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ウクライナ軍は「ほぼ壊滅状態」―ワグネル社代表の声明

<記事原文 寺島先生推薦>

Ukrainian army ‘almost destroyed’ – Wagner chief

ドンバスのアルチョモフスク市の防衛に固執すれば、ウクライナは大きな被害を受け、この戦争の運命を決することになる可能性があると、エフゲニー・プリゴジン代表は主張

出典:RT

2023年3月29日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2023年4月4日


 
ロシアによるウクライナでの軍事作戦が継続されるなか、道路を歩行中のロシアの民間軍事会社ワグネル・グループ所属の一兵。ドネツク人民共和国バフムト市近郊にて© Sputnik/Viktor Antonyuk


 ワグネル・グループ民間軍事会社(PMC)のエフゲニー・プリゴジン代表によると、アルチョモフスクでの戦いにおけるウクライナ側の損失はウクライナ全軍にとって致命的な規模であるという。さらに同氏は、ロシアのためにこの戦団が払った犠牲が報われた、とも付け加えた。

 「今日の時点で、バフムトの戦いによりウクライナ軍はほぼ壊滅しました」とプリゴジン代表は水曜日(3月29日)、ウクライナ側のその都市の呼称を使った声明を出した。さらに自身の戦団も「深刻な打撃」を受けたことを明言した。

 同代表はこの戦いを、ワグネル社の戦団がウクライナ軍および「ウクライナ軍に編入された外国人部隊」と相対する全ての紛争の「総まとめ」であるとした。そして、ワグネル社による勝利は、「転機」になり、歴史的な出来事になるだろうとプリゴジン代表は予見した。

 さらに同代表は、「チェス盤に残されるのはロシア軍だけになり、それ以外の要素はすべて取り除かれるでしょう。ワグネル民間軍事会社がバフムト(ママ)で挽肉のように潰されたとしても、その時はウクライナ軍ももろともに潰します…つまり、われわれが歴史的使命を達成することになるということです。」




関連記事:ゼレンスキーが、ドンバスの主要都市から撤退しない理由を説明


 アルチョモフスクの戦いは、ウクライナでの軍事衝突においてもっとも激しく、もっとも血なまぐさい戦いが行なわれた地域のひとつであり、両軍とも多くの戦死者を出していると報じられている。西側諸国政府の主張では、この都市には軍事戦略面での価値はないとのことだが、ウクライナのヴォロデーミル・ゼレンスキー大統領は、この都市を可能な限り守り抜くと宣告しており、この都市は要塞であるとしている。

 同大統領が今週初めにAP通信に対して行った説明によると、ロシアがアルチョモフスクの占領に成功することになれば、ウクライナ政権は、世界各国や国内からの圧力を受け、ロシアとの和平交渉を模索せざるを得なくなるとのことだった。「我が国の社会は疲弊感に苛まれ、ロシア側に妥協するよう社会から圧力がかかることになるでしょう」と同大統領はAP通信に語っている。
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