真.ノルド・ストリーム2から流出するガス© Getty Images / Swedish Coast Guard


 ピューリッツァー賞受賞のジャーナリスト、シーモア・ハーシュは、ロシアの海底パイプライン「ノルド・ストリーム2」の破壊にワシントンが関与したことを隠蔽するために、米国が意図的にメディアに偽の記事を提供したと主張した。

 ベテラン記者シーモア・ハーシュは、水曜日(3月22日)に自身の「Substack」上に投稿した記事で、CIAはベルリンの情報機関BNDと共同で、ノルド・ストリーム2の爆破に関する「代替案」をアメリカやドイツのマスコミに提供する偽装記事の作成を任されていた、と主張している。

 「情報機関の言葉を借りれば、バイデンがパイプラインの破壊を命じたという主張を否定するために、CIAは『報道機関を動かす』ことになった」と、ハーシュは外交情報に通じた匿名の関係者を引用して書いている。

 そして、CIAが任務を完了し、ドイツの協力を得て、ニューヨーク・タイムズ紙とドイツの週刊誌『Die Zeit』に記事を掲載したことを指摘した。この記事は、「親ウクライナ派」のグループが行ったとされる「その場限りの『オフレコ』作戦」に言及しており、豪華なヨットを使ってノルド・ストリームに爆発物を仕掛けた、とされている。


関連記事:「明らかに」米国がノルド・ストリームを爆破した(フランスの政治家の発言)


 「それは、アメリカの情報機関がドイツに伝え、あなたの話の信用を失墜させることを目的とした完全なでっち上げだった」と、アメリカの情報機関の関係者がハーシュに語ったと言われている。

 「CIA内部の偽情報専門家は、プロパガンダの作戦は、受け取る側の人間が、望まない真実を矮小化したり置き換えたりできるような話を必死に求めている場合にのみ機能することをよく理解しています。そして、問題となっている真実は、ジョー・バイデン大統領がパイプラインの破壊を許可したということです」と付け加えた。

 ハーシュは2月、昨年9月に起きたガスパイプライン「ノルド・ストリーム1」と「2」の爆発事故に関する爆弾レポートを発表し、ワシントンがこの攻撃を画策したと非難した。ホワイトハウスは責任を否定した。先週(3月第3週))、欧米の複数のメディアが、犯人はウクライナに関係している可能性があると主張した。モスクワは、この報道を 「メディアによる協調的なデマキャンペーン」と断じた。
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