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セイモア・ハーシュがノルド・ストリーム破壊工作について新たな発言

<記事原文 寺島先生推薦>

Seymour Hersh makes new Nord Stream sabotage claim

出典:RT

2023年3月24日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2023年4月7日

ピューリッツァー賞受賞者のシーモア・ハーシュは、米国がパイプラインを爆破したのは、ウクライナに対するドイツの支援不足に不満があったからだと主張した。



エルマウ城(南ドイツ)で行われたG7首脳サミットで、ドイツ首相のオラフ・ショルツ(左)が隣の米大統領ジョー・バイデンに話しかけている© AFP / Lukas Barth


 ジョー・バイデン米大統領がノルド・ストリーム・パイプラインの破壊を命じたのは、ロシアと対立するウクライナに対してオラフ・ショルツ独首相が提供した支援が気に入らなかったらだと、ベテラン調査ジャーナリスト、シーモア・ハーシュが主張している。

 ハーシュは、最初、2月に発表した記事で、ワシントンがヨーロッパの重要なガス供給ルート(ノルド・ストリーム)を破壊したと非難し、金曜日(3月24日)に発表した中国新聞とのインタビューで、さらなる主張を展開した。

 「(米国)大統領は、ショルツ首相が、(キエフに)もっと銃や兵器を投入することに前向きでないことを恐れていた。それだけです。それが怒りなのか、罰なのかはわからないが、結果として西ヨーロッパを通る主要な動力源を断ち切ってしまうことになってしまいました」とハーシュは主張している。

 米国はノルド・ストリーム攻撃への関与を否定しようとしているが、「欧州は、今、危機的状況にある」ので、バイデンは今後数ヶ月で「自分のしたことに対して多くの批判」を受けるだろう、とハーシュは主張した。

 ハーシュは、パイプラインを破壊する「仕事を最初に依頼された人々」は、2021年末ころ、ジェイク・サリバン米国国家安全保障顧問から連絡を受けたと主張した。


関連記事:ノルド・ストリーム2の近くにデンマーク海軍の存在(メディア報道より)


 ロシアのガスをドイツ経由でヨーロッパに届けるために建設されたノルド・ストリーム1と2に爆薬を仕掛ける当初の目的は、「(米国)大統領が(ロシアの)プーチン大統領に『(ウクライナで)戦争をするならパイプラインを破壊する』と言える選択肢を与えるためだった」とハーシュは主張した。




関連記事:米国はノルド・ストリーム爆破への関与を隠蔽しようとしている(シーモア・ハーシュの主張)


 バイデン自身はその姿勢を公然と認めていたが、「残念ながら、欧米のマスコミの人たちは忘れてしまったようだ」とハーシュは述べている。

 モスクワのウクライナでの軍事作戦開始のわずか3週間前、バイデンは2月7日の記者会見で「もしロシアが侵攻したら...ノルド・ストリーム2はもう存在しないだろう。我々はそれに終止符を打つだろう」と警告している。

 ハーシュによれば、バイデンが昨年9月にバルト海底で機雷の爆破を命じることを決めたのは、アメリカの視点から見て紛争が「ウクライナでうまくゆきそうもない」と考えたからだ、という。ハーシュが 「バイデン大統領が熱心に支援したアメリカの戦争」と表現したものは、その時期、「せいぜい膠着状態」だったのだ。
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